重要なお知らせ!ハカルワカル広場の311子ども甲状腺がん原告支援の振込口座が変更になります!

ハカルワカル広場を支援してくださるすべての皆様、いつもありがとうございます!

さて、311子ども甲状腺がん裁判の原告の支援をハカルワカル広場は行っておりますが、諸事情により、振込口座を次に変更いたします。支援をされる方は今後は下記口座へ支援金の振り込みをお願いいたします。

(お詫び!口座名が長々しく申し訳ありません!この原告支援専用口座にするため、長長しくなりました!)

現在福島県では380名が子ども甲状腺がんを発症しています。そして甲状腺を切除したり、アイソトープ治療など苦しい治療に耐えています。人生のスタート前に発症しているため、学校や仕事を辞めざるをえなかったり、将来への不安に怯えたりしています。そのうちの6人が裁判に訴えていますが、目的はすべての患者への医療と生活の補償です。しかし裁判は長い時間がかかるでしょうからその間の生活を少しでも支えたいとハカルワカル広場は考えています。これまでも2回各原告に少額をお渡ししてきました。

どうか、皆様の温かいご支援をお願いいたします!

原告にご支援を!!ちらしPDFのダウンロード

なお、「311子ども甲状腺がん裁判」の裁判そのものを支援する方は「311甲状腺がん子ども支援ネットワーク」:https://www.311support.net/ をご覧ください。
ハカルワカルはこの裁判の賛同団体です。

ハカルワカル広場

2024.9.20

10月5日(土)お茶会「放射線副読本の誤りを正す」のご案内 - 資料を追加しました。

暑い日が続き、気候変動を肌で感じるこの夏、その暑さをひときわ厳しく感じさせる日本各地での原発再稼働の兆しです。

10月のお茶会は次の要領で行います。

*とき:10月5日(土)10時~12時

*参加方法:ハカルワカル広場にて、またはzoomによるオンラインにて
(オンラインでご参加の方はハカルワカル広場のホームページトップ  https://hachisoku.org/blog/ から当日の9時30分以降にご参加ください)

*テーマ:「児童や生徒に放射線の怖さを正しく伝えるために~放射線副読本の誤りを正す~」

*講師:渡辺敦雄さん(元原子炉設計者・ハカルワカル広場会員)

渡辺さんの資料 : ダウンロードはここをクリック


文科省の小学生のための放射線副読本 :
https://www.mext.go.jp/content/20240809-mxt_kyoiku01-000037413_1.pdf

 

311子ども甲状腺がん裁判のある原告は、「事故の当日もその後も、一日中外にいたり、自転車で往復1時間も通学したり、近郊の野菜や牛乳を飲んでいた。もっとそれらが危ないと警告してほしかった」と陳述しています。放射線への基本的な情報が共有されていない、教育されていないと思います。

渡辺敦雄さんは子供たちに正しい判断力をつけさせたいと、今回、文科省の副読本の誤りを具体的に指摘、批判くださいます。さらに、ドイツが原発を永久停止したことへも講演を展開されます。ご期待ください! そしてぜひご参加ください!

ご質問、ご意見はハカルワカル広場へ

 10月5日(土)10時~12時お茶会チラシ.pdf ダウンロード

電話:042-686-0820 メール:hachisoku@gmail.com

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

ハカルワカル広場 2024.9.17

311子ども甲状腺がん裁判の原告からお礼が届きました!

みなさま

311子ども甲状腺がん裁判原告支援の寄付、ありがとうございます!

ハカルワカルで呼びかけておりました「311子ども甲状腺がん裁判」の原告支援の寄付を担当の北村弁護士が一人6万円ずつ原告へ送ってくださったそうです。そのお礼が原告から寄せられましたのでお読みください。ささやかですが、原告の経済的な支援の一助になればと思います。原告、頑張れ!の気持ちです。

【原告1】

ご支援ありがとうございます。裁判はまだ長く続きますが、皆様の支援のおかげで頑張ることが出来ています。今後とも応援よろしくお願いします。

【原告2】

この度はご寄付をいただき、誠にありがとうございます。病気になってから生活が安定しないため、本当に助かります。生活費として大切に使わせていただきます。裁判も6月12日で10回目を迎えますが、多くのみなさまの応援のおかげで、ここまで来ることができたと感じています。これからも、応援していただけたら嬉しいです。

【原告3】

この度は生活支援として、多額のご寄付をいただきまして、誠にありがとうございます。生活費として大切に使わせていただきます。裁判が始まってから2年という月日が経ちました。ここまで来ることができたのは、みなさまの応援のおかげだと感じています。今後もみなさまの応援を糧に頑張って参りますので、引き続き応援の程どうぞよろしくお願いいたします。

【原告5】

この度は生活支援の寄付をして頂きありがとうございます。

私は7月から実家を出て一人暮らしをする事になったので大切に使わせて頂きます。

繰り返しになりますが支援してくださりありがとうございます!

