測定の際の参考サイト

こんにちは、ボランティアのまやです。

今回は測定の際に参考にしているサイトをご紹介します。
測定の際や、様々な判断のご参考にして頂ければ幸いです。

※随時更新していきます、その内もうちょっと見やすくしますね…(^^;;

Gamma Energy
ガンマエナジー(◯◯KeV)、核種、半減期がリストにしてあります
Chromeで見ると、枠線が消えてしまうのがたまに傷ですが
見やすいと思います
http://www.csupomona.edu/~pbsiegel/bio431/genergies.html

【ウラン238とトリウム232の崩壊系列】
自然放射性物質のウラン238とトリウム232がどのように崩壊していくか?
が書かれています
http://www.rist.or.jp/atomica/data/fig_pict.php?Pict_No=08-01-01-02-08

【こども未来測定所::鉛214、ビスマス214について】
測定時に間違えやすい、鉛214、ビスマス214についてなど
丁寧に書かれているので、わかりやすく、とても勉強になります
http://memoli4future.com/kodomira/sokutei/entry-10420.html

【自然起源放射性物質について|放射線医学研究所】
自然放射性物質などの説明
http://www.nirs.go.jp/db/anzendb/NORMDB/1_NORM.php

【詳細なデータ:自然起源放射性物質(NORM)データベース:独立行政法人 放射線医学総合研究所】
鉱物などについて、どれだけ自然放射性物質が含まれているかわかります
http://www.nirs.go.jp/db/anzendb/NORMDB/1_bussitunokensaku.php

【リン酸肥料:詳細なデータ:自然起源放射性物質(NORM)データベース:独立行政法人 放射線医学総合研究所】
上記のページからリンクしている、リン酸肥料どれだけ自然放射性物質が
含まれているか?が出ています
ちなみにリン酸肥料を使った作物は、ヨウ素誤検出の元となる場合があります
http://www.nirs.go.jp/db/anzendb/NORMDB/norm_detail.php?norm=other&en_normname=%A5%EA%A5%F3%BB%C0%C8%EE%CE%C1#kekka

【体内、食物中の自然放射性物質-原子力情報-ほくでん】
主にカリウムですが、通常の食事にどれくらい放射性物質が含まれているか?の図です
(資料によっては、若干数値が違います)
http://www.hepco.co.jp/ato_env_ene/atomic/explanation/knowledge-03.html

【農環研における放射能モニタリング(農業環境技術研究所)】
震災前の 作物・農耕地土壌などの測定データ
http://t.co/NBpda9kD

【主要穀物に含まれる人工放射性核種(PDF)】
震災前のデータです
http://www.niaes.affrc.go.jp/magazine/pdf/seika06_63.pdf

【キノコと放射性セシウム(PDF)】
震災前のキノコのセシウムについての論文です
https://www.jstage.jst.go.jp/article/radioisotopes1952/46/7/46_7_450/_pdf

【Radioactivity Environmental Monitoring: Monitoring Reports】
チェルノブイリでのヨーロッパの影響等
英語なので、ちゃんと読んでいないのですが、英語読める方はどうぞ
確かフランス人は1日何Bq/kgぐらい食べていたか?
なども出ているはず…です。(不明確ですみません)
(※だから大丈夫ということではなく、参考値やデータとしてご覧下さい。)
http://rem.jrc.ec.europa.eu/RemWeb/Reports.aspx

【食品・飲料水などの放射性物質測定結果ページ まとめ|NAVERまとめ】
http://matome.naver.jp/odai/2133844385287989301

【土壌・森林の放射性物質の検査結果ページのまとめ|NAVERまとめ】
http://matome.naver.jp/odai/2133863872605166901

八王子食育フェスタ実行委員会議事録

八王子市食育フェスタ実行委員会から、放射能測定デモ拒否の正式回答
この件について、公文書公開を請求していただいた方から議事録資料を提供していただきました。

以下に公開しておきます。

公文書部分公開決定通知書

食育フェスタ実行委員会(臨時120913)

