イギリスの学術雑誌「Nature」に掲載された福島原発汚染水問題

英語原文へのリンクはこちら
「Nuclear error」
http://www.nature.com/news/nuclear-error-1.13667

日本語抄訳を含めた内田樹さんのブログはこちら
「Natureから」
http://blog.tatsuru.com/2013/09/06_1112.php

ここに書かれた内容は、日本の一般のマスコミは報道しないようなのでアップしました。

2013年7月・8月分測定結果まとめを公開

今週土曜のお茶会で説明する予定ですが、以下のリンクにて公開しています。

2013年7月・8月分測定結果まとめ

きのこ類を除くと、お茶の一検体があっただけで、他に食品からの検出はありません。

食品に関してはかなり安心して大丈夫な状況にあるのは確かだろうと思います。

2000検体目の測定

みなさん、いよいよ記念すべき2000検体目の測定が近づいています。9月3日の測定を終えて、1981検体の測定が終わっています。後19検体で2000に到達です。

1000検体目を測定したのが2012年10月18日でした。この最初の1000検体の測定には8ヶ月半かかっています。

2000検体目が9月中旬だと仮定して、次の1000検体には11ヶ月かかったことになります。ペースがかなり落ちてきているのはしょうがないですね。一般の食品に関してはほとんど心配しなくていい、という状況がわかってきたのが反映していると思います。私達が積み上げた2000検体の測定がそういう状況を作るのに貢献してきたことは確かだろうと思います。

おそらく3000検体目にたどり着くには、この先1年以上かかり、2015年以降になることでしょう。測定の数が減っても、脱原発社会の実現にはたくさんの課題がありますから、測定室の活動を停滞させないように努めて、みなさんと一緒に3000検体目の測定日を迎えることを目指していきたいです。

そのためには、たくさんの人達に様々なアイデアを持ち寄っていただきながら測定室を盛り上げていくことが重要になります。みなさんぜひよろしくお願いします。

映画「標的の村」を見て

ポレポレ東中野で上映中の「標的の村」を見ました。話は、沖縄高江の集落での、ヘリポート建設反対から始まります。高江集落の周りを取り囲むようににヘリポートの建設が突如、何の説明もないまま始まったことに、住民は座り込みをして反対します。生活の基盤が失われるからです。国は座り込みをした人たちを(7歳の少女をも)裁判に訴えます。いわゆるスラップ訴訟という、強大な力のある方が弱いものを訴えて脅す手法です。

「標的の村」という題名は、米軍が高江を敵の集落とみなして、標的として、訓練をすることからつけられています。現実にそこで暮らしている生身の人間がいるのに、戦争の、模擬標的として訓練するのです。また、この村はベトナム戦争の時、「ベトナム村」として、村民にベトナムの服を着せ、襲撃の練習もしたということです。

オスプレイが配備されるとき。普天間の門を沖縄の人たちが封鎖して抵抗します。(大手メディアはほとんど報道していませんが)。機動隊が実力行使で排除します。生活が成り立たなくなるのは住民の方なのに、国は守ってくれるどころか、実力で執行する。原発と同じ構図を感じました。ポレポレ東中野で10月18日までロングランが決まったそうです。多くの人に見ていただきたい映画だと思いました。ドキュメンタリーとしても優れていて、この映画監督は実力派だと感じました。

予告編:
http://www.youtube.com/watch?v=IWCoNxPMk50

ポレポレ東中野上映時間: http://movie.walkerplus.com/th567/schedule.html

三上智恵監督インタビュー

西田

9月7日(土)は定例お茶会です。

9月の定例お茶会(前月の測定データについて学習し、さまざまの問題を考えます)。ボランティア、維持会員はもちろん、それ以外の方も参加できます。汚染水漏れのことなど、決して原発事故は終わっていません。むしろ深刻さを増していると言っても過言ではないでしょう。どうぞ、奮ってご参加ください!

9月定例お茶会 : 9月7日(土)10時~12時 ハカルワカル広場にて

9月6日(金)はキンパチデモ1周年です。ご参加ください!

キンパチデモは昨年9月14日、ハカルワカルの有志で始めました。以来、1年間続け、来週の9月6日で1周年です。毎週金曜日、「原発反対」、「再稼働反対」、「子どもを守ろう」とコールしながら、歩いています。

今回の1周年デモには、脱原発のゆるキャラのゼロノミクマ君も参加します。

是非ご参加ください! 詳細はキンパチデモのページ(hachisoku.org/kinpachi)をご覧ください。(キンパチデモ実行委員会)

測定ボランティアの野副さんがグリーンピースHPで紹介されています

以前、ハカルワカル広場で行われた、測定ボランティア野副さんへのグリーンピースジャパンのインタビューの模様が、グリーンピースジャパンのホームページ上で紹介されています。

http://www.greenpeace.org/japan/oceans6/vol5/

ハカルワカル広場も、グリーンピースに負けないよう国際化したいものです。 🙂

 

「食べもの通信」に二宮さんが寄稿されています!

最近の測定結果について、二宮さんが「食べもの通信」8月号に寄稿されています。

八王子の土壌が汚染されていること、たけのこの汚染が去年より減ったこと、シイタケはまだまだ汚染が続いていることなどを中心に書かれています。詳しくは記事をご覧ください。

TabemonoTsushin

(イメージをクリックするとPDFファイルが開きます)
TabemonoTsushin

北茨城市で一時的な高線量が確認された件について

二宮さんに、質問です。

先月、北茨城市で毎時7マイクロシーベルトの高線量が検出されたそうです。
http://www.city-kitaibaraki.jp/modules/info/index.php?content_id=716

市の発表によると、工場で放射線を用いた非破壊検査が行われていたため、ということですが、
そんなことが実際あり得るものなのでしょうか?
これが事実だとすると、僕たちは普段から身を守るために線量計を持ち歩かなければなりません。

そもそも、市と原子力規制庁が、7月12日に走行サーベイを実施して、異常に高い線量を計測していながら、
それを、12日も後の7月24日に確認した、というところが、規制庁の無能さを露呈しています。