八王子食育フェスタ実行委員会議事録 八王子市食育フェスタ実行委員会から、放射能測定デモ拒否の正式回答 この件について、公文書公開を請求していただいた方から議事録資料を提供していただきました。 以下に公開しておきます。 公文書部分公開決定通知書 食育フェスタ実行委員会(臨時120913)
こんばんは。この度、下記の経緯で保健所に個人で議事録の公開請求をしました。原発事故後から私たちは食に不安を抱き、自分たちで測ったり、現在もハカルワカル広場のデータや厚労省日報などを頼りに個々に折り合いつけて暮らしています。 しかし、私たちの住むこの街の行政は、子どもたちに無用な被ばくを絶対にさせないとは言ってはくれません。 基準値以内はOKとする給食の測定方法をみれば明らかです。 311後の食育とはなんでしょうか?私たちを取り巻く食とは環境とは?この国に生きるとは? 「食育」というキーワードひとつでも大きく考えさせられます。 以下は、保健所の食育フェスタの実行委員会に宛てたお手紙の一部です。一個人の思いですがこちらにコメントさせて頂きます。 **************************** 今回議事録をお願いしました経緯ですが、1つは昨年の食育フェスタに伺いましたが、食育とは?というようなメッセージ性は感じられず、いったい何の為に行っているイベントなのか疑問を感じました。小学校や保育園のブースでは、色とりどり工夫を凝らしたメニューが競り合い展示されていました。規定に沿い創意工夫された献立は、すばらし物に感じましたが、同時に素材の味を生かした様なシンプルな料理が少なく、本当に子どもたちの昼食に世界旅行のようなメニューが必要なのか?という疑問も生まれました。 そして、311後汚染された日本に暮らす我々は、添加物や農薬などと並び、汚染された食品についても学ばなければいけないのだと思いますが、会場には放射能についての情報もなにもありませんでした。会場にいらっしゃいました学事課の方などに「給食の食材の検査などはどうされてますか?」と質問しても「心配ではありますが、すべてを測るのは無理ですし、流通している物は安全です。心配する方がストレスになります。」との答えが返ってきました。 流通している物は本当に安全なのでしょうか?昨年の段階では空間線量の測定や土壌の測定、食品の検査の充実がないままに時が過ぎ、とても高い規制値でありながら安全と政府が言っていた時期です。市民が心配をしても当たり前ではないでしょうか、そんな中でありながら数少ないサンプル検査の結果で、実際には何も検査もせず安全という行政や市の対応、フェスタというお祭りに違和感を感じずにはいられませんでした。 同じ時期の2011年10月に私が検査機関に検査の依頼を行いました、干椎茸は1900bq/kg(乾燥状態)を越える物でした。汚染された食品は身近にあるのです。 原発事故後の今、私たちは何を食べて行くかというのは食育の中でも、添加物や農薬、遺伝子組み換え食品と並び大きなテーマではないでしょうか? もちろん、食を支えるのは環境です。環境の健全なくして安全な食はありえません。 下記の文中、「また、食育は、食に関する適切な判断力を養い、生涯にわたって健全な食生活を実現することにより、‥‥」がそれにあたるのではないでしょうか? (1)食育とは 食育基本法の前文では、「食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎と なるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択 する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求 められている。」としています。 また、食育は、食に関する適切な判断力を養い、生涯にわたって健全な食生活を実現することにより、国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成に資することを旨として、行われること等が求められています。 きちんと3食バランスよく、塩分控えめで などというありきたりな提言も、核家族化した現代人には大事なことではありますが、市の大きな予算をかけたイベントですから、今後は単なるお祭りではなくもっと踏み込み、深い内容のものもを期待したいです。 私は、ハカルワカル広場のサポーターもしております。サポーターとなったのは、子どもを持つ親として、測ってみないとわからない、子どもたちの内部被ばくを心配し市民が作り上げた市民測定室の設立の重要性を感じ、心より応援して行きたいと思ったからです。 