【原告6】

ご支援ありがとうございます!これからも頑張っていきますので応援して頂けたら幸いです。

以上です。

今後とも裁判勝利の日まで原告を応援していきましょう。よろしくお願いいたします。

ハカルワカル広場 2024.6.7

あなたの家のまわりは大丈夫?
測って確かめませんか?

 ハカルワカル広場は「10年目の土壌測定プロジェクト」に続き、「次の10年の放射能測定プロジェクト」を実施しています。ぜひ放射能測定プロジェクトにご参加ください。
 検体を採取し、測定データを記録し、放射能汚染の実態を次の世代に伝えましょう。

 人間は放射能があることを感知できません。放射能は測定器しか感知できないので、測定を続けて監視することが求められます。
 測定を続けるためには、市民の皆様のご協力が不可欠です。そしてハカルワカル広場は、お持ちいただいた検体の放射能測定と見える化を行います。皆様との二人三脚で次の世代へ放射能汚染の実態を伝えていきます。

「次の10年の放射能測定プロジェクト」 の参加者募集中です。

  1. 放射能測定プロジェクトに登録する(測定申し込み時に「プロジェクトに参加」と告げます。)
  2. 検体を持参、または郵送する(送料は恐縮ですがご負担ください)
  3. 持参される方は測定予定表に記入ください。(火~土曜日の10時~12時) https://hachisoku.org/hkman/manmbs/reservation/
  4. 測定料は無料です。
  5. 検体は土壌・苔・野生キノコ・掃除機のゴミ・灰など何でも
  6. 土壌は表面5センチの深さまでの土を牛乳パック1000ccより少し多めに
  7. 年2回以上お持ちください(掃除機のゴミ は、年1回程度)
  8. 次の10年の放射能測定は、どこの検体(住所でなく、場所の形状(例)側溝、排水口の中、公園の土、庭の土、低い所、雨樋下、など)、どのような状態(じめじめ、濡れているなど)を測定受付時に記入していただき、検体分類のキーワードとします。
  9. 見える化の報告書は、10年目の報告書と同様にプライバシーの保護に配慮して報告書の作成をいたします。

心より皆さまのご参加をお待ちしています。

下記チラシをご覧ください。

「次の10年の放射能測定プロジェクト」チラシpdfのダウンロード

たゆまず、休みなき努力によってこそ、「信念」は「豊かでゆるぎなき体験」に変わるのです。          マハトマ・ガンジー

 パルシステム東京さんのホームページに「次の10年の放射能測定プロジェクトのモニター募集」を掲載していただきました!
 いつも私たちハカルワカル広場の活動を理解し応援して頂いているパルシステム東京さん、ありがとうございます! 
 下記画像をクリックするとパルシステム東京さんのホームページに行きます。

ハカルワカル広場
2022.7.8

署名にご協力ください!テニアン島のワニータ・メンディオーラさんからのお願い「放射能汚染水を太平洋に廃棄しないで!」

テニアン島のワニータさん(太平洋地域自治体連合副委員長)は、いま署名を集めています。ご賛同の方は次のリンクからご署名ください。(ローマ字でも、日本語でもOKです) ハカルワカル広場も全力で応援します!

https://www.change.org/p/no-to-nuclear-waste-dumping-into-the-pacific-ocean?signed=true

以前にchange.orgの電子署名をされた方は「今すぐ賛同」をクリックするだけです! change.org が初めての方は、名字と名前(日本語でもローマ字でもOKです)とメールアドレスを記入いただき、メールアドレスに来たメールで認証をクリックすれば署名ができます。

ぜひ、お知り合いにおひろめいただき、海を核汚染水の捨て場にすることをやめさせましょう!(以下、署名の主旨です)英語ですが、日本語は下に貼り付けます。

NO to nuclear waste dumping into the Pacific ocean!

