9月7日(土) お茶会のご案内:「キム・イナさんの博士論文発表会」

暑い日が続いております。いかがお過ごしでしょうか?

願わくば、暑さに負けず、乗り切りたいものですね!

さて、9月お茶会のご案内です。今回は一昨年、ハカルワカル広場にも研修に来られていた、キム・イナさんの博士論文発表会です。

*とき:9月7日(土) 10時~12時
*方法と場所:ハカルワカル広場およびzoom によるオンラインにて
 Zoomにご参加になるには 当日、9:30以降にこのホームページトップhttps://hachisoku.org/blog/ よりご参加ください。

*テーマ:「キムさんの博士論文発表会」
「不自然な環境:福島原発事故後のデータ・政治・生態学的な想像力」

キムさんは韓国のご出身で、カリフォルニア大学アーバイン校大学院で学ばれていた時、日本に留学され、各地の市民放射能測定室で研修されました。それを基に「不自然な環境:福島原発事故後のデータ・政治・生態学的な想像力のタイトルで博士論文を書かれ、その発表会を、ハカルワカルのお茶会でもしてくださいます。

キムさんの博士論文の一節に、「『不検出の政治学』を通して、市民が技術的制約、科学的知識の信頼性、そして国家と原子力ムラに対する政治的及び倫理的抵抗をしている様子を明らかにしている」とあり、内容を解説していただくのが楽しみです。ハカルワカル広場で刊行した「放射能ってなんだろう?」や「旅するラディオ」の分析もあるそうです。

私たち市民測定室が博士論文のテーマになるとは考えもしなかったことですが、こうして博士論文にまとめていただけることを光栄に思います。皆様のご参加を心からお待ちしております!

お問い合わせ、ご意見はハカルワカル広場まで

電話:042-686-0820 メール:hachisoku@gmail.com

注)なお、どなたもご参加になれますが、zoomの定員が100人までですので、それより超過した場合は、ご参加になれませんので、その節はご容赦ください。

チラシのpdfダウンロードはこちらをクリックしてください。

ハカルワカル広場

2024.8.7

総会報告 決算ページ 印刷不鮮明のお詫びとお知らせ

皆様へ

猛暑が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか? いつもハカルワカル広場をご支援くださりありがとうございます。

なお、8月はお茶会はお休みさせていただきます。次回は9月7日(土)、10時~12時:「キム・イナさんの博士論文発表会」です。キムさんの日本の市民測定室での研修を基に、原発事故後の日本の放射能の問題に取り組む測定室がテーマになっています。ご期待ください!また詳しくはご案内いたします。

なお、8月6日(火)~8月19日(月)は夏季休室とさせていただきます。ご了承ください。

皆様、今年は特に暑いようです。くれぐれもお体大切にお過ごしくださいますように。

ハカルワカル広場

2024.7.30

~お知らせ~ 2024 第11回みんなでつながろう in 和光

7月6日のハカルワカルお茶会で視聴した「福島を聴く・見る・測る」の映画の映像を担当された小池美稀さんが日本とウクライナで撮影された映像を、このイベントで上映されます。詳しくは下記リンクをクリックして、是非ご覧ください!

和光3.11を忘れない

ー福島・能登・ウクライナ・ガザー

「犠牲者追悼・避難者へのエール」

チャリティ写真展 & コンサート

時: 8/31 (土) 10:00-16:45

※イベント自体は、8/30~9/1まで行われております。

映画の上映などがあるメインイベント日は8/31となります。詳しくはイベント公式HPをご確認ください。

【場所】

和光市民文化センターサンゼリア小ホール 

〒351-0106 埼玉県和光市広沢1-5 電話048-468-7771

東武東上線・東京メトロ有楽町線/副都心線「和光市駅」南口から徒歩13分

【入場料】

入場料無料

イベント主催団体が募金を実施するそうです。

寄付は4つの団体に分配寄付されます。詳しくは公式HPからご確認ください。

【上映作品】

①「福島を聴く・見る・測る ーWILPFのレポート2023-」(45分)
ハカルワカル広場のお茶会にて上映させていただいた作品です。

イベント内での上映は11:45分~を予定しております。

②「沈黙と分断」ウクライナと福島の現地レポート(60分)

ウクライナと福島での2年分の取材をまとめた映像です。

イベント内での上映は 14:30~1を予定しております。

その後、15:30~浪江町の避難者の方々と1時間15分ほどのパネルディスカッションにも登壇いたします。

ハカルワカル広場

2024.7.8

7月6日(土)お茶会のご案内

7月お茶会のご案内です。次のように行いますので奮ってご参加ください!

