11月7日(土)は定例お茶会です。

11月の定例お茶会は11月7日(土)10時~12時です。

いつものように前月の測定データのおさらいと、映画「イエローケーキ」で見たナミビアのウラン採掘に関連するビデオを鑑賞予定です。「ナミビアのウラン採掘ラッシュ」と言うタイトルです。

原発の放射能被ばくはウラン採掘の時点からすでに始まっており、法整備のされていない、発展途上国を狙って、公害、労働者への被ばくをまき散らしています。このビデオはナミビアのウラン採掘の元労働者、農民、環境学者たちなどへのインタビューを通し、ウラン採掘のもたらす影響に迫っています。

ぜひご参加ください!

 

10月17日(土)「小さき声のカノン」上映会のお知らせ

鎌仲ひとみ監督の映画「小さき声のカノン」の上映会が10月17日(土)北野市民センターホールにて下記要領で予定されています。当日は鎌仲ひとみ監督のトークもあります。チケットはハカルワカル広場でも販売しています。主催はトランジションタウンたま/ 福島子ども支援・八王子です。ハカルワカル広場は共催でお手伝いしています。 ぜひ、ご覧ください!

~福島とチェルノブイリ  国境を越えて「被曝から子供を守る」母たちのドキュメンタリー~

【記】

日時:10月17日(土)

10:05~ 第1回「小さき声のカノン」上映

12:05~ 鎌仲監督お話会(約70分)

13:25〜 第2回「小さき声のカノン」上映

15:25~ 鎌仲監督お話会(約60分)

16:35~「ミツバチの羽音と地球の回転」 18:40分上映終了

場所:北野市民センターホール(京王線北野駅下車徒歩1分)

料金:「小さき声のカノン」前売り1000円 当日券 1200円

「ミツバチの羽音と地球の回転」前売り800円 当日1000円

学生(中学生以上) 500円 小学生以下無料

 

「小さき声のカノン」予告編

 

「ミツバチの羽音と地球の回転」予告編

 

10月3日(土)は定例お茶会です。

10月のお茶会は10月3日(土)10時~12時です。

いつものように、前月の測定結果のおさらいの後、今回は、「世界の原発」について学習します。福島がそうであるように、世界のどこかの原発が事故を起こしても、被害は地球的規模で広まります。だから、原発はノーなのです。

ご参加をお待ちしております。

ハカルワカル広場

9月5日(土) 定例お茶会のお知らせ

9月の定例お茶会は9月5日(土)10時~12時で行います。

先月までの測定データのおさらいの後、「甲状腺がんと初期被ばく」について学習します。ぜひご参加ください!

福島事故の初期被ばくについての調査は非常に不完全なものでした。その問題点を映像と資料によって学習します。

お茶会は会員以外の方も参加できます。関心のある方は是非ご参加をお待ちしております。

ハカルワカル広場

広場だより14号 巻頭寄稿文 金八デモはいま

金八デモはいま

毎週金曜日の午後6時。京王八王子駅近くの船森公園に思い思いに人が集まってきます。原発反対金曜日八王子デモ、略して金八デモの皆さんです。30分の集会の後、駅周辺を約40分、「原発なくたって」を歌ったり、「原発反対!」「安心して、きのこが食べたい」とコールしたり、手作りの風車を掲げたり、プラカードを持ったりして歩きます。「原発をなくしたい」との思いから、自分の意志で集まってくる人たちです。

金八デモは、ハカルワカル広場の有志が呼びかけて始めましたが、今は実行委員会が主催しています。ハカルワカル広場はホームページを担当、また、連絡場所を引き受けて協力しています。2012年9月14日が第1回。3年近くになります。「原発ストップの兆しが見えるまでは続けよう」と決めて、続けていますが、一向にその兆しは見えません。それどころか、福島原発事故はなかったかのように、原発再稼働への準備が進み、人々の関心も薄らいでいます。そんな中、金八デモを続けている皆さんのお気持ちを聞きたいとハカルワカル広場のお茶会で「思いのたけ」を話してもらいました。(西田)

<2015年6月6日 金八デモ参加者とハカルワカルボランティアの交流会>

西田:昨日で金八デモは125回目でしたが雨で中止となりました。金八デモにどのような思いで参加されているのか、その思いを語ってください。

M.Hさん:金八デモ実行委員会で実行委員をしています。これまで124回中120回くらい参加している。みんなで声を上げるのが性に合っている。時々、測定結果のデータを金八デモで報告して欲しい。