The Pacific Alliance of Municipal Councils from the Commonwealth of the Northern Mariana Islands (PAMC) calls on all our Pacific Islanders and Asian Countries’ citizens to unite against Japan’s plan to dump nuclear waste into the Pacific Ocean.

The Pacific Ocean is not only the largest food source for Pacific Islanders and Asian countries, but it is also the largest playground and health arena for islanders and many people who enjoy a peaceful and healing environment. We cannot and will not allow any country to use any part of it as a dumping ground for anything it created and proven to be toxic on their land! 

Any country producing toxic waste is responsible for keeping its waste safely away from other people, especially from those who rely heavily on the ocean for food, health activities, and economic sustainability!

It is enough that we often face naturally occurring challenges, we don’t appreciate and vehemently protest against any country purposely escalating the insecurities and threats of disasters, especially when they can and should be avoided or prevented! To intentionally reduce the quality of people’s lives by threatening their health ought to, if not yet, be a recognized violation of the basic human rights to tranquility! 

No country has the right to determine on its own to impose threats to others -including its citizens- who were not invited to participate nor made a part of the decision making to create such a threat!

We, the people, say NO to nuclear waste dumping in our Pacific Ocean or any ocean! Keep your toxic waste contained on your land! 

We demand that Japan and Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Company cease the release of treated nuclear wastewater containing Tritium radioactive particles into the Pacific Ocean! 

  • NO to nuclear waste dumping into the Pacific ocean!Facebookでシェア

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北マリアナ諸島連邦の太平洋自治体評議会連合(PAMC)は、太平洋諸島民とアジア諸国の市民が団結し、日本による核廃棄物の太平洋への投棄計画に反対するよう呼びかけます。

太平洋は、太平洋諸島民とアジア諸国全体にとって最大の食料源であるだけでなく、平和で癒しの環境を享受する島民や多くの人々にとって最大の場所であり、健康の場でもある。

私たちは、自国の土地で有毒であることが証明されたものを、どの国もその一部をゴミ捨て場として使用することはできないし、許可するつもりもありません。

有毒廃棄物を生産するいかなる国も、その廃棄物を他の人々、特に食料、健康活動、経済的持続可能性のために海に大きく依存している人々から安全に遠ざける責任があります。

私たちは、もう十分多くの自然の難題に直面しています。さらに、避けることも防ぐことも可能な災害の不安や脅威を増大させるような行為に激しく抗議しこそすれ、感謝することはありません。

そのような脅威を生み出す決定に加わっていない自国民や他国の人々に対して、いかなる国も脅威を押し付けることを決定する権利はありません。

私たちは、太平洋やその他の海への核廃棄物投棄に反対しませす!有毒廃棄物は自分たちの土地で管理してください!

ワニータ・メンディオーラ:太平洋地域自治体連合(PAMC )副委員長

早わかり!汚染水のこと

汚染水のことがわかりにくいという方へ。(朗報です!)

【2分でわかる!汚染水動画シリーズ】
    https://foejapan.org/issue/20220419/7467/ FoE Japan  作成

#1 汚染水って何?何が含まれているの?

#2 トリチウムってなに?

#3 代替案は?

#4 人々の声は?

 少し詳しくはこちらをご覧ください。[FoE Japan 【Q&A】ALPS処理汚染水、押さえておきたい14のポイント]
    https://foejapan.org/issue/20230801/13668/

以上、FoE Japan さんの許可を得て転載しています。

ハカルワカル広場 2023.10.5

311こども甲状腺がん裁判の原告支援のカンパをお願いします

「カンパをお寄せくださった皆様へ」

皆さまからの311甲状腺がん裁判の原告支援のカンパを9月7日に原告お一人お一人に6万円ずつお渡しできました。
本日、渡辺敦雄さまを通して、原告の方から「お礼のメッセージ」(添付)が届きました。とてもかわいいイラストもあり、原告の方の気持ちがこもっていると思います。お読みください。原告の方の治療と裁判の闘いがこれからも続きます。少しでも応援になれたら嬉しいです。
今後ともどうぞご協力をよろしくお願いいたします。

ハカルワカル広場
2022.9.22

お礼のメッセージpdfのダウンロード

カンパのお願い

 カンパのお願いが、会員の渡辺敦雄さんからありました。福島原発事故に起因する甲状腺がん裁判の原告の抱える問題は深刻です。これからの裁判は長く、生活の支援が必要と思われます。ハカルワカル広場も協力したいと思います。皆さま、ご支援をよろしくお願いいたし ます。  

