一番最初に再稼働されるのではないかと心配されている伊方原発ですが、その反対集会に、なんと8千人もの人が集まったということです。12月1日(日)、松山市でで行われた集会です。8000人はすごい数ですね。圧巻だったと思います。こういうパワーには勇気をもらいますね。
毎日新聞が伝えています。
http://mainichi.jp/select/news/20131202k0000m040048000c.html
地元だけでなく、全国から集まったそうです。石破さんはこれもテロというのでしょうか。
ハカルワカル広場
一番最初に再稼働されるのではないかと心配されている伊方原発ですが、その反対集会に、なんと8千人もの人が集まったということです。12月1日(日)、松山市でで行われた集会です。8000人はすごい数ですね。圧巻だったと思います。こういうパワーには勇気をもらいますね。
毎日新聞が伝えています。
http://mainichi.jp/select/news/20131202k0000m040048000c.html
地元だけでなく、全国から集まったそうです。石破さんはこれもテロというのでしょうか。
ハカルワカル広場で測定活動をする中で出てきた話題についていろいろ書きます。
意見・質問もご自由にコメントしてください。
二宮 志郎
測定データの集計表は7月~10月分になります。
検体種類 | 検体数 | Cs137 | Cs134 |
土・砂 | 38 | 36 | 36 |
土混じり植物 | 2 | 1 | 1 |
土・その他 | 1 | 1 | 1 |
泥、泥水 | 0 | 0 | 0 |
池水、川水 | 0 | 0 | 0 |
雨水・雪 | 0 | 0 | 0 |
水・その他 | 0 | 0 | 0 |
葉菜 | 4 | 0 | 0 |
根菜 | 10 | 2 | 0 |
果実・果菜 | 28 | 1 | 0 |
穀類 | 23 | 2 | 1 |
きのこ類 | 38 | 31 | 27 |
魚介類 | 6 | 0 | 0 |
肉類 | 0 | 0 | 0 |
卵類 | 0 | 0 | 0 |
水産加工品 | 2 | 0 | 0 |
肉類加工品 | 0 | 0 | 0 |
野菜・果実類加工品 | 3 | 0 | 0 |
穀類加工品 | 10 | 0 | 0 |
飲料 | 2 | 0 | 0 |
食品混合 | 0 | 0 | 0 |
茶葉 | 8 | 2 | 2 |
ペットフード | 0 | 0 | 0 |
芽・茎野菜 | 0 | 0 | 0 |
海草類 | 1 | 0 | 0 |
食品・その他 | 3 | 0 | 0 |
植物葉 | 4 | 2 | 1 |
植物茎・枝 | 0 | 0 | 0 |
植物根 | 0 | 0 | 0 |
木質ペレット | 0 | 0 | 0 |
植物・その他 | 3 | 0 | 0 |
灰 | 0 | 0 | 0 |
炭 | 0 | 0 | 0 |
その他 | 3 | 1 | 2 |
総計 | 190 | 80 | 71 |
AT1320Aの鉛遮蔽は5センチと十分な厚みがあるのですが、センサーの下部だけは遮蔽が少し不十分でした。この部分を手作りの鉛遮蔽強化を施すことで効果を上げている、という話があちこちから聞こえてきましたので、ハカルワカルでもそれをやってみました。
9月11日から鉛遮蔽強化後の測定が始まっています。以前は1000g30分測定のCs137の測定下限値は4.6Bq/kg程度でしたが、遮蔽強化後は3.8Bq/kg程度に下がっていますから、2割程度の改善になっています。1時間測定を行えば、この値を2.9Bq/kgと3を切るところまでもっていけるようになりました。
鉛遮蔽強化のおかげでCs137の測定下限値が3Bq/kg程度の測定が可能になってきましたが、この下限値すれすれあたりの数値が出る測定になってくると、それが本当にCs137による数値なのかどうかを判定するのが非常に難しくなってきます。シンチレーション式測定機である以上どうにもならない分解能の限界があって、セシウムのスペクトルの近傍に紛らわしい放射性物質があるとその影響で誤検出が出るのは避けられません。特に問題になるのがビスマス214というウラン系列の自然放射能とタリウム208というトリウム系列の自然放射能です。こういう自然放射能は土に入っていたり、雨水に混じって降ってきたりしています。
