映画「サイレント・フォールアウト」上映会のご報告

皆様

 第28回ハカルワカル映画会「サイレントフォールアウト」の上映会は大盛況のうちに終了いたしました。ご参加いただきました皆様、また応援いただきました皆様、本当にありがとうございました!

 映画は、アメリカの核開発の過程で自国内でも核実験を101回も行い、多くのアメリカ国民を被ばくさせ、またアメリカ全土を核汚染させたことを伝えています。また、その事実をアメリカ国民がほとんど知らないということが問題と訴えています。一方では、子供を被ばくから守るために母親たちが乳歯を集める草の根の運動を起こし、ケネディ大統領をも動かし、大気圏内核実験を中止させたことも伝えています。

 そしてこれはアメリカだけでなく、日本も、太平洋諸島も、地球のすべての地域が核汚染されている事実も伝えています。

 この事実に、ご覧になった方から「アメリカ人も被ばくしているとは知らなかった」、「こんなに地球が汚染されているとは!驚愕した」という感想が寄せられています。

 この映画はアメリカ人に被曝の事実を知らせるために作られており、その映画会の開催のための寄付を集めたいとのことですので、ハカルワカルも映画会の収益をすべて寄付いたします。

 今後も核廃絶のため、また原発を全て廃炉にするため、ハカルワカル広場は活動を続けてまいります。今後ともよろしくご支援をお願いいたします。

「サイレント・フォールアウト」上映会
討論会

討論ポイント1
知る努力、知らせる努力
十分だろうか?、もっとできることがあるなら何?

討論ポイント2
なぜ核廃絶に進めないのか?
進めるには、どういう努力が必要か?

ハカルワカル広場 2024.3.6

3月3日(日)ハカルワカル映画会のご案内:「サイレント・フォールアウト」

皆様

ハカルワカル映画会のご案内です。今年は3月3日(日)午後1時より、北野市民センターホールにて、「サイレントフォールアウト」を上映いたします。映画はアメリカの核被ばくについての映画です。ぜひ、ご参加ください!

核大国アメリカは被ばく大国でもあった!

 この驚くべき事実を当のアメリカ人がほとんど知らないことに衝撃を受け、この映画を製作したと伊東英朗監督。

 この映画は、1950年代から1960年代にかけてネバダ州などで繰り返された核実験によるアメリカ大陸の放射能汚染を追ったドキュメンタリー映画です。子どもたちを被ばくから守るために女性たちが始めた「乳歯調査」の取材を中心この映画は制作されています。

 広島、長崎に原爆を投下され、放射能に被爆することの恐ろしさを知る日本人監督が、アメリカ人にも核の恐怖を知らせなければと制作したこの映画、ぜひ皆様にも見ていただき、「核兵器、原発のない社会の実現へ歩を進める」一助となりますように!
皆様のご参加を心よりお待ちしております!

【映画会開催要領】

日 時:3月3日(日)開場 12:30 開演 13:00
(上映後、映画についてのトークイベントがあります)
場 所:北野市民センター(京王線北野駅前徒歩1分)
参加費:1000円(前売り、当日とも)
   (障がいのある方、高校生以下は無料)

チケット購入方法
 前売り券については、ハカルワカル広場へ電話、メールでお申し込みください。
当日受付けにてお渡しいたします。
 ハカルワカル広場:電話:042-686-0820(火~金、10時~12時)
      メール:hachisoku@gmail.com


伊東英朗監督 プロフィール
ドキュメンタリー映画監督/テレビディレクター
1960年愛媛県生まれ。テレビ局ディレクターを経て、2021年に独立。2004年、太平洋核実験によって日本のマグロ漁師が被曝した事実に出会い、映像化。
映画「放射線を浴びたX年後」「放射線を浴びたX年後Ⅱ」を制作。芸術選奨
文部科学大臣賞、日本民間放送連盟賞、ギャラクシー賞、日本記者クラブ賞特別賞など受賞多数。



映画「サイレント フォールアウト」予告編 日本語版

“Silent Fallout” Trailer


被ばくから子ども守りたい 米国女性らの奮闘伝える 来月3日、八王子で映画上映 核実験の影響追跡

https://www.tokyo-np.co.jp/article/309589

2024年2月16日
東京新聞

「311を忘れない」デモにご参加ください!

本日(3月8日)の「311を忘忘れない」デモは予定通り実施いたします!ご参加ください!