八王子市食育フェスタ実行委員会から、放射能測定デモ拒否の正式回答

平成2 4年9月21日
ハ カ ル ワ カ ル広場
代表 西田 照子様

食育フェスタ実行委員会
食育フェスタ 2012 出展企画について (回答)

平成24年度食育フェスタに参加申し込みいただきまして、ありがとうございます。
さて、貴団体からの出展企画について、実行委負会で、協議した結果をお知らせいたします。
1. 検討事項
食育フェスタ会場内での「食品の放射線量測定のデモンストレーションの実施」について

2. 協議経緯について
事務局からの説明内容
「ハカルワカル広場」からデモンストレーションは来場した市民の関心をひく大変有用な展示方法であり、強く希望したい。もし危惧される点があるなら、条件 (J Aで扱う農産物と重ならない食材を用意する、市民には責任をもって団体で説明をおこなう、測定による責任はすべて団体が持つ) のもとで、デモンストレーションをおこないたいと要望された。
当初、事務局としては、屋外での測定による機器への影響、電源が用意できない、測定すると来場した一般市民に場合により不安を与える可能性がでてくるのではないか、測定値を出すことでその値が独り歩きしないか責任がとれないので、デモンストレーションは認められない、展示にとどめてもらえないかと説明したが、団体側の再度の要望を受け、 持ち帰って再度検討した。事務局は条件付でデモンストレーションを行うことを認めるということについて実行委員会に諮った。

実行委員会での主な意見
○ JA等が当日持ち込む食材はこの季節に人手できる食材であり、これを除く測定は考えられない。条件づけができない。
○ 農産物を販売する場所のそばで、デモとはいえ、食材の測定をおこなう必要があるのか。 デモで目指している目的より、多くの市民や団体が参加する食育フェスタの場で、 サンプルであっても数値が検出されたとなると大きな問題になる。それにより風評被害が発生した場合は、1団体で責任を負いきれるものではない。

3. 実行委員会の協識結果
貴団体の日頃の活動について、敬意を表するものでありますが、フェスタ会場での測定デモンストレーションについてはおこなわないでください。
ご期待に添えず申し訳ありませんが、「団体の活動報告」については実施できる内容となり ますのて、ご検討をお願いします。

——————-

八王子保健所 食育フェスタ実行委 連絡先
042-645-5111 内線350

予約外測定と時間延長測定について

みなさんご存知の様に、ハカルワカル広場の運営は全てボランティア活動で支えられています。
基本的な運営形態に関してはマニュアル化してあり、ボランティアのみなさんにはそのマニュアルにそって協力していただいています。

時々、マニュアルにはない事に関して判断が必要になる場合がありますが、それに関してはその日のボランティアリーダー(この登録表で赤字で登録されている人たち)の判断に任せています。
ハカルワカル広場を利用されるみなさんは、どうかこのボランティアリーダーの判断を尊重してくださるようにお願いします。リーダーのみなさんは、他のボランティアの人たちのことも考えないといけませんので、そのリーダーと親しいからといってゴリ押しするようなことは絶対に避けてくださるようお願いします。

「マニュアルにはない事」としてよく判断が必要になるのが、予約がない人の飛び込み測定依頼の受付と、微妙な測定結果が予想されるので時間を延長しての測定です。

 

飛び込み測定依頼に関して

  • 基本的には受け付けない
  • 時間に余裕がある場合は現場リーダーの裁量で受け付ける場合もある
  • その場合もその日の担当ボランティアに余計な負担がかからないことを十分考慮する

リーダーの裁量にまかせれている部分に関して、ガイドラインの様なものはありませんが、以下の様な点が考慮されています。

  • 検体の保存が難しい
  • 検体の入手が難しい
  • 測定結果が貴重なデータとなり共有される意義が大きい
  • 依頼人に来室しにくい事情がある
このような考慮される事情があっても、事前の電話やメールでの連絡に対して「測定できる保証はないですが、余裕があれば測れるかもしれません」ということで余裕のありそうな日を紹介する程度までしかしません。
いきなり検体をもって来室するという、純粋飛び込み依頼に関しては、
「ハカルワカル広場の予約の仕組みを全く知らない人が飛び込みで来た場合」に関しては便宜をはかってあげるようにしていますが、それ以外はよほど測定スケジュールに余裕がなければお断りすることになります。
測定時間延長に関して