最近、ハカルワカルで測定した後、新宿代々木市民測定所のゲルマニウム測定機で測定してもらった検体が何検体かあります。その一つが測定番号13082003のある場所の土です。ハカルワカルの測定結果はCs137:13Bq/kg,Cs134:39Bq/kgでしたが、下のスペクトルを見て私はこれを両方ともに誤検出だと判定しました。
600keV付近にかなりのピークがありますが、それはCs137を示す662のところまで伸びていません、さらにCs134が見えるはずの700付近のピークがありません。そうなると、この600付近のピークはBi214 とTl208が出ているだけセシウムの存在は示さないと判断できます。
新宿代々木市民測定所の測定結果ではCs137:6.2Bq/kg, Cs134:不検出(限界値1.6Bq/kg)でした。そこでもらったスペクトルが左下のものです。少し見にくいですが、中央左側の600keVの前後に2本の一番高いピークがあります。これがTl208 とBi214の存在を示すピークです。その2本に比べるとかなり低いピークがより中央付近にあります。それがCs137を示すピークです。Cs134を示すピークは見当たりません。上のハカルワカルの測定結果のスペクトルとよく見比べてみてください。
このようにTl208, Bi214のスペクトルが強く出ていて、Cs137が比較的弱くしか出ていない場合は、その存在を見極めるのは非常に難しくなります。こういう場合に、ハカルワカルの測定結果の数値がいかに当てにならないかがわかると思います。
鉛遮蔽強化で5Bq/kg以下の数値も結果としては出せるようになりましたが、そのような数値はあまり信頼できるものではありません。「そこに示されている数値程度の微量な放射性セシウムが存在しているようだ」というくらいに考えて下さい。
食品の場合、微量の検出値が必ずしも「食べないほうがいい」ということを示すわけではありません。その食品を食べる量をよく考えて、他の健康を脅かすリスクなどとのバランスの上で総合判断をする必要があります。そのあたりは、ハカルワカルの勉強会なども参考にしながらいろいろ考えてみてください。
測定ボランティア ・事務局メンバー 鵜飼 暁
開室当初は予約で埋まっていた測定依頼が、今年に入って少しずつ空きが目立つようになりました。原発事故がまるで収束してしまったかのような世間の風潮の中、ハカってワカることで本当の安心を得る事が出来る測定室を維持していくためにも、どうすればもっと多くの人にハカルワカル広場の存在を知ってもらい、測定に来てもらえるかを測定室の人達と話し合う中で、原発やエネルギーに関する映画会を実施したらどうかというアイデアが浮かびました。映画会なら、たとえ放射能測定には興味がなくても、原発や自然エネルギー等、関心のあるテーマであれば多くの人に参加してもらえます。そして、映画会の後に放射能に関する学習会を行うことで、新聞やテレビでは得られない正しい情報を、参加してくれた人達に伝えることができる。それが、ハカルワカル広場の存在の大切さを広めていくことにつながると考えたのです。
私自身、昨年の夏に被災地ボランティアに参加した際、現地の人に「日本の社会でこの災害の事が風化していくことが一番怖い。どうか他の人にも被災地の現実を伝えてほしい」と言われた言葉が強く心に残り、八王子に戻ってから、何か地元で自分に出来ることはないだろうか、と思っていた時に出会ったのがハカルワカル広場でした。福島の原発事故以来、意識的に放射能の事を勉強してきたつもりでしたが、本当の意味で放射能の事を知り、放射能の脅威から自分の身を守るすべを持つことができたのは、ハカルワカル広場で測定ボランティアとして、自分でハカってワカる経験をしてからだと思います。これまでハカルワカル映画会では、「内部被ばくを生き抜く」「福島 六ヶ所 未来への伝言」「ミツバチの羽音と地球の回転」「シェーナウの想い」を自主上映してきました。これらの映画を通して今まで知らなかった福島の事やチェルノブイリの事、祝島の人達の事や、ドイツの村シェーナウの事など、今の私たちの生活から切っても切れないエネルギー問題について、深く考えるきっかけを与えてもらいました。