H.Tさん:北野に22年住んでいる。金八デモにも時々参加している。

S.Iさん:官邸前に行っていたが、昔と違い、組合動員とかではなく、個人の意思で参加しているところが今は違う。デモを企画するのは大変だと知っている。来たことのない人を誘っているが、なかなか来てもらえない。

K.Yさん:原発の爆発、その後の対応を見て、こんな連中にまかせてはおけないと思い、デモに参加しはじめた。自宅の浸透ますの汚泥を測定し(8000ベクレルあり)、原発の恐ろしさを実感した。

M.Kさん:津波の後、不謹慎かもしれないがこれで社会が変わると思った。そしてデモも政府のやることも変わってきたが、時間が経つと忘れて行く。今の社会に不満を持つ人が増え、集まる機会が増えれば希望がもてるのではないか。

T.Yさん:国会前に行っていたが、遠くて毎週は行けないので、金八は近くて助かる。金八デモを外に向けて発信することも大事。横浜や横須賀でもデモを続けている。それぞれ自分の地元でやることも大切だ。

K.Yさん:参加のきっかけは「秘密保護法」から、安倍政権に絶望と怒りを感じて。自分にとって金八デモは精神安定剤。腹の底から大声を出す。マスコミは萎縮しているが、金八デモには萎縮しないでほしい。女性4人のコールが素晴らしい。

Y.Kさん:初めは国会デモに行っていたが、続けるのは大変。金八デモには気軽に参加できるよさがある。続けているのは原発反対の気持ちを持続するため。気持ちはあっても参加できない友人の分も。楽観視はしていないが考えて行動していく。

A.Hさん:金八デモに初めのうちは何回か参加していた。

M.Oさん:運動を広めてゆくにはそれぞれの地元でやるのがいい。原発に始まり、「標的の村」を見て沖縄への関心が深まった。今は「辺野古に基地を作るな」とコールしている。北海道に帰るが、アイヌのこともようやくわかってきた。

Y.Uさん:母の親友も広島で被爆した。原発があると事故があると思っていた。アイヌを滅ぼした日本人の私である葛藤。だからデモに行き、絵を描く。

K.Aさん:デモの動画撮影という立場で参加している。罵声では外の人に響かないので、肯定的な言葉を使ってもっと外に伝わるように努力してほしい。

二宮:こんなにもいろいろな思いが金八デモを支え続け作っていることが分かった。毎週やっている人に頭が下がる。原発をなくすためにいろいろなことをやっていかねばと思う。

西田:新しい方が入ってくるととても嬉しい。原発反対の思いを可視化する役目が金八デモにはある。デモに対するハードルがあるようだが、それを超えられるような工夫が必要だと思う。最近はデモ行進のときの周りの反応がよくなったと感じる。
次に、実行委員のお一人であるイズミコさんにお話をうかがいました。

<2015年7月2日 イズミコさんインタビュー(聞き手:石井)>

  • 参加者の人数はどのくらいですか?
    ――始めたときは200人、一ヶ月後に100人、その後少しずつ減り、今は30人から40人くらいで推移しています。お花見デモには100人ぐらい来ました。
  • どんなコールをしながら歩くのですか?
    ――なるべくわかりやすく、子どももわかるくらいの言葉を使ったほうがいいかなと思い、「自然を守ろう」「安心して野菜や魚が食べたい」「原発事故は終わってない!」「原発なくても電気は作れる」など。最近は「沖縄とつながろう」「戦争する国絶対反対」などもあります。原発反対で始まったデモの団体なので、それ以外の新しい問題を入れるときは集会時に参加者のみなさんに聞いてみるのですが、問題の根本はつながっているので、だいたい同意していただいています。
  • デモにはいつも警察がつきますね。どのような手続きをしているのですか?
    ――デモは車道を歩くので警察に届け出をしなければなりません(都の交通条例)。毎週一週間前に書類を提出するのですが、その書類は手書きでなければなりません。しかも警察に行って、警察官の前で3部、それぞれにデモのコースも手書きします。中止の時は、その日のうちに中止届を出しに行きます。それから、公園で集会をするために市から(実際は指定管理業者)使用許可証をとり、使用料を980円払います。
  • 金八デモの目的はなんですか?
    ―—原発事故がうやむやにされていることや、深刻な放射能汚染が現在も続いていることを沿道の人に考えてもらいたいと私は思っています。