 

  • 基本的には30分測定で延長はしない
  • 1時間測定の測定結果の公表の意義が大きいと思われる場合のみ、事情を考慮した上で1時間測定を行う場合もある
  • 測定依頼者の利益にしかならない様な時間延長は行わない
  • 2枠分の料金をもらった上での時間延長は測定予約者がいない場合に考慮される可能性はあるが2012年8月現在では認めていない
1時間測定の測定結果の公表の意義が大きいと思われる場合に考慮される事情は以下のようなものになります。

 

  • 測定結果が非常に微妙で判断がつきにくく1時間に延長することで判断がつきやすくなると思われる
  • 検体の種類から、微妙な結果が最初から予想される
  • 検体の分量を集めることが難しく、少ない検体量での30分測定では十分な正確さでの測定ができないと思われる
  • 測定依頼者が初めてで事情をよく知らずに少量の検体しかもってこなかった場合

 

AT1320AのMDA(検出下限値)

MDAというのは、Minimum Detectable Activityの略で、AT1320Aの測定結果では検出下限値として表示されています。

このMDAはどのようにして求めているのかをATMTEXの代理店のアドヒューテックに問い合わせたところ、
このIAEAのドキュメントに載っている計算式による、ということです。

MDAを求めるのに大きく二つの方式があるのですが、ここではCurrieの方式が採用されています。他にKaiserの方式があり、日本ではこちらの方式の方がまだ主流のようです。

このCurrieの方式とKaiserの方式には、かなり考え方に違いがあり、それを理解するのは少し難しいです。

以下の文書などが参考になります。
http://goo.gl/KgEKH
http://goo.gl/SsQfa

Kaiserのバックグランドの測定値の3σを下限値にする方式は割とすんなり理解できると思うのですが、その理解の延長でCurrieを理解しようとすると無理があり、どうにもわからなくなります。私自身もしばらく悩みました。
Currieを理解しようとすると、「値Aと値Bが本当に離れている値として計測できるのかどうか」という異なる視点で見てみる必要があります。そうすれば、見誤ってしまう危険率という概念がわかってくると思います。よーく考えれば、こちらの方がKaiserの方式よりも合理的だとわかります。

Currieの考え方では、バックグランドから有意に離れている値であるかどうかというのを、「実際には離れていないのに間違って離れてしまっていると見る危険率をα、実際には離れているのを間違って離れていないと見る危険率をβとして、そのα、βの危険率を5%にできるところをMDAとする」という考え方です。

このMDA(検出下限値)以下の測定値に関しては、「ないものをあるとしてしまったり」「あるものをないとしてしまったり」という確率が高すぎるわけで、その数値をもとに議論しても意味がないというレベルです。

MDA以下の数値で何かを語りたいという人は、まずMDAの意味を100%理解して、それから語りかける対象の人もMDAの意味を100%理解していることを確認してからにした方がいいでしょう。

月例のお茶会&運営委員会の報告文書

毎月のお茶会と運営委員会で話し合った内容を報告します。

現場でプロジェクタで表示しながら発言内容を書き留めた内容を少し修正した程度の内容になります。きちんとした読みやすい議事録になっていない点はご容赦願います。

みなさんに報告することと、忘れないように記録することを目的にしています。

2012年5月31日、八王子市学事課長、子ども家庭部課長宛要望書

2012.5.31

山野井学事課課長殿、久間子ども家庭部課長殿

ハカルワカル広場、八王子こどもの未来を守る会

本日は、ハカルワカル広場へのご来室ありがとうございます。

市民が次世代の子どもたちを守りたいと立ちあげた測定室です。

すべて手作り、手弁当、ボランティアで運営しています。

どうぞ、測定の様子をゆっくり見学くださいませ。また、設立の趣旨を理解していただければと思います。

私たちは市と対立するのではなく、お互いに手を繋いで、次世代の子供たちを守るために、協力し合えること
を心から切望しております。

また、以下のことも、要望したいと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。

(要望事項)
1.(消費者庁の貸与の機器で)7月からの給食測定において、この測定器の性能に即した有効な測定をお願
いします。(一食分をミキサーにかけて混ぜて測るような測り方はしないでください。それでは汚染されてい
る食品が入っていても全体としては薄まり、「不検出=安全」ということになります。私たちの提案は、汚染
されているだろう食品を(測定室のデータ等を活用して)、素材段階で測定することです。事後測定である給
食まるごとミキサーの測定を行う際は、ゲルマニウム半導測定器で検出限界を十分に下げて測定してください