*日時:7月6日(土)10時~12時

*テーマ:「福島を聴く・見る・測る」 (ドキュメンタリー映画45分)視聴とチェルノブイリについてのお話

*講師:佐尾和子さん、高崎方子さん

佐尾和子さんには「チェルノブイリについて」お話をしていただきます。

*参加方法:ハカルワカル広場にて、またはオンラインにてご参加ください。

オンライン(zoom)でご参加の方はこのHP(https://hachisoku.org/blog/)のトップより、当日9:30以降にご参加になれます。

 福島原発事故から13年が経ちました。 放射能の恐ろしさはなかなかそれが消えず、存続し続けることです。今も高線量の福島に行き、土の測定などをされている会員の佐尾和子さんたちのグループ(WILPF〈婦人国際平和自由連盟〉)のドキュメンタリー映画(映像・編集:小池美稀さん)を視聴し、福島の今を皆さんで共有できればと思います。 映画については高崎方子さんよりお話しいただきます。映画視聴後には、佐尾和子さんよりチェルノノブイリについてのお話をしていただきます。ご期待ください!

~佐尾和子さんプロフィール~

川崎市在住 環境問題の調査・出版に従事。原発問題では福島やチェルノブイリを訪れ、聞き取り調査を行っている。海洋工学研究所出版部 白神ぶなっこ教室主催 編著書に『白神のブナと水とけもの道』 『プラスチックの海、:おびやかされる海の生きものたち』 『重油汚染・明日のためにーナホトカは日本を変えられるか』

~高崎方子さんプロフィール~

入間市在住。 WILPF(婦人国際平和自由連盟) 日本支部副会長。反核・平和運動に携わる。小学校教員を9年間勤めた後、地域の公民館活動や小、中学生の学習支援をする。 富岡町の父の家が原発事故で被災したことから原発問題にも関わる。

~小池美稀さんプロフィール~

武蔵野美術大学を卒業後、フリーランスとして映像制作に携わる。日本では福島の復興を掲げて原発事故が風化していくなか、在学中にウクライナを訪問。ウクライナでは原発事故や放射能への危機意識を持ち続けるための努力がなされており、日本とのギャップに衝撃を受ける。卒業後も映像を通して、福島の今をわかりやすく伝える取材を続ける。。

~ ご意見、ご質問はハハカルワカル広場へ

 ・電話:042-686-0820 Eメール:hachisoku@gmail.com

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

ハカルワカル広場 2024.6.18

本日6月18日(火)は、大雨のためハカルワカル広場は閉室とします。

天気予報
「低気圧や前線に伴う発達した雨雲が関東甲信にかかり、激しい雨が強まったり弱まったりを繰り返しながら、長い時間降り続くでしょう。局地的には1時間に30ミリ以上の激しい雨が降ります。道路が冠水したり、歩道に大きな水たまりが出来ることもあります。

本日は、ハカルワカル広場は閉室とします。よろしくお願いします。

ハカルワカル広場

311子ども甲状腺がん裁判の原告からお礼が届きました!

みなさま

311子ども甲状腺がん裁判原告支援の寄付、ありがとうございます!

ハカルワカルで呼びかけておりました「311子ども甲状腺がん裁判」の原告支援の寄付を担当の北村弁護士が一人6万円ずつ原告へ送ってくださったそうです。そのお礼が原告から寄せられましたのでお読みください。ささやかですが、原告の経済的な支援の一助になればと思います。原告、頑張れ!の気持ちです。

【原告1】

ご支援ありがとうございます。裁判はまだ長く続きますが、皆様の支援のおかげで頑張ることが出来ています。今後とも応援よろしくお願いします。

【原告2】

この度はご寄付をいただき、誠にありがとうございます。病気になってから生活が安定しないため、本当に助かります。生活費として大切に使わせていただきます。裁判も6月12日で10回目を迎えますが、多くのみなさまの応援のおかげで、ここまで来ることができたと感じています。これからも、応援していただけたら嬉しいです。

【原告3】

この度は生活支援として、多額のご寄付をいただきまして、誠にありがとうございます。生活費として大切に使わせていただきます。裁判が始まってから2年という月日が経ちました。ここまで来ることができたのは、みなさまの応援のおかげだと感じています。今後もみなさまの応援を糧に頑張って参りますので、引き続き応援の程どうぞよろしくお願いいたします。

【原告5】

この度は生活支援の寄付をして頂きありがとうございます。

私は7月から実家を出て一人暮らしをする事になったので大切に使わせて頂きます。

繰り返しになりますが支援してくださりありがとうございます!