毎週金曜日の午後6時より原発反対デモを行っている「金八デモ」です。今年もあの福島原発事故の311が巡ってきました。今年は元旦に能登半島に大地震がありそこに志賀原発がありました。改めて地震列島に原発がある危険性を浮き彫りにしました。

地震の国日本に原発は危険!すべての原発を廃炉に!と訴えて「311を忘れない」デモを行います。地震は止められないが原発は止めらる!ーー声をあげましょう! お知り合いをお誘いの上、ぜひご参加ください。

とき:3月8日午後6時 ところ:船森公園集合 集会とデモがあります。

詳細は次のチラシをご覧ください。

金八デモ実行委員会 2024.3.8

緊急署名「原発を動かさないでください」にご賛同、ありがとうございました!

皆様

以下の「緊急署名ーー原発を動かさないで!」にご賛同有難うございました。

FoE Japan および原子力規制を監視する市民の会から次のような報告とお礼が来ております。1月31日に内閣府と規制庁に要請文と署名を提出したとのことです。本当にありがとうございました!(ハカルワカル広場)

以下、FoE Japanより

昨日、要請書を原子力規制庁および内閣府原子力防災担当に提出いたしましたので、ご報告いたします。全国各地から163団体、1,373人に連名していただきました。

以下のページに報告を掲載しましたのでご覧ください。

能登半島地震を踏まえ要請書を提出ー「原発避難計画・対策指針は欠陥だらけ」「住民を危険にさらす」→規制庁の回答は? | 国際環境NGO FoE Japan

金沢から中垣たか子さん、島根から芦原康江さんがかけつけてくださいました。zoomでご参加の珠洲市在住の北野進さんは以下のように発言されました。

「今回の地震では市内は壊滅状況になった。奮闘する市長や職員も被災した。連日連夜の懸命の作業が続いている。それでもまったく人手が足りず、全国各地から応援に訪れている。もしここに原発事故が重なっていたらどうなるか。珠洲市にはかつて原発の計画があった。もし原発事故があったら、全国各地の応援のみなさんは誰もくることができなくなり、孤立状態の中、住民は放射能汚染にさらされる。政府はこうした状況に向き合ってほしい。地震災害と原子力災害の両立はありえない」

「今回の能登半島地震において、現行の原子力災害対策指針の規定と現実との乖離が明らかになった。原子力規制庁の受け止めや対応は?」という主催者側に質問に対して、原子力規制庁の担当者は、以下のように回答しました。

「1月17日に開催された原子力規制委員会で行われた議論では、家屋倒壊が多数発生するような地震等の自然災害と原子力災害との複合災害に際しては、人命最優先の観点から、まず自然災害に対する安全が確保されたあとに原子力災害に対応することが重要であるという考え方が示された。能登半島地震を踏まえ、原子力災害対策指針における防護措置の基本的な考え方を変更する必要はない、というのが委員の共通認識であった。原子力規制庁として能登半島地震を踏まえて原子力災害対策指針を見直すことは考えていない」。

参加者からは、「被ばくはやむを得ないから、放射能防護を放棄するということか」と怒りの声があがりました。

規制庁は「避難するときに被ばくする可能性はあるが、まずは自然災害優先ということ。原子力がある以上、放射線は出るリスクはある。被ばくをゼロにするという考え方は安全神話につながる」と説明しました。

珠洲市の北野さんは、「陸路からの避難も無理、海路も空からの避難も無理、そういう状況で住民には被ばくしてくださいということなのか」と憤りました。また、金沢市在住の中垣たか子さんは「人命優先ということだが、放射能が降り注ぐ中、人命救助にあたるということになる」と指摘しました。

集会では、石川県、新潟県、宮城県、福井県、佐賀県、鹿児島県など、原発周辺に住む市民が参加し、各地の状況を報告しました。

【補足】…ちなみに1月17日の原子力規制委員会の議事録を確認してみました

p.34以降がこの話題になります。

「能登半島地震を踏まえて原子力災害対策指針を見直すことはない」というような委員の発言はなく、むしろ屋内退避を含め複合災害時の対応を検討すべきだというような発言が複数あったように読めます。

東京新聞および朝日新聞に掲載されました。

実効性を欠いた原子力災害対策指針…市民団体が原発停止を要請 規制委の山中委員長は「指針見直し必要ない」:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

「避難計画は非現実的」 原発の停止求め、市民団体が首相らに要請 [能登半島地震]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。—–

国際環境NGO FoE Japan

〒173-0037 東京都板橋区小茂根1-21-9 

Tel 03-6909-5983 Fax 03-6909-5986 

以上ご報告いたします。

ハカルワカル広場 2024.2.5



2月3日(土)お茶会のご案内:「地震と原発」

 元旦の能登の大地震はすさまじく、日本が地震国であること、そしてそこに原発があることの深刻な状況を再度突きつけました。

 寒冷地で道も分断され、救援の手も届かない中、身を寄せ合って生きておられる高齢の方々を見て何の手助けもできないことを申し訳なく思うばかりです。犠牲となられた方々のご冥福と被災者に心からお見舞いを申し上げます。