2.測定室との連携を。測定室の測定データや情報のネットワークを使い、汚染の傾向が高い食品を測るなど
効率的に測定してほしい。市民との協働を!

3.7月から給食(素材)の測定結果の全ての数値の公表と、ガイドラインの公表をしてください。

4.測定室への助成をお願いします。(市民のニーズが高く、公益性が高い事業である)。

(これまでの測定検体数 およそ430件 子どもの内部被ばくを防ぎたいと、誰でも測れる安価な値段設定に
しているため、維持会員(年間6000円)の会費で運営している。ぜひ、助成をお願いします。

(以上、ハカルワカル広場と八王子こどもの未来を守る会)

八王子こどもの未来を守る会は、ハカルワカル広場の設立趣旨に共感し、八王子の子どもたちを放射能の内
部被ばくをできる限り減らすために協力して活動しています。

 

ハカルワカル広場と八王子こどもの未来を守る会からの1~4の要望に加え、八王子こどもの未来を守る会か
ら以下の3点を要望いたします。

5.食材の安全性や検査結果には、個人によりどこまで容認できるか。どこまで信頼できるかに関して考えも
異なります。
教育を行なうにあたり人権を尊重するという最低限の条件を満たすためには、給食を辞退したいと考える家庭
の児童に対しては、家庭から持参する弁当・水筒を許可することが唯一の論理的解決策です。

小学校の給食につきまして、新年度になり柔軟に対応していただいている報告も受けています。しかし、学校
における個別の対応相談では担任や校長が変わった場合、持参が認められなくなるのでは?と不安の声もあり
ます。
現在多くの自治体で弁当・水筒の持参を認めており、本市としましても市として選択制の導入または一律で持
参の許可をしていただきたく再度ご検討下さい。

6.学校給食の牛乳に関しては、東京学乳協議会事務局が公表しているのは
下限値が50Bq/kgの検査結果です。
すでに品川区からは、今行っている50Bqの検査ではなく、もっと数値を下げた検査で数値を公開するよう要望
がでていますが、本市としてはどのような働きかけを現在行っているかをお教えください。

また八王子市独自でも実際に納入された牛乳の検証をゲルマニウム半導体測定器で定期的に行ってください。

7.(立川の東京都の応援について)

東京都の検査の応援(立川の衛生検査所での給食食材の検査)を活用してください。
広大で多くの教育・保育施設のある八王子市では貸与された1台の測定器では、
不十分であることは明確です。
登録している納入業者の協力を得て、検査の活用及び検査の実施が出来るようにしてください。

 

(以上、八王子こどもの未来を守る会)

メーリングリストについて

2014年5月28日でYahoo!グループがサービスを終了することになっています。それと同時にハカルワカル広場のメーリングリストも消滅します。

すでに運営に関する話し合いは「ボランティアBBS」の方に移行していますので、ハカルワカル広場のメーリングリストはYahoo!グループのサービス終了時にそのまま利用を止めます。新しいメーリングリストを作る予定はありませんので、「ボランティアBBS」の方をご利用ください。

「ボランティアBBS」の利用にはユーザー名、パスワードが必要となります。ハカルワカル広場に連絡先を登録している人にはすでにお知らせが行っているはずですが、「受け取ってない」あるいは「受け取ったけど忘れた」という方は「問い合わせ」ページからご連絡ください。

ボランティア登録されている方、会員登録されている方はすでに連絡先が登録されています。

ハカルワカル広場に連絡先を新しく登録されたい方は、ハカルワカル広場でスタッフに申し出てください。ボランティア・会員以外の方も連絡先の登録は行なっています。

よろしくお願いします。

 