【原告6】

ご支援ありがとうございます!これからも頑張っていきますので応援して頂けたら幸いです。

以上です。

今後とも裁判勝利の日まで原告を応援していきましょう。よろしくお願いいたします。

ハカルワカル広場 2024.6.7

2024年度総会を無事終了しました

ハカルワカル広場の2024年度総会は昨日(2024.6.1)、皆様のご協力で無事終了することができました。

ご参加くださった皆様、ご協力くださったボランティアの皆様、ありがとうございました! 2023年度の活動報告、決算報告、また2024年度の活動方針案、予算案もご承認いただきました。

ハカルワカル広場は今年度も「放射能の危険性を広く伝え、原発、核兵器に反対し、また311子ども甲状腺がん裁判の原告支援をする活動してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

また後程、会員の皆様には「総会報告」を送付し、報告させていただきます。

ハカルワカル広場 2024.6.2

2024年度総会のご案内

 八王子市民放射能測定室・ハカルワカル広場の2024年度総会のご案内です。

期日:6月1日(土)午前10時~11時30分

方法:ハカルワカル広場にてまたはzoomによるオンラインにて

 zoomにてご参加の方は当日9時30分以降、このホームページのトップよりご参加ください。

内容:2023年度の活動報告、決算報告、2024年度の活動方針、予算案の検討など

どなたもご参加になれます(議決権は会員のみです)。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 ご質問、ご意見はハカルワカル広場へ

   電話:0426860820 
   メール:hachisoku@gmail.com

ハカルワカル広場 2024.5.15

特集 甲状腺被ばく/甲状腺がん

 5月11日のお茶会「311子ども甲状腺がん裁判の報告会に参加して」は、甲状腺被ばく/甲状腺がんの実態を明らかにする企画でした。このたびホームページに「特集 甲状腺被ばく/甲状腺がん」の特集ページを作り裁判の争点を明らかにしました。

 「311子ども甲状腺がん裁判裁判の報告会」に参加して、これは福島原発事故の最も悲惨な被害だと思いました。子どもの健康を蝕むこと、がんにする事故! そして事故をひき起こした東電は、「事故による一切の健康被害はない」。福島県の医者たちも「甲状腺がんの多発を過剰診断」として、事故が原因とは認めません。

 病気と闘い、病気による一切の不利益を引き受けながら、原因を作った企業、県、国が一切責任を認めない、それがこの裁判の本質です。

 水俣病と同質の公害裁判と思います。メディアが報道しないために、非常に社会的認知度が低いです。このことを広く知らせていくことがハカルワカルの活動の重要な一つになってほしいと「特集 甲状腺被ばく/甲状腺がん」の特集記事を企画しました。

目次
1)東電の主張「福島原発事故で一切の健康被害はない」に対する原告(小児甲状腺がん患者)の反論
2)甲状腺がん裁判の記事など
3)311子ども甲状腺がん裁判支援ネットワーク
4)過去のハカルワカル広場ホームページの安定ヨウ素剤配布や甲状腺がんに関する投稿

1)東電の主張「福島原発事故で一切の健康被害はない」に対する

原告(小児甲状腺がん患者)の反論

  1. 東電の主張:100ミリシーベルト以下では小児甲状腺がんは発症しない。

原告側の反論:これは、現在の世界的常識に反する。チェルノブイリ事故でも100mSv以下で半数以上が発症したというウクライナのトロンコ教授の論文もある。また、ある値以下(ここでは100mSv)ならがんを発症しないという閾値はないということをICRPも認めている。LNT(Linear Non-Threshold)しきい値なし直線モデル仮説である。(下記参照)

  1. 東電の主張:ヨウ素131の放出量はチェルノブイリ事故の14分の1である。

原告側反論:この主張はUNSCEARの推定量に基づいている。事故直後の福島県の小学校の土壌測定(実測値)によれば、チェルノブイリ事故の時のゴメリー地区などと同等のヨウ素131の降下量(汚染)である。(下記参照)

  1. 東電の主張:原告らは甲状腺に有意な被ばくを受けていない(1080人の甲状腺検査を事故直後にした結果を示して)

原告側反論:検査がずさんであり、検査対象が少なすぎる(わずか1080人)。スクリーニングレベルを 0.2μ㏜としたが、それは高すぎる数値でその数値以上の被験者はいないので被ばくはしていないと結論づけたが、実情に近いのはむしろ、0.066~0.1μSvであると原告側は主張。