2022年7月20日 八王子市民放射能測定室 ハカルワカル広場 

1. お願い趣旨

 既にご承知のごとく、2011年3月11日以降の福島第一原子力発電所の原発事故により、現状で300人を超える、被ばくによる甲状腺がんが発症しました。

 がん発症被害にあった市民(当時18歳以下の市民)のうちの6人(最年少は高校生)を原告として、*東京地方裁判所に、「311子ども甲状腺がん裁判」を今年、提訴しました。

 今後少なくとも数年の長期裁判が予測され、原告の生活上の経済的負担も計り知れません。

 原告の一人の男性(25歳)は再発を繰り返し4度の手術を受け、リンパにも転移。医者に5年生存できるかどうかも不明と言われ、再発の恐怖を抱いて生きています。また、ある女性の原告は高校生の時、甲状腺がんと診断され、大学で再発、大学は中退せざるを得なかった。治療中心の生活のため将来への夢が描けないといいます。原告はこの様に、それぞれ生活上の困難を抱えています。

 裁判を担う弁護団(弁護団長 井戸謙一弁護士、​副団長 河合弘之弁護士、広報担当 北村賢二郎弁護士ら)へは別途「311甲状腺がん子どもネットワーク」へのカンパ手段がありますが、こちらへのカンパはすべて広報や裁判費用となります。

2. カンパのお願い

 そこで、今回皆さまにお願いしたいのは、別カンパ制度(弁護士 北村賢二郎 預り金)を作って、直接原告6人に生活資金として経済的支援をするためのカンパをお願いしたいのです。

 カンパは、上記弁護団とも相談し、広報担当の北村賢二郎弁護士の下記口座に各個人が振り込み、まとまった段階で、北村賢二郎弁護士から、原告6人に均等額を手渡す方法を取ります。

 原告の方々にはこのカンパ領収後、何らかの方法でカンパしていただいた皆様方に必ず報告していただくことを、提案者の渡辺が約束します。

 趣旨ご理解の上謹んでカンパをお願い申し上げます。

3. 預り金口座の情報(カンパ先)

預り金口座が変更されました。
変更理由 : これまで裁判の弁護士を務める北村賢二郎弁護士の個人口座を使わせていただいておりましたが、支援団体の口座に変更されました。

三菱UFJ銀行 四谷支店(店番051)
口座番号:0549130
口座名義:311甲状腺がん子ども支援ネットワーク

新宿御苑に放射能汚染土を持ち込まないで! 署名にご協力ください。

 先日も皆様に署名をお願いしましたが、前回のは新宿区長あてでした。今回は環境省あての電子署名です。子供も遊びに来る公園に放射能汚染土を持ち込むなんてひどすぎます。どうかご署名にご協力ください。そしてお知り合いにも拡散してください。できるだけ多くの署名を集め、放射能汚染土を新宿御苑に、また全国にばらまくのをやめさせましょう! 放射性物質は閉じ込めて集中管理が鉄則です。ばらまいては多くの人が被ばくすることになります。よろしくお願いします。

署名はこちらからお願いします。
新宿御苑に放射能汚染土をもちこまないで!~みんなの憩いの場に安全と安心を! change.org
https://t.co/0rtRguNtRJ

【〔新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する会〕よりご報告】心配されていた、4月15日、16日のG7の環境相会議の共同声明には「汚染水の海洋放出」「汚染土の再利用」に関して日本政府のやり方を「歓迎する」という表現は盛り込まれませんでした!記者会見でのレムケ環境相(ドイツ)の「処理水の放出を歓迎することはできない」との発言からみて、歓迎」の言葉を入れないよう 頑張ってくれたことと思います。他には残念な表現はあるものの、まずはほっとしました。新宿御苑の実証事業を許せば 全国へと進み、その日本のやり方をみて各国の原発推進国は「事故が起きてもこうやれば良いんだ」と学ぶことでしょう。

***6月4日(日)反対デモが新宿であるとのことです詳細は以下です。

 デモの詳細が決定いたしました!

 SAVE  THE  御苑デモ

  6月4日(日) 14時~ 小雨決行です。

新宿アルタ前アピール&新宿ぐるりデモSTART

  東口広場から大ガードへ降りて右へ。

  歌舞伎町前の靖国通りを伊勢丹メンズ館、

  明治通りを右折。

  3丁目交差点を過ぎて南口下を左の新宿門方向へ。

  遊歩道沿いに行って2丁目へまた左。

  新宿公園でYMO風に散会。

  ママも子どももクルマ椅子もOK!