本来であれば、公共性の強い施設ですから、小金井市や今月開所しました大田区 http://www.anshin-p.info 大田区公式websiteは http://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/manabu/s_center/ootakusyokuhinnkensa.htmlのように行政と恊働で運営をしていただきたかったですが、残念なことに八王子では実現しませんでした。その上、非公開の検査室に多額の予算、とても健全とは思えません。 他にも新宿区でも市民の働きかけで、区が購入・管理している測定器の他に 消費者庁貸与の測定器(AT1302@サードパーティ)を区民持ち込みの食品や区民のボランティア向けに使用する事が決定。 世田谷区でも、給食測定用に購入した検出器以外に、消費者庁貸与の測定器による無料測定が10/16より開始。 行政に何度も一緒に子どもたちを守りましょうと手を差し伸べて来た市民測定室が、今年の食育フェスタに参加するということで、期待しておりました。しかし、ハカルワカル広場の不参加に至った経緯をインターネットで知りましたが、その理由を知るも納得のいく物ではなく、中立的な立場でその経緯を知りたいと思い今回議事録を請求させて頂きました。 まず、出席委員が職員以外すべて黒塗りされていた事は、非公開の理由としては「個人」という括りでは納得出来ますが、公的機関の委員になった時点で公人と同じではないでしょうか? 信憑性と共に、どのような立場の方がどんな発言されていてどれだけの影響が市民生活に関係しているわからず残念です。発言に責任をもって公表して頂きたかったです。 そして、平成24年9月28日の議事録 3)議事3 につきまして、率直な感想を書かせて頂きます。 ■議事進行:この委員会では、あまり細かいくくりをしないところで、委員の皆さんの良識を 持ってフェスタの運営について話し合いを持って進めてきたところだが、今回の提案についていかがか。 →委員の皆さんの良識とはどういうものでしょうか。食育とは?と改めてお伺いしたいです。 意見① :当日市民が持ち込んだものを測るのはできないという条件をつけるのはどうか。 農業祭で売っているものを持ち込んで測るのは、ルール違反である。 →なぜ、ルール違反なのでしょうか?農業祭で売られている物はすべて検査済みなのでしょうか?測らないで売る方が良識がないと思います。八王子のほとんどの野菜は、10bq/kg以下(下限値の関係での表現)のものですから、もっと測って八王子の野菜は検出限界値以下のものだからとアピールポイントとして、売り出していくくらいのことをしても良いと思います。 意見② :測定ではなく、様々な測定器を展示(紹介)したらどうか。データ等を開示して もらい、測定をする場合は、団体の実施している測定室の紹介をしたらよいので はないか。測定はデモであったとしても来場者の中では、十分理解できない人は パニックになるんじゃないか。 →私はハカルワカル広場や他の施設でもパニックになった方がいると今まで聞いたこともありません。むしろ、パニックやアレルギーになっているのは、八王子市の行政の方々、食育フェスタの委員の方などではないでしょうか? 意見③ l市民のための活動を行っていることは十分理解できるが、公の検査機関ではない ことは確かなので、食育フェスタに出ているということでお墨付きという風に勘 違いする人が出てくるのではないか。大勢の人が来る中で、全員が理解してもら えるよう説明は不可能。団体で責任を取ると言っているが、とても一団体で責任 を取れる問題ではなく実行委員会にもリスクが大きい。農業祭で購入した野菜を 測定してはしいと持込む来場者は必ずいると思われる。 →「お墨付き」という感覚がまずは時代錯誤。事故後の今は民間の市民測定室の情報は重要で公的機関よりも未直で正しい認識のもとに行われています。 実行委員会のリスクとはなんでしょうか? たとえ農業祭で購入した野菜を測りたいという市民の意識があっても正常な意識だと思います。この一文を読むと、八王子の野菜は汚染されているから測定されたらマズいと読み取れます。この発言者の意識は、その程度なのでしょうか?その方が流通業者や農協関連の方でない事を祈ります。 意見④ :出展団体の中には地産地消をテーマに出展されているところもあり、仮に地場野菜で数値が出てしまった場合、影響が出る。もし仮に悪い数値が出てしまった場合ではあるが、後から公の第3者機関で測定し直して大丈夫でしたと言っても消えることがない。そのような問題も考慮すべき。 →この発言も上記と同じで、測定されたらマズいから測らせるなということと理解しました。 非常に残念な発言です。 意見⑤ :データを発表すればよいのではないか。土壌を測るとあるが、それでは食育では なく環境ではないのか。食品からは出るわけがないと団体では決めつけているがどうなのか。 →食育と環境と分ける時点で認識が違うのではないでしょうか?食はまずは環境、密接な関係からではないでしょうか? 事務局:被災地の土壌には影響が残っているが、食品には移行していないというデータを 持っているので、そのようなデータの公表を望みたいが、(食品)測定して、まったく出ないかというとその点については苦慮しているところである。 →食品には移行しないというデータとは?すべて研究が確立したものはないと私は認識しています、総ての核種の土壌検査もしていないことや、今後山からの下りてくる汚染物質を考えると時期早々な発言と思われます。 事務局:実際目で見える方が来場者にもインパクトがあるので実施したいという意向。条件としてJA農業祭の農作物とかぶらないようにやるとも言っている。 →インパクトというのではなく、本物を見てきちんと理解して頂きたいという主旨だと思います。実際に目の前で見るのでは理解が違うからです。この発言については、ハカルワカル広場に聞いてみたいと思います。 意見③ :デモをやった場合悪い結果が出た場合も考えた方がいい。絶対出ないとか大丈夫だろうとして実施した場合、後から大変なことになる。何か起こったら責任は取れないのではないか。最終的に団体が実行委員会や公などに責任を押し付ける形になるようでは、実行委員会としては責任が取れない。 →後から大変とはなんでしょうか?汚染されているものを市民が食べてしまう方が大変なのでは?単に仕事量が増えて大変とは市民には迷惑な話しです。 たとえ汚染されたものが出ても、市で責任をもってGeで測定をし、市民や公的機関に結果を公表し、基準値以上であれば消費者庁に通報する義務があるのではないでしょうか? 責任を押し付けるという考え方自体が不適切だと思います。 意見③ :どのような形をとったとしても団体は理解を示さないだろうが、あくまでも委員会としては、食育推進計画を軸とした食育ウェスタの開催運営をしているので、市民の不安を少しでも講じるような内容のデモは認められないとした方がよい。知識がないなどと言われるだろうが、冷静に対応するべき。 →きちんと測っているから不安、測ってないから不安 この意味の違いお分かりになりますでしょうか? 議事録を読ませて頂き、とても低い次元でハカルワカル広場のデモンストレーションが認められなかったと感じとても残念です。 保健所始め、市職員の皆様に、下記の世田谷区の測定のリポートが載っているページを是非読んでいただき八王子の実情と照らし合わせ、公的機関の役割などを改めてお考えいただきたく存じます。誰の為の行政か、この国の大きな問題です。 http://savesetagaya.blog.fc2.com/blog-entry-66.html 以上、よろしくお願いいたします。 返信
ちょこさんが自分の時間を使ってこうやって公開請求してくれたことにまず感謝します。私など話し合いの場に立ち会ったのに、測定して数値がでることを恐れている(「バイアスがあり勘違いする人がいるかも」と先方は散々言っていましたね)役所の人との会話にかみ合わないものを感じ、そこをどう解決していいものか方法が見つけられずにいましたから。 役所とのやり取りに立ち会えたり、やり取りを実際に聞けるということは多くの人が関われることではない、という点で、こうやって文書があるのは本当にありがたいことです。 また、役所のいうことは「わからない」ではなく、通訳を介するかのように、こうして役所が返してくれる方法でやるのがやり方なのですね。確かに市の行うことは市民の税金も使われているわけだから、楽しい食育フェスタで良かったですね、で終わってもらっては困るわけです。私たち市民にメリットがあるものでなければ、血税が使われる意味がないわけですね。 こういう文書の公開は役所の仕事の「見える化」に大きく貢献していると思います。政治や役所のやることが自分たちの生活に結びついている実感を多くの人が持てないでいると思いますが、私たちはまさしくその枠内で暮らしています。ごみの出し方ひとつとってもそうだし、学校教育も学校給食も多くの場合はそうです。 「枠ありき」ではなく、私たちがどんな暮らしを求めているか、がもっと大切にされる仕組みであってほしいものだと切に願っています。 返信
こんばんは。この度、下記の経緯で保健所に個人で議事録の公開請求をしました。原発事故後から私たちは食に不安を抱き、自分たちで測ったり、現在もハカルワカル広場のデータや厚労省日報などを頼りに個々に折り合いつけて暮らしています。
しかし、私たちの住むこの街の行政は、子どもたちに無用な被ばくを絶対にさせないとは言ってはくれません。
基準値以内はOKとする給食の測定方法をみれば明らかです。
311後の食育とはなんでしょうか?私たちを取り巻く食とは環境とは?この国に生きるとは?