 志賀原発が稼働していなかったのは幸いでしたが、変圧器の故障による油の漏洩量が発表ごとに増えるなど、その事故の全容はわかりません。不安が募ります。さらに、原発事故が発生した場合、避難ができないことが明らかになりました。避難する道も閉ざされ、また屋内退避もできません(家は倒壊しています)。

 このような地震が頻発する日本における原発の問題を再度考えてみたいと思い、2月3日(土)10時より「地震と原発」のテーマでお茶会を開催します。講師はいつも難しい問題を易しく解説してくださる元原子炉設計者の渡辺敦雄さんです。ふるってご参加ください!

*テーマ:「地震と原発」

*講師: 渡辺敦雄さん

* 日時: 2月3日(土)10時~12時

* 場所と方法:ハカルワカル広場にて、およびzoomによるオンラインにて

*オンラインでのご参加の方はこのハカルワカル広場のホームページhttps://hachisoku.org/blog/ のトップより当日9:30以降にご参加ください。

ご質問、ご意見のある方は ハカルワカル広場へ

 電話:042-686-0820 メール:hachisoku@gmail.com

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

ハカルワカル広場 2024.1.19

明けましておめでとうございます

 ハカルワカル広場を支えてくださっている皆様へ

 明けましておめでとうございます。と言えない幕開けになりました。能登半島の大地震で多くの方が犠牲になられ、また今も被災に苦しみ寒さの中耐え忍んでおられる方々に心からのお見舞いを申し上げます。ただ、志賀原発が稼働していなかったのがせめてもの救いです。

 昨年は本当に多難な年でした。GX法案が成立し、原発への回帰が始まりました。また汚染水の海洋放出も漁民をはじめ多くの反対の声にもかかわらず強行されました。311の教訓などどこ吹く風の政府方針でした。

 そのうえ、ウクライナ戦争、パレスチナ・ガザへの無差別攻撃と、目を覆うような現代の野蛮を私たちは止めることができないでいます。

 それでも少しでも正気を保ち、諦めないで運動を続けていきたいと思います。皆様とご一緒に歩を進めていきましょう。今年もどうぞよろしくお願いいたします。そしてみなさまの2024年が少しでも良い年となるようお祈りいたします。

2024年正月

ハカルワカル広場スタッフ一同

1月13日(土)お茶会のご案内:「森永ヒ素ミルクから福島まで

 明けましておめでとうございますと言えない幕開けになってしまいました。能登半島の大地震は甚大な被害で、多くの方が亡くなられ、また被災に会われた方は今も寒さの中耐え忍んでおられます。心からのお見舞いを申し上げます。志賀原発が稼働していなかったのがせめてもの救いです。

 さて、1月13日のお茶会はハカルワカル広場を貸してくださり、私たちの運動の一番の理解者である山田真先生にご講演いただきます。山田真先生は森永ヒ素ミルク、水俣病、そして福島原発事故などの公害の被害者となった方たちに寄り添い、救援活動をしてこられました。先生のこれまでの足跡を辿りつつ、その公害の実態についてもお話しいただきます。ご期待ください。

*テーマ:「森永ヒ素ミルクから福島へ」

*講師: 山田真医師

*時:2024年1月13日(土)10時~12時

*場所と方法: ハカルワカル広場にて また、zoomを使用したオンラインでも。

ハカルワカルでご参加の方は当日10時までに測定室へお越しください。またオンライン参加の方は、当日9:30以降、ハカルワカル広場のホームページ: https://hachisoku.org/blog/ からご参加ください。

*山田真医師プロフィール:岐阜県生まれ、小児科医。森永ヒ素ミルクの救援に深くかかわり、水俣病、また福島の被害者の救援に関わる。元八王子中央診療所医師。「障害児を普通学級へ・全国連絡会」世話人。著作に「子供と病気」、「はじめてのからだのえほん」、「水俣から福島へ」(岩波書店刊)など多数。

ご意見、ご質問のある方はハカルワカル広場へ

 電話:042-686-0820 メール:hachisoku@gmail.com

 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

ハカルワカル広場

2023.12.17

12月お茶会のご案内「アメリカの核意識の学習会~なぜ原爆が悪ではないのか?~」

12月のお茶会では、宮本ゆき著 『なぜ原爆が悪ではないのか アメリカの核意識』 (岩波書店) の内容にそって、アメリカでは核についての意識がどのように作られてきたのかを学びたいと思いま す。日本の核廃絶運動がなかなか伝わらないのはなぜなのか、今後なにをどう伝えていけばよいのか、 そのヒントをみなさんと一緒に探りたいと思います。本を読まれていない方もぜひご参加下さい。