2014年5月28日の前に現在のメーリングリストから登録解除したい方は、
hachisoku-unsubscribe@yahoogroups.jp
宛にメールを送ってください。

測定室の空間線量24時間測定を開始しました

測定結果はこのページで見れます。

測定室での測定を開始したのは23日の午後からです。
その前は、私の自宅で測定していましたが、19日午前3時からアルミの箱に入れました。それ以前は紙の箱に入れていました。

アルミの箱に入れてからの話で、私の自宅での平均値は965CPHで、測定室では今までのところ1034CPHです。私の自宅より7%程度測定室が高いということになります。

ここからは、一部の興味がある人のための話です。
since_date,to_date,mva,skiplt,skipgtというオプションがあり、
http://yoyaku.hachisoku.org/spectrum/gmdata.cgi?since_date=2012-4-19_03:00&to_date=2012-4-23_12:00
このようにURLに書けば区間を限定できます。
mvaというのは、指定区間平均をとりながらプロットします。
http://yoyaku.hachisoku.org/spectrum/gmdata.cgi?mva=4
こう書けば、4区間分の平均をとりながらプロットするわけです。電気の得意な人にはローパスフィルターを入れていると言えばわかりやすいでしょう。
skiplt,skipgtは小さすぎる値や大きすぎるを値を無視するためのオプションです。skiplt=800とか入れると800未満の数値は無視します。

線量計は窓際の書類棚背面と窓の間にあります。自分の線量計を持ってきた人は、書類棚の上あたりで測定して、結果をここにコメントで書いてもらえればと思います。そのうちみんなが書き込める表を作るつもりです。線量計の機種名、測定値、測定時刻、測定時間、誤差範囲、その他参考になりそうな情報は何でも書いておいてもらえると役立ちます。

八王子市民放射能測定室設置運動の歩み

1.測定室がほしい!
2011年7月23日・・・・「子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座(以後、市民講座と略する)」の第3回講座の分科会で、「食の安全」をテーマに学習し発表しました。そこで原発事故由来の放射能による食物の汚染の深刻さを学び、調べ、そして、内部被ばくの恐ろしさも知りました。外部被曝も恐ろしいけれど、食品を通して体内に入って、臓器に付着し、放射線を出し続ける内部被ばく。小さな子供ほど、細胞分裂が激しいために、内部被ばくの影響は大きいということも知りました。また、日本の基準が諸外国に比べ高いこと、国や自治体の検査をすり抜けて汚染された食品が出回っていることも知りました。知れば知るほど、「自分たちで測りたい]という思いは強くなっていきました。そこにお呼びしていたのが「小金井市民放射能測定連絡協議会」の方達だったのです。そのお話を聞いて、分科会では、「測定器で実際に測りたい!」 「本当のことは測定しないとわからない」 「市民で測定したい」と、半ば叶わぬ夢を語るように、語っていました。

2.小金井市民測定室見学

2011年8月4日・・・市民講座の反省会で、「小金井市民測定室を実際に見学に行こう!」という話になり、8月4日に見学に行きました。それが、多分測定室設置運動の事実上のスタートとなりました。チェルノブイリ以降、小金井市と協力しながら、市民の手で黙々と測定してこられたという事実に、そしてこうして市民がボランティアで測定できているという事実にどれだけの勇気と示唆を頂いたかはかり知れません。「私達にもできるのではないか」という気持ちが大きく私たちの中に芽生えたのでした。2時間ほど、矢継ぎ早に質問をし、誠実にお答えをいただき、最後に「23年間、市民で測定できたのは、お互いの信頼関係があったから。市との共働事業というのも良かった。また、地味な測定活動だが、反原発の拠点という意識でやってきた。」と話されました。帰途に立ち寄った喫茶店で、「測定室を作りたい!」と熱く語りあいました。この見学会が運動の始まりでした。