ただ最近、週1回のデモという今のやり方を続けるほうが良いのか、月1回くらいにしたほうが良いのか、という二つの間で悩んでいます。デモは人数が多いほうが、やっぱり効果的だと思うから、人数を少しでも増やしたいというのが、その根本にある気持ちなのです。金曜日の夜6時という時間帯で、もし参加層が制限されてしまっているのならば、例えば土曜や日曜などの昼間などで月1回に絞って、そこに集結すれば今よりもう少し参加層が広がるのではないかとも思うのです。でも、毎週やっているからこそ、都合の合う時にいつでも参加できるし、また毎週コツコツ続けて、訴え続けているということを高く評価してくださっている方もたくさんおられます。だからその間で現在悩んでいます。

どうしたら、もう少したくさんの人に参加してもらえるデモにできるのでしょうか?
デモで伝えたい問題は、原発問題以外にもどんどん増えてきて、どれもがとても深刻ですが、やはり、音や雰囲気で楽しく元気なデモにして、少しでも沿道の人たちに耳をかたむけてもらえるようにしたいのです。どうか、みなさんのお知恵をお貸しください。

イズミコさん、ありがとうございました。金八デモを続けながらも、そのやり方の面で迷いもあるということがわかりました。誰もが参加しやすい効果的なデモのあり方を考えるのは、これからの私たちみんなの課題ではないかと感じました。(石井)

⇒ハカルワカル広場だよりの主要記事のインデックスは、ここにあります。

ハカってワカった話14号 「微量放射能漏れ監視プロジェクト」

「微量放射能漏れ監視プロジェクト」

二宮 志郎

今年の4月から「微量放射能漏れ監視プロジェクト」を始めました。空から降下してきた放射性セシウムが非常に高い率で濃縮される雨樋の排水口付近にセシウムを強く吸着するゼオライトを配置して、それを定期的にハカルワカル広場で測定することで、微量に降下してくるセシウムをとらえよう。というのが測定上の主な狙いです。

まずは地表にある放射性セシウムが再浮遊・再降下の現象でどの程度検出値に出てくるのかを把握して、その後は原発事故や核爆発などで新たな放射能が来たら、微量であっても確実にいち早くキャッチできる体制にもっていきたいと思っています。もちろん、そんな事態を期待しているわけではありません。「そんな事態と紙一重」のような状況に生きていることを忘れずに、そして「そんな心配のない世界にできることをあきらめない」ために、そういう思いがこもっているプロジェクトなのです。

現在17ヶ所の測定点にゼオライトが配置されていて、一回目の測定結果が出揃ってきた状況です。測定結果公開シートのリンクがホームページにあり、それを見れば詳細がわかります。

測定結果を見ると、かなりのばらつきが出ています。浜岡原発のある御前崎市は全く不検出、八王子市内でもいくつかの場所は全くの不検出、しかし出ているところではかなり出ています。Cs137だけで100Bq/kgを超えたのが東浅川町と西浅川町の2ヶ所でした。そのスペクトルは右上図のようになっています。このスペクトルは3本の線が重なっていて、西浅川、東浅川、そして初期測定(ゼオライトを配置する前に測定したもの)です。

西浅川Cs137:132Bq/kg, Cs134:35.8Bq/kg
東浅川 Cs137:141Bq/kg, Cs134:26.8Bq/kg

という検出値が出ています。Cs137,Cs134のピークは2本のスペクトルはほとんど重なっていて、同じような検出量であることを示しています。

100倍近い濃縮が効いているとするなら、1Bq/kg程度に表土を汚染するレベルでも、このくらいの数値は出ます。そういう濃縮がたまたま浅川を地名に持つ2ヶ所で出たということかもしれません。今後の測定の継続でさらに詳しくわかることだろうと思います。

この2ヶ所以外にも、元本郷 Cs137:70Bq/kg、横川町Cs137:46Bq/kg、散田町 Cs137:24Bq/kg、という具合に不検出との間に測定値の分布があります。

今までの測定結果ではまだあまりたくさんのことを語ることは難しいですが、放射性セシウムの「再浮遊・再降下」という現象は確実に起こっているということは言えるでしょう。