  放射能汚染土も汚染水も拡散しないで!

  神宮外苑だけじゃない。御苑デモたくさんの木が切られている。

  土や木の苦しみは私たちの苦しみ。

  新宿ぐるりデモで一緒に歩こう!!

 〔新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する会〕080-3012-5137

※さらに詳しく、わかりやすく 知りたい方は

  ジャーナリストの まさのあつこさんの サイトでどうぞ。

https://note.com/masanoatsuko/n/ndf170a4ef2fe

【さらなるご報告】G7の環境相会議の共同声明について、上記以外に環境省ホームページの共同声明の日本語訳が改ざんされているというご指摘があり、国民に誤ったメッセージを与える日本語訳は撤回せよとの声があげられています。

「放射線被ばくを学習する会 作成」
G7気候・エネルギー・環境大臣会合共同声明の改ざん部分

ハカルワカル広場 2023.4.21

次の10年の放射能測定プロジェクトモニター募集

 皆さま
いつもハカルワカル広場をご支援いただきありがとうございます。

 ハカルワカル広場は、2020年11月から2022年3月まで「10年目の土壌測定プロジェクト」を実施し、多くの市民の皆様に参加いただきました。17か月間で171件の土壌を測定することができました。
ご協力ありがとうございました。

 10年間の土壌測定の成果を「10年目の土壌測定プロジェクト報告書」にまとめ、八王子の放射能による土壌汚染を19分類し残留放射能を計算しました。その結果を分かり易く棒グラフで表示し放射能の見える化をしました。

 2022年4月2日のお茶会で「10年目の土壌測定プロジェクト」報告書の学習会を行いました。 その時のアンケートの感想(抜粋)は下記です。

  • 改めて一度放出された放射能は自然界に残り続けることを学びました。年月が経つと人間は何でも忘れていきますが、これは忘れてはいけない事だと思いました。
  • 自分一人ではナカナカ意識を持続させることは困難です。今回の学習会で改めて学習を続けることの大切さを教えていただきました。
  • 報告を通して、今でもあちこちに残る放射能の現実を伝えることが出来た事は大変素晴らしく、多くの方に危険性を知ってもらうことが出来たのではないかと思います。
  • 今後も土壌測定を続けて行くことが大事だと報告を聞きながら思いました。定点土壌測定プロジェクトを次の10年も継続しましょう。

 これらの感想文に触発されて「次の10年目の放射能測定プロジェクト」モニター募集を行うことになりました。

 人間は放射能があることを感知できません。放射能は測定器しか感知できないので、測定を続けることが求められます。
 測定を続けるためには、市民の皆様のご協力が不可欠です。そしてハカルワカル広場は、お持ちいただいた検体の放射能測定と見える化を行います。皆様との二人三脚で次の世代へ放射能汚染の実態を伝えていきます。
 添付チラシをご覧ください。モニターに登録いただき、土壌・苔・野生キノコ・掃除機のゴミ・灰など汚染を表す複数検体を年2回以上お持ちください。測定料は無料です。( 掃除機のゴミ は、年1回程度)
 土壌と土付きの苔以外に、野生キノコ、原木シイタケ、掃除機のゴミ、木材やペレットの灰などは放射能汚染の指標になります。定点観測でも、いろいろな所を線量計で測りながら採取でも結構です。
 次の10年の放射能測定は、どこの検体(住所でない場所や低い所など)、どのような状態(じめじめ、濡れているなど)を測定受付時に記入していただき、検体分類のキーワードとします。
 見える化の報告書は、10年目の報告書と同様にプライバシーの保護に配慮して報告書の作成をいたします。

ぜひ放射能測定モニターにご応募ください。
検体を採取し、測定データを記録し、放射能汚染の実態を次の世代に伝えましょう。

心より皆さまのご参加をお待ちしています。

100年後の放射能はどれだけ残っているのでしょうか。
半減期減衰計算で出すことが出来ます。ここで半減期とは、放射性物質の放射能が半分になる時間のことです。セシウム137の半減期は30.1671年、セシウム134の半減期は2.0648年です。
八王子の土壌のセシウム137と134の測定値から半減期減衰計算を行いました。
下記は、6つのセシウム測定値の半減期減衰計算の結果です。100年後ではほとんど残っていないと思っていましたが、確実に残っていることが分かりました。
放射能は見えないので測定でしか知ることが出来ません。そして半減期減衰計算をすると長期間どれだけ残っているかが分かります。
下記の表の0年の値はCs137+Cs134測定値で、10~100年の値は。Cs137とCs134の半減期減衰計算の合算値です。みなさんいかがでしょうか。恐ろしい放射性物質が環境中に残っていることが「見える化」できました。そのためには放射能測定を定期的に続けることが大切ですね。