3.測定室プロジェクト立ち上げ

8月18日・・・第1回測定室プロジェクト会議  市民講座の中で「測定室プロジェクト」を立ち上げました。この頃は小金井方式で行きたい(測定器、場所は市が提供し、市民が測定する方式)を考えていました。八王子市に、小金井市のような市と市民の協働型の測定室の設置や、消費者庁の食品放射能測定器貸与に応募して欲しいとお願いしました。しかし、市の回答は「国や都が検査しているので大丈夫」の一辺倒で、消費者庁からの食品放射能測定器の貸与にすら応募しませんでした(2011年9月時点において。2012年1月には応募し貸与が決まっている)。 ついに「自分たちで作るほうがはやい!こどもの成長に間に合わない!」と、設置運動を始めることにしました。

4.メーカー見学会

9月14日、15日・・・メーカー見学会 まだ残暑厳しい9月半ば、14日は福生の応用光研に、15日は 浅草橋のベルトールド社に、また、末広町のアドフューテックに見学に行きました。その最後の会社が、測定機AT1320Aを扱っていた会社で、これも運命的な出会いでした。私たちの測定室の科学的な大黒柱の、二宮さんが非常に気に入り、私達も、よくわからないけれど担当者の熱意とか、科学的に専門性があるというところに魅力を感じました。何より値段が性能に対し、格段に安かったのです。そして、無謀にも9月30日、1円も持っていない私達は発注してしまいました。

5.寄付集めなどの活動

10月1日・・・AT1320A発注翌日からが本格的な設置運動の始まりでした。ほぼ毎週末、八王子駅前や南大沢駅前で街頭に立ち、チラシを配り、カンパを訴え、500円一口の寄付を集め始めました。最初はなかなか寄付が集まらず先行きが不安で、正直、この先のことを考えると眠れない日もありました。でも、「もう引き返せない、やるしかない!」そういう思いで、あらゆるつてを頼り、そして、特に「八王子こどもの未来を守る会」の方々の強力な支援に後押しされて、この運動を進めました。(*「八王子こどもの未来を守る会」とは、3.11後、子どもたちへの放射能の影響を心配する保護者や地域の大人の方がインターネットのメーリングリスト上に集まって情報交換をしていくうちに、「ゆるくつながりながら子どもたちの健康と安全を守るために出来ることをやっていこう」と立ち上げたネットワークです。)

6.測定会(ゼロ☆ヒャクにて)

11月21日~27日・・・スペースゼロヒャクを借りて1週間限定の測定イベントを行いました。これが大きな転機となりました。二宮さんが友人と共同購入された測定器をご好意でお借りして、測定会をやりました。市内はもとより、市外からも多くの方が測定に来られ、大盛況でした。ボランティアで測定し、測定結果について話し合う、不安な方と共に語りあう集いの場になりました。最終日、測定会の反省会でプロジェクトチームの林さんが測定会の印象を「宮沢賢治のポラーノ広場のよう」と、「ポラーノ広場」の一節を朗唱されました。 その作品の一節のように、私達の測定室は、「みんなが集い、そして元気になって帰っていく広場」のイメージが出来ました。私たちの測定室は「市民による市民のための測定室でありたい!そう、こんな感じなんだ!というイメージが出来ました。大きな転機でした。どんな時もその気持ちを忘れずにいるために、現在も測定室の壁にその一節を掲げています。(ご支援くださる書道家の方からご好意で作品をご寄付いただきました。是非ご覧ください!)

 7.場所決まる!

もう一つの大きな転機はこの場所をお借りできたことです。プロジェクトチームのメンバーの榎本さんがが友人から「中央診療所の2階が空いているよ」と教えていただき、更に別のメンバーの井上さんが中央診療所の事務長と昔からの知り合いで、話がとんとん拍子に進みました。その上、私たちの趣旨を理解してくださり、ご好意で法外の安値で貸してくださいました。広い場所、安い家賃、そして家主が、山田真先生という子どもの内部被曝に最も理解のある小児科医の先生だという幸運に恵まれました。12月19日・・・場所の契約を済ませ、ホッとすると同時に、「さぁこれからオープンに向けてがんばろう!」という気持ちが高まりました。

