第八の戒律 DAS ACHTE GEBOT
(1991年 / ドイツ / 95分 / 監督:ベルトラム・フェアハーク &クラウス・シュトリーゲル / 制作:デンクマル・フィルム )
海に流し、拡散したはずだった放射能は、 今、海岸に戻ってきて、じわじわと生命を蝕んでいる ヴァッカースドルフ再処理工場の建設は中止された。鉄柵は解体された。
しかし核廃棄物は残る。カメラは世界中から核廃棄物が持ち込まれるフランスのラ・アーグ、 イギリスのセラフィールドへ向かう。そこで見た放射能汚染の現実は‥‥
題名はモーゼの十戒第八「偽りの証言をしてはならない」を意味する。
原子力開発の 50年、それは嘘とごまかしの歴史だった。原子力産業を推進してきた科学者、 政治家、事業者は一体何をしてきたのか‥‥彼らのやり方と言葉は、なぜ国を超えてこうも似 ているのか。
核開発と原子力利用の実態をグローバルに俯瞰し、人類、生命への脅威ととらえ警鐘を鳴らす 問題作。あなたは、どうしますか?
制作者インタビューより
「映画『核分裂過程』を撮ったことにより、どんなに巨大な企みが画策されているかを明らかにしたい という思いに駆られました。『第八の戒律』は原子力 40年の歴史を描こうという試みです。これは実は 民主主義に ついての、共に生きる方法についての作品なのです。」(ベルトラム・フェアハーク)
「9/7 第22回映画会 第八の戒律」への1件のフィードバック