次の要領で行います。

*テーマ:「アメリカの核意識について」の学習会 ~なぜ原爆が悪ではないのか?~」

*とき:12月9日(土)10時~12時

*方法と場所:オンラインとハカルワカル広場で

 オンラインでご参加の方は当日の9:30以降、このホームページhttps://hachisoku.org トップからご参加ください。 ハカルワカル広場でご参加の方は当日10時までにおいで下さい。

 参考資料:「なぜ原爆が悪ではないのか?」 宮本ゆき著 岩波書店刊

どなたもご参加になれます。皆様のご参加をお待ちしております。

ご質問、ご意見はハカルワカル広場へ

 電話:042-686-0820 Eメール:hachisoku@gmail.com

チラシのPDFファイルのリンクはこちらです

PS: この日、午後1時より、会員交流会をハカルワカル広場で行います。1品持ち寄りで、楽しく交流しましょう。ご参加ください!

ハカルワカル広場  2023.11.17

遠藤みえ子さん、「小学館児童出版文化賞」を受賞!

 会員で児童文学作家の遠藤みえ子さんが「小学館児童出版文化賞」を受賞されました。受賞作は「風さわぐ北のまちから」です。

敗戦後、現在の北朝鮮の鎮南浦から引き上げるときの苦難と、その時北朝鮮の方たちが自分の危険も顧みず助けてくれたこと、その時の人間と人間の交流の様子が描かれています。

遠藤さん、本当におめでとうございます!

 会員の方は第37号に遠藤さんのその本(「1945年 鎮南浦の冬を越えて」ですが、「風さわぐ北のまちから」はそれを、中高生向けに易しく書き直されたものです)についての寄稿がありますのでご記憶があるかもしれません。「風さわぐ北のまちから」は佼成出版刊です。(本の購入はこちら)

 本日のタウンニュースが報じてくれていますのでここに紹介いたします。下の画像をクリックしてご覧ください。

令和5年11月23日 タウンニュース八王子版より

P.S. 会報(ハカルワカル広場だより第37号)にて、維持会員でもある遠藤みえ子さんに寄稿していただいたそのリンクはこちらです。

ハカルワカル広場 2023.11.23

11月11日(土)お茶会「どうして?の運動 ~新宿御苑への汚染土持ち込みに反対する~」のご案内

 連日報じられるガザの苦難。同じ地球上にいながら何もできない無力を感じて胸が痛くなる日々です。

 さて11月のお茶会は「新宿御苑への除染土の持ち込み」について、下記の要領で行います。

 *タイトル:「どうして?の運動 ~新宿御苑への汚染土持ち込みに反対する~」

 *期日:11月11日10時~12時

 *方法と場所:zoomによるオンラインで、およびハカルワカル広場で

(zoom でご参加の方はこのホームページ→https://hachisoku.org より、当日の9時30分以降、ご参加になれます。)

(ハカルワカル広場にてご参加の方は直接ハカルワカル広場へ10時までにおいで下さい。

 8月24日、政府・東電はとうとう海へ汚染水を放出してしまいました。これと同様、環境省は福島の中間貯蔵施設に貯蔵されている除染土を新宿御苑の花壇の下へ置く実証実験をしようとしています。この新宿御苑(所沢市、つくば学園都市も)を突破口に、環境省はこの実証事業を全国に広げる計画です。これは汚染土の全国へのバラマキにほかなりません。このことについて「新宿御苑への汚染土持ち込みに反対する会」の平井玄さんにご講演いただきます。ふるってご参加ください。

平井玄さんプロフィール:文筆家1952 年新宿二丁目生まれ。都立新宿高校を経て早稲田大学文学部抹籍。家族自営業後校正フリーターに。早稲田大学や東京藝術大学、立教大学の非常勤講師を務めた。映画『山谷 やられたらやりかえせ』 の制作上映に関わり、非正規労働者運動にも参加する。著作:『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』(太田出版)『千 のムジカ』(青土社)『暴力と音』(人文書院)『ぐにゃり東京』(現代書館)など。最新刊は『鉛の魂』(現代書館)。

ご質問、ご意見はハカルワカル広場へ

    電話:042-686-0820 メール:hachisoku@gmail.com

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

ハカルワカル広場2023.10.21

11月お茶会チラシPDFはこちら