「食育」というキーワードひとつでも大きく考えさせられます。
以下は、保健所の食育フェスタの実行委員会に宛てたお手紙の一部です。一個人の思いですがこちらにコメントさせて頂きます。
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今回議事録をお願いしました経緯ですが、1つは昨年の食育フェスタに伺いましたが、食育とは?というようなメッセージ性は感じられず、いったい何の為に行っているイベントなのか疑問を感じました。小学校や保育園のブースでは、色とりどり工夫を凝らしたメニューが競り合い展示されていました。規定に沿い創意工夫された献立は、すばらし物に感じましたが、同時に素材の味を生かした様なシンプルな料理が少なく、本当に子どもたちの昼食に世界旅行のようなメニューが必要なのか?という疑問も生まれました。
そして、311後汚染された日本に暮らす我々は、添加物や農薬などと並び、汚染された食品についても学ばなければいけないのだと思いますが、会場には放射能についての情報もなにもありませんでした。会場にいらっしゃいました学事課の方などに「給食の食材の検査などはどうされてますか?」と質問しても「心配ではありますが、すべてを測るのは無理ですし、流通している物は安全です。心配する方がストレスになります。」との答えが返ってきました。 流通している物は本当に安全なのでしょうか?昨年の段階では空間線量の測定や土壌の測定、食品の検査の充実がないままに時が過ぎ、とても高い規制値でありながら安全と政府が言っていた時期です。市民が心配をしても当たり前ではないでしょうか、そんな中でありながら数少ないサンプル検査の結果で、実際には何も検査もせず安全という行政や市の対応、フェスタというお祭りに違和感を感じずにはいられませんでした。
同じ時期の2011年10月に私が検査機関に検査の依頼を行いました、干椎茸は1900bq/kg(乾燥状態)を越える物でした。汚染された食品は身近にあるのです。
原発事故後の今、私たちは何を食べて行くかというのは食育の中でも、添加物や農薬、遺伝子組み換え食品と並び大きなテーマではないでしょうか?
もちろん、食を支えるのは環境です。環境の健全なくして安全な食はありえません。
下記の文中、「また、食育は、食に関する適切な判断力を養い、生涯にわたって健全な食生活を実現することにより、‥‥」がそれにあたるのではないでしょうか?
