第14回ハカルワカル映画会は『ナミビアのウラン採掘ラッシュ』(原題:Namibia’s Uranium Rush、マルタ・コンド監督、日本語字幕:ハカルワカル広場)を上映いたします。上映後、ウラン採掘に伴う環境汚染、採掘労働者の被ばくについて学習会をいたします。
原発は事故を起こさなくとも、原料を採掘するときから作業者の被ばく、犠牲を前提にした発電形態です。そして、採掘場が発展途上国をターゲットにしていることも見逃せません。
この映画は短編ですが、多くの示唆に富んでいます。ウラン採掘ゆえに、観光地が衰退したり、採掘企業が被ばくの事実を労働者に知らせなかったり、農民が伝統的な農業に誇りを持ち、真の豊かさとは何か?と問いかけたりしてきます。この映画を通して、原発の問題性をより根本的に、皆さまとご一緒に、考えましょう。
*とき:10月1日(土)午前10時 ~ 12時〈上映後学習会あり)
*ところ:アミダステーション(下図参照 京王八王子、JR八王子から徒歩4分)
*資料代:500円
皆様のご参加を心からお待ちしております。
ハカルワカル広場
「ナミビアのウラン採掘ラッシュ」の上映会と学習会は31名の参加者で、好評のうちに終わることができました。「勉強になった」「知らないことが多かったことに気づかされた」などの感想をいただきました。
参加者の中にナミビアに行かれた方もあり、国の様子も話していただきました。ウランの採掘に伴う被ばくについて知らない国民を狙い撃ちにしての採掘ラッシュ。日本の中でも過疎地に原発を作るのと同じ構造が、途上国へのウラン採掘ラッシュと重なっているように思えます。