私が尊敬する先人の言葉に、「悪い事をしている人を見て、知っているのに、放っておくのは、悪い事をしている人と同じだけ罪が重い」という言葉があります。以前は福島に原発があることすら知らなかった無知な私ですが、仮に福島原発事故前であれば知らないで済まされた事も、今や知らないでは済まされないのだと自覚しています。そして、一人一人の市民が、放射能の事を正しく学び、賢くなって、声を上げていくことでしか、未来の世代に責任ある社会を築いていくことは出来ないのではないかと思っています。その一助として、ハカルワカル映画会が貢献できれば幸いです。来年三月には、「~放射線を浴びた~X年後」の自主上映会を北野市民センターホールで開催する予定です。是非、友人・知人をお誘いの上、御参加ください。
「目に障害がある方がパソコンの音声読み上げソフト(エクセル対応)を利用して測定結果が分かるようにしてもらいたい」という要望がありましたので、2013年分の測定結果データをエクセル形式(.xls)に書き出して、以下からダウンロード出来るようにしておきました。
http://hachisoku.org/blog/wp-content/uploads/2013/11/0a17c43ea5725dba10840941479b9e9c.xls
以降は、一か月に一度くらいの頻度で、アップデートするようにします。
最新のデータを必要な方は、トップページから「測定結果を見る」で測定結果公開シートのページに行き、「ファイル」→「形式を指定してダウンロード」で、エクセル形式を含めた様々な形式でダウンロードすることが可能です。(注意:データが多いのでダウンロードに多少時間がかかります。)
「放射線被曝から子どもを守る会・多賀城」さんがまとめられた、放射能汚染されやすい食材と産地のリンクはこちらです。とても、見やすく分かりやすい形で表にまとめられています。
追加で、早川先生のブログ上にあった以下の情報も有益だと思いましたので、リンクを載せておきます。
9月21日(土)、夕方4時ごろから3時間程度、ホームページを置いているサーバーのメンテナンス作業を行う予定にしています。
その時間帯、一時的にホームページへのアクセスが不能になります。メンテナンス作業が終わり次第、アクセスは復旧しますので、よろしくご理解をお願いします。
最近、水産物の汚染についての質問を受けることが多く、ハカルワカル広場では水産物測定のデータが少ないため、誰にでも分かりやすくて見やすい有益なサイトをピックアップして随時ここにリンクを貼っていきたいと思います。
国際環境NGOグリーンピース放射能測定室シルベクのサイト:
http://www.greenpeace.org/japan/monitoring/
茨城県農林水産物モニタリング情報:(魚類をクリック)
http://www.ibaraki-rdtest.jp/Monitoring/categorysearch
福島県農林水産物モニタリング情報:(魚介類のタブをクリックし、検索したい魚を選択)
http://www.new-fukushima.jp/monitoring/
英語原文へのリンクはこちら
「Nuclear error」
http://www.nature.com/news/nuclear-error-1.13667
日本語抄訳を含めた内田樹さんのブログはこちら
「Natureから」
http://blog.tatsuru.com/2013/09/06_1112.php
ここに書かれた内容は、日本の一般のマスコミは報道しないようなのでアップしました。
今週土曜のお茶会で説明する予定ですが、以下のリンクにて公開しています。
きのこ類を除くと、お茶の一検体があっただけで、他に食品からの検出はありません。
食品に関してはかなり安心して大丈夫な状況にあるのは確かだろうと思います。