上記は、Cs137+Cs134の合算値の半減期減衰計算ですが、Cs137とCs134の別々の半減期減衰計算のグラフは下記です。Cs134は、半減期が2年と短いので26年で放射能値が少数点以下になります。従って30年~100年のデータはCs137のみになります。


Cs137の半減期減衰計算を暗算で考えてみましょう。
   測定年から30年経つと50%になります。
   測定年から60年経つと25%になります。
   測定年から90年経つと12.5%になります。
   そして測定年から100年経つと≒10%になる。
Cs134の半減期減衰計算は下記です。
   測定年から2年経つと50%になります。

   測定年から4年経つと25%になります。
   測定年から8年経つと12.5%になります。
   測定年から10年経つと3.5%になります。
   そして測定年から26年経つと0%になる。

Excel計算で半減期減衰計算をしたい方は下記参照
  Cs137の半減期減衰計算
    =測定値/2^(計算したい経過年数/30.1671)
     測定値と経過年数のセル名をいれます。

  Cs134の半減期減衰計算
    =測定値/2^(計算したい経過年数/2.0648)
     測定値と経過年数のセル名をいれます。

  注) ^記号は、べき乗計算です。

たゆまず、休みなき努力によってこそ、「信念」は「豊かでゆるぎなき体験」に変わるのです。   (マハトマ・ガンジー)

ハカルワカル広場
2022.6.5

核兵器禁止条約「被害者援助」に関する日本の市民社会からの提言についてご賛同いただきありがとうございました。

 署名に協力してくださった会員の皆さまへ

 「核兵器禁止条約第6・7条に関する日本の市民社会からの提言~第1回締約国会議に向けて~」に賛同署名をしてくださり、ありがとうございました。多くの署名をいただき、驚くと同時に感謝の気持ちでいっぱいです。皆さまの熱い思いが伝わってまいります。政府がこの思いに応えて核兵器禁止条約に参加し、一日も早く核兵器の禁止が実現することを願います。

提言は、以下のリンクからダウンロードできます。


お詫び:会員の皆さまに肩書きとして「ハカルワカル広場会員」のように書いてくださいとお願いしましたが、多くの方が署名を寄せてくださり、「ハカルワカル広場会員」が重複するので、お名前だけになってしまっております(ピースボート事務局からその旨連絡がありました)。お許し下さい。こちらでお願いしておきながら本当に申し訳ありません!

ハカルワカル広場
2022.6.14


 核兵器禁止条約の第 1 回締約国会議が 6 月 21~23 日にウィーンで開催されます。ウクライナにおける戦争で核兵器使用の脅威が現実のものになるなか、きわめて重要な国際会議となります。
 核兵器禁止条約の第 6・7 条には、核の被害者に対する援助と環境修復およびそのための国際協力の規定があります。その具体化と実施は、第 1 回締約国会議の重要な議題の一つとなります。
 広島・長崎における原爆被害を経験し、また、太平洋の核実験による漁船の被爆さらには福島の原発事故の被害も経験した日本には、核の被害者の援助と環境修復について、世界にいま伝えるべき情報や教訓が数多くあります。
 この提言には、5月31日までに226の団体・個人が賛同を表明しています。第1回締約国会議には、この提言の短縮版(英文)が提出されるほか、英文全文が冊子の形で会場で配布される予定です。

     ピースボート
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員


ピースボートよりお返事がありました。

お返事ありがとうございます。拡散のご協力、心から感謝です。
微力でなく、みなさんの取り組みは、とても大きな力だと思います。
核禁条約の締約国会議に合わせ、核禁ウィークなる企画を準備しています。
  核禁ウィーク in Japan 6月17日(金)~24日(金)
  核兵器廃絶日本NGO連絡会
 http://2022banweek.nuclearabolitionjpn.com/
期間中のイベント一覧やウィーン現地からの報告を随時掲載していきます。また、核兵器禁止条約について知り、考えるための記事や映像も紹介しています。ご参加、ご案内、どうぞよろしくお願いいたします。

ピースボート