8.リフォーム大作戦

12月19日~22日・・・契約のその日から、猛烈なスピードでリフォームを始めました。この場所は長く使用されていなかったため、壁にはカビや染みがあり、そのままでは測定室としては使えませんでした。そこでリフォーム作戦が始まりました。お金のない私たちですから、リフォームも全てボランティアを募り、人海戦術で行いました。ペンションを手作りで建てたこともあるという玄人はだしのメンバーのjirochoさんに陣頭指揮をお願いし、人海戦術で(10人以上集まった日もあった)、壁と天井の掃除、ペンキ塗り、それが終わると6畳の「ちゃぶ台スペース」(靴を脱いでくつろげる”あがり”スペース)を作り、見事に生まれ変わりました!たった4日間の早技でした。守る会のお母さんたち数人がカーテンを縫ってくださったり、デスクやキャビネット、冷蔵庫やプリンター、傘立てや電気ポット、お湯飲みなどの備品に至るまで、ほとんど全て、支援して下さる皆様からの寄付で出来上がりました!測定室の愛らしいロゴのデザイン、窓の飾り文字とウェルカムボードを作って寄付してくださったのは、「八王子こどもの未来を守る会」に参加されているプロのイラストレーターのミツヨさんです。他にもお名前を上げることができないほどたくさんの方の愛情のこもった、正真正銘手作りの測定室です。

 

9.オープニングセレモニー

そしていよいよ1月29日、測定室の開室を迎えました。リフォームが12月に一応終わって、1カ月余はオープンの準備や、オープニングセレモニーの参加者への案内状作成、郵送などに追われました。高名な方などは招待せずに、この測定室を作るために動いてくださった方、支援してくださった方をお呼びする、草の根の、手作りのオープニングセレモニーをと願いました。

予想より多くの参加者が見込まれたため、2部構成にし、1部は八教組を始め外部から支えてくださった方々、2部は内輪の、「八王子子どもの未来を守る会」の方たちを中心に、こどもづれOKの会にしました。

みかさんたち、セレモニー担当班の周到な準備のおかげで、セレモニーはスムーズに進行しました。子どもたちのくす玉割りで開会。測定済みの手作りクッキー、測定済みのおにぎりなど、手作りのもてなし、二宮さんの測定器デモンストレーション、西田によるこれまでの設置運動の歩みの話、参加者のスピーチなど、盛りだくさん。最後に林洋子さんが宮澤賢治の「ポラーノ広場」の一節を朗唱してくださいました。そして、八王子テレメディア、各新聞社の取材などもあり、感動的な、温かなセレモニーとなりました。

2部では子供向けの紙芝居を林洋子さんがしてくださり、より温かな、ほのぼのなものになりました。お互いのこれまでの労をねぎらい、開室を喜び合うものとなりました。

10.これからの課題

さて、1月30日から通常の測定室業務が始まりました。1日5検体測定。測定結果は原則すべて公開。10時~16時の開室。1検体1000円、会員は500円の測定料。破格の値段にしているのは、誰でも気軽に測定に来てほしいためです。お金に余裕のある人だけが測定できるのではなく誰でも測ってもらいたい。その願いを込めましたが、この料金では運営ができないので、運営費をサポートする維持会員を募集しています。

人材面でも、課題は山積しています。ボランティアで測定し、また運営しているために、ボランティアの方々の協力が必須です。

「子どもの内部被ばくを、食品を測定することで防ぎたい」という願いで始めた測定室設置運動。 私たちには何一つなく、あるのは強い思いだけでした。その思いが形になったと言う感動! しかし、喜びもつかの間、金銭面でも、人材面でも、課題は山積みです。でも引き返すわけにはいきません。 よちよち歩きの測定室ですが、何とか運営を継続し、長く続けて行きたいと願っています。いつか、食品の放射能汚染が消え、測定室が不要となるその日まで、多くの方と力を合わせ、次世代の子どもたちの未来のために、継続して行きたいと願っています。ささやかな、しかし具体的な測定という行動を通して、市民の役に立ちたい、市民と繋がっていきたい、そして、反原発の市井の拠点となりたいと強く願っています。

2012.3.20 西田照子記