高い数値が出る場所は一貫して高いのか、季節による違いがどのくらい出てくるのか、そういうことを観察する上で2回目以降の測定値を見るのがとても楽しみになってきました。このプロジェクトにたくさんの人が参加してくれていることに感謝しています。継続して測定する手間は大変だと思いますが是非よろしくお願いします。またこれからでも新規に参加できますので、興味のある方はご相談ください。測定結果は毎月第一土曜日にハカルワカル広場で行っているお茶会での測定結果のおさらいの時にも紹介していくつもりです。

⇒ハカルワカル広場だよりの主要記事のインデックスは、ここにあります。

日印原子力協定を締結するな、という署名呼びかけに団体として賛同しました。

この秋にも安部首相はインドを訪れ、「日印原子力協定」に調印するもようです。核保有国に原発輸出をするばかりか再処理認めることになれば、核転用の道を開くことになります。

これは決して看過できることではありませんので、ハカルワカル広場は「反対」に賛同し、団体署名をしました。ご理解をいただければ幸いです。

詳細は下記です。

安倍晋三首相とナレンドラ・モディ首相への国際共同アピール
「インドの使用済み核燃料再処理を可能とする日印原子力協定を締結するな」
http://www.nonukesasiaforum.org/jp/135as.htm
English:http://www.nonukesasiaforum.org/jp/135es.htmよびかけ団体
CNDP (Coalition for Nuclear Disarmament and Peace/核廃絶と平和のための連合)
PMANE (People’s Movement Against Nuclear Energy/原発に反対する民衆運動・クダンクラム)
Parmanu Urja Virodhi Morcha, Gorakhpur(ハリヤナ州ゴーラクプル原発新設計画に反対する「反原発フロント」)
Konkan Vinashkari Prakalp Virodhi Samiti (Jaitapur) (ジャイタプール原発新設計画に反対する「コンカン地方の破滅的原発計画に反対する委員会」)
原子力資料情報室
原水禁(原水爆禁止日本国民会議)
コアネット(戦略ODAと原発輸出に反対する市民アクション)
ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン■安倍晋三首相とナレンドラ・モディ首相への国際共同アピール
「インドの使用済み核燃料再処理を可能とする日印原子力協定を締結するな」

日印原子力協定締結交渉において、日本政府はインドの「使用済み核燃料再処理を容認せよ」との要求に応じる方針に転じたことが報道で明らかになった。

インドへ輸出される日本製原発の使用済み核燃料の再処理によって取り出されたプルトニウムが、軍事転用され核兵器が増産される危険性がある。日本政府は密室のなかで重大かつ非常に危険な政策転換を図ろうとしている。

インドは、核拡散防止条約(NPT)に加盟せず、2回の核実験を強行した。再処理で生成したプルトニウムを使用して1974年に初の核実験を行なった。1998年の2回目の核実験では、3度の戦争を経た隣国パキスタンによる1週間後の核実験を誘発した。これにより核保有国が隣接し対立する南アジア地域は、核戦争への緊張が極度に高まった。

日印原子力協定交渉は、両国民の反対の声におされ、合意が形成されずに年数を経てきた。しかし、原発輸出を図る日本政府は、日印原子力協定締結のために異例の条件を受け入れることとなった。まさに、原発を売るための「危険な方針転換」である。

「再び核実験を行なったら原子力協力を停止する」という「核実験停止条項」についても、インドは一貫して拒否している。

唯一の戦争被爆国として甚大なる核の惨禍を経験した日本が、なぜ、さらなる核の悲劇の種を撒こうとするのだろうか。

日本政府は、インドによる使用済み核燃料再処理を容認してはならない。
日印原子力協定は、絶対に締結してはならない

 

 

自然エネルギーのデンキエラベル

原発に依存しない自然エネルギーのデンキをエラビましょう

自然エネルギーの電力自由化勉強会の資料

7月定例お茶会は7月4日(土)10時からです。ご参加を!

7月定例お茶会は7月4日(土)10時からハカルワカル広場で開催します。

いつものように測定データをおさらいした後で、来年度から実施される「電力自由化」について学習します。電力自由化にも様々な課題が山積のようです。来年度実施に備えて、正しい情報を手にしましょう。全員参加型で学習しますので、どうぞご参加くださいませ!