  1. 東電の主張:ホールボディカウンターで、内部被ばくは預託実効線量 1mSv以下が99.9%だったと主張。

原告側反論:バックグラウンドを着衣の数値としたため、測定値からバックグランド値を引くとゼロやマイナスとなり、ずさんな検査であった。またこの検査は2011年6月以降に実姉されたため、ヨウ素13ほとんど消えていた

  1. 東電の主張:チェルノブイリでは5年後から甲状腺がんが発症したのに、福島では検査を始めた直後(2011年10⽉)から発症している。

原告側反論:これは5年後に笹川財団が高性能の検査機器を多数寄付したため、たくさんの甲状腺がんを検出した。

  1. 東電の主張:チェルノブイリでは5歳以下でも甲状腺がんは発症したのに福島では発症していない。

原告側反論:チェルノブイリでは乳幼児が近隣の牧場の牛乳を飲む習慣があったため。日本ではそのような習慣はなく、乳児用粉ミルクである。

  1. 東電の主張:子ども甲状腺がんは、通常100万人に1~2人の発症率だが、福島事故後の38万人の中に370人の甲状腺がんの発症に対して、「過剰診断」と主張。

原告側反論:少なくとも原告たちは甲状腺の手術を受けており、受けなければ命の危険があった。また、多くの甲状腺がんを手術をした鈴木真一医師は過剰診断ではないと言っている。

  1. 東電の主張:UNSCEAR(国連科学委員会)の報告に東電は頼り、その権威を後ろ盾にして主張。

原告側反論:そもそもUNSCEARは核兵器、原発の推進機関である。核保有国が資金を出している。2020年、2021年報告も日本が資金を拠出。信頼性は低い。

2)甲状腺がん裁判の記事など(引用)

引用したホームページのサイト名、著者名、掲載日時、URLは下記を参照ください。

1.「10年、誰にも言えなかった」 原発事故後に甲状腺がんに 10代で発症した6人、東電提訴
2022年1月27日 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/156781

2.「原発事故で甲状腺がんに」6人が訴えた裁判始まる 東電は争う姿勢
2022年5月26日 朝日新聞

https://digital.asahi.com/articles/ASQ5V644BQ5VUTIL03H.html

3.福島県民が環境保健部長の退任要求〜福島県・検討委員会
小児甲状腺がん2024/05/07 – 15:19 OurPlanet-tv
https://www.ourplanet-tv.org/48625/

3)311子ども甲状腺がん裁判支援ネットワーク
https://www.311support.net/

311子ども甲状腺がん裁判支援ネットワークのNews Vol9.pdfを添付します。

第9回口頭弁論期日のご報告

上記甲状腺がん裁判NEWSに掲載されています。

 3年目に入った裁判  3月6日に行われた第9回口頭弁論期日における原告側の主張立証は、被告東京電力の「100mSvしきい値論」に対する反論が中心テーマでした。被告は、「100mSv以下の被ばくではがんの増加は確認されないというのが「国際的合意」である」と主張しますが、私たちは、そのような「国際的合意」はそもそも存在しないこと、最近の多数の疫学研究において、100mSv以下の低線量被ばくでも線量に応じた発がんのリスクがあることが確認されていること等を詳細に主張、立証しました。この問題は、これでほぼ決着がついたと考えています。(弁護団長 井戸謙一)

4)過去のハカルワカル広場ホームページの安定ヨウ素剤配布や甲状腺がんに関する投稿は下記です。

1. 2024年 5月11日お茶会「311子ども甲状腺がん裁判の報告会に参加して」のご案内
  https://hachisoku.org/blog/?p=12423
2. 2023年 311こども甲状腺がん裁判の原告支援のカンパをお願いします
  https://hachisoku.org/blog/?p=10152
3. 2023年 甲状腺エコー検査とヨウ素剤配布のお知らせ タワーホール船堀
  https://hachisoku.org/blog/?p=11121
4. 2019年 「安定ヨウ素剤を全市民へ配布してください」の請願を八王子市へ出しました。
  https://hachisoku.org/blog/?p=5941
5. 2018年 ハカルワカル広場 安定ヨウ素剤配布会のご案内 11月10日(土)
  https://hachisoku.org/blog/?p=5560
6. 2018年 安定ヨウ素剤自主配布プロジェクト in tokyo
  https://hachisoku.org/blog/?p=4319