(1)食育とは
食育基本法の前文では、「食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎と
なるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択
する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求
められている。」としています。 また、食育は、食に関する適切な判断力を養い、生涯にわたって健全な食生活を実現することにより、国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成に資することを旨として、行われること等が求められています。
きちんと3食バランスよく、塩分控えめで などというありきたりな提言も、核家族化した現代人には大事なことではありますが、市の大きな予算をかけたイベントですから、今後は単なるお祭りではなくもっと踏み込み、深い内容のものもを期待したいです。
私は、ハカルワカル広場のサポーターもしております。サポーターとなったのは、子どもを持つ親として、測ってみないとわからない、子どもたちの内部被ばくを心配し市民が作り上げた市民測定室の設立の重要性を感じ、心より応援して行きたいと思ったからです。
本来であれば、公共性の強い施設ですから、小金井市や今月開所しました大田区
http://www.anshin-p.info
大田区公式websiteは
http://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/manabu/s_center/ootakusyokuhinnkensa.htmlのように行政と恊働で運営をしていただきたかったですが、残念なことに八王子では実現しませんでした。その上、非公開の検査室に多額の予算、とても健全とは思えません。
他にも新宿区でも市民の働きかけで、区が購入・管理している測定器の他に
消費者庁貸与の測定器(AT1302@サードパーティ)を区民持ち込みの食品や区民のボランティア向けに使用する事が決定。
世田谷区でも、給食測定用に購入した検出器以外に、消費者庁貸与の測定器による無料測定が10/16より開始。
行政に何度も一緒に子どもたちを守りましょうと手を差し伸べて来た市民測定室が、今年の食育フェスタに参加するということで、期待しておりました。しかし、ハカルワカル広場の不参加に至った経緯をインターネットで知りましたが、その理由を知るも納得のいく物ではなく、中立的な立場でその経緯を知りたいと思い今回議事録を請求させて頂きました。
まず、出席委員が職員以外すべて黒塗りされていた事は、非公開の理由としては「個人」という括りでは納得出来ますが、公的機関の委員になった時点で公人と同じではないでしょうか? 信憑性と共に、どのような立場の方がどんな発言されていてどれだけの影響が市民生活に関係しているわからず残念です。発言に責任をもって公表して頂きたかったです。
そして、平成24年9月28日の議事録 3)議事3 につきまして、率直な感想を書かせて頂きます。
■議事進行:この委員会では、あまり細かいくくりをしないところで、委員の皆さんの良識を
持ってフェスタの運営について話し合いを持って進めてきたところだが、今回の提案についていかがか。
→委員の皆さんの良識とはどういうものでしょうか。食育とは?と改めてお伺いしたいです。
意見① :当日市民が持ち込んだものを測るのはできないという条件をつけるのはどうか。
農業祭で売っているものを持ち込んで測るのは、ルール違反である。
→なぜ、ルール違反なのでしょうか?農業祭で売られている物はすべて検査済みなのでしょうか?測らないで売る方が良識がないと思います。八王子のほとんどの野菜は、10bq/kg以下(下限値の関係での表現)のものですから、もっと測って八王子の野菜は検出限界値以下のものだからとアピールポイントとして、売り出していくくらいのことをしても良いと思います。
意見② :測定ではなく、様々な測定器を展示(紹介)したらどうか。データ等を開示して
もらい、測定をする場合は、団体の実施している測定室の紹介をしたらよいので
はないか。測定はデモであったとしても来場者の中では、十分理解できない人は
パニックになるんじゃないか。
→私はハカルワカル広場や他の施設でもパニックになった方がいると今まで聞いたこともありません。むしろ、パニックやアレルギーになっているのは、八王子市の行政の方々、食育フェスタの委員の方などではないでしょうか?
意見③ l市民のための活動を行っていることは十分理解できるが、公の検査機関ではない
ことは確かなので、食育フェスタに出ているということでお墨付きという風に勘
違いする人が出てくるのではないか。大勢の人が来る中で、全員が理解してもら
えるよう説明は不可能。団体で責任を取ると言っているが、とても一団体で責任
を取れる問題ではなく実行委員会にもリスクが大きい。農業祭で購入した野菜を
測定してはしいと持込む来場者は必ずいると思われる。
→「お墨付き」という感覚がまずは時代錯誤。事故後の今は民間の市民測定室の情報は重要で公的機関よりも未直で正しい認識のもとに行われています。 実行委員会のリスクとはなんでしょうか?
たとえ農業祭で購入した野菜を測りたいという市民の意識があっても正常な意識だと思います。この一文を読むと、八王子の野菜は汚染されているから測定されたらマズいと読み取れます。この発言者の意識は、その程度なのでしょうか?その方が流通業者や農協関連の方でない事を祈ります。
意見④ :出展団体の中には地産地消をテーマに出展されているところもあり、仮に地場野菜で数値が出てしまった場合、影響が出る。もし仮に悪い数値が出てしまった場合ではあるが、後から公の第3者機関で測定し直して大丈夫でしたと言っても消えることがない。そのような問題も考慮すべき。
→この発言も上記と同じで、測定されたらマズいから測らせるなということと理解しました。
非常に残念な発言です。
意見⑤ :データを発表すればよいのではないか。土壌を測るとあるが、それでは食育では
なく環境ではないのか。食品からは出るわけがないと団体では決めつけているがどうなのか。
→食育と環境と分ける時点で認識が違うのではないでしょうか?食はまずは環境、密接な関係からではないでしょうか?
事務局:被災地の土壌には影響が残っているが、食品には移行していないというデータを
持っているので、そのようなデータの公表を望みたいが、(食品)測定して、まったく出ないかというとその点については苦慮しているところである。
→食品には移行しないというデータとは?すべて研究が確立したものはないと私は認識しています、総ての核種の土壌検査もしていないことや、今後山からの下りてくる汚染物質を考えると時期早々な発言と思われます。
事務局:実際目で見える方が来場者にもインパクトがあるので実施したいという意向。条件としてJA農業祭の農作物とかぶらないようにやるとも言っている。
→インパクトというのではなく、本物を見てきちんと理解して頂きたいという主旨だと思います。実際に目の前で見るのでは理解が違うからです。この発言については、ハカルワカル広場に聞いてみたいと思います。
意見③ :デモをやった場合悪い結果が出た場合も考えた方がいい。絶対出ないとか大丈夫だろうとして実施した場合、後から大変なことになる。何か起こったら責任は取れないのではないか。最終的に団体が実行委員会や公などに責任を押し付ける形になるようでは、実行委員会としては責任が取れない。
→後から大変とはなんでしょうか?汚染されているものを市民が食べてしまう方が大変なのでは?単に仕事量が増えて大変とは市民には迷惑な話しです。 たとえ汚染されたものが出ても、市で責任をもってGeで測定をし、市民や公的機関に結果を公表し、基準値以上であれば消費者庁に通報する義務があるのではないでしょうか? 責任を押し付けるという考え方自体が不適切だと思います。
意見③ :どのような形をとったとしても団体は理解を示さないだろうが、あくまでも委員会としては、食育推進計画を軸とした食育ウェスタの開催運営をしているので、市民の不安を少しでも講じるような内容のデモは認められないとした方がよい。知識がないなどと言われるだろうが、冷静に対応するべき。
→きちんと測っているから不安、測ってないから不安 この意味の違いお分かりになりますでしょうか?
議事録を読ませて頂き、とても低い次元でハカルワカル広場のデモンストレーションが認められなかったと感じとても残念です。
保健所始め、市職員の皆様に、下記の世田谷区の測定のリポートが載っているページを是非読んでいただき八王子の実情と照らし合わせ、公的機関の役割などを改めてお考えいただきたく存じます。誰の為の行政か、この国の大きな問題です。
http://savesetagaya.blog.fc2.com/blog-entry-66.html
以上、よろしくお願いいたします。
ちょこさんが自分の時間を使ってこうやって公開請求してくれたことにまず感謝します。私など話し合いの場に立ち会ったのに、測定して数値がでることを恐れている(「バイアスがあり勘違いする人がいるかも」と先方は散々言っていましたね)役所の人との会話にかみ合わないものを感じ、そこをどう解決していいものか方法が見つけられずにいましたから。
役所とのやり取りに立ち会えたり、やり取りを実際に聞けるということは多くの人が関われることではない、という点で、こうやって文書があるのは本当にありがたいことです。
また、役所のいうことは「わからない」ではなく、通訳を介するかのように、こうして役所が返してくれる方法でやるのがやり方なのですね。確かに市の行うことは市民の税金も使われているわけだから、楽しい食育フェスタで良かったですね、で終わってもらっては困るわけです。私たち市民にメリットがあるものでなければ、血税が使われる意味がないわけですね。
こういう文書の公開は役所の仕事の「見える化」に大きく貢献していると思います。政治や役所のやることが自分たちの生活に結びついている実感を多くの人が持てないでいると思いますが、私たちはまさしくその枠内で暮らしています。ごみの出し方ひとつとってもそうだし、学校教育も学校給食も多くの場合はそうです。
「枠ありき」ではなく、私たちがどんな暮らしを求めているか、がもっと大切にされる仕組みであってほしいものだと切に願っています。