2月1日(土)のお茶会のご案内「ビキニ事件とは何か?」

2月1日(土)のお茶会は次の要領で行います。
と き:2月1日(土)10時~12時
ところ:ハカルワカル広場

テーマ「ビキニ事件とは何か?」

2月お茶会は「ビキニ事件とは何か?」のテーマでビキニ事件を考えたいと思います。併せて、1月19日に見学した「第五福竜丸展示館のレポートも行います。

3月1日のハカルワカル映画会の「太陽が落ちた日」で福島を経験した視点から広島の被ばくを考えますが、その前にビキニ事件を考えたいと思います。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

~~ 内容のご紹介~~

ビキニ事件と聞けば、すぐに第五福竜丸が思い浮かび、第五福竜丸が太平洋上の核実験で被ばくした事件、という認識で終わりがちではないでしょうか。

けれど実際には、ビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験は地球規模の放射能汚染をもたらし、日本だけでものべ1000隻のマグロ漁船が被災し、約1万人の漁船員が被ばくしました。

さらに、核実験場に近いマーシャル諸島に暮らす人々の生活は完全に破壊され、その被害は今も続いています。

これは、どこかの地域に限定され過去のものとなった「事件」などではなく、人類史上まれにみる、さらには未来までをも巻き込む犯罪といえるのではないでしょうか。

このことを身に迫る問題として理解するため、被災した漁船員、住民の証言を確かめながら、ビキニ事件とはなにか?をみなさんと一緒に考えたいと思います。

ハカルワカル広場
2020.1.21

3月1日(日)第24回ハカルワカル広場 映画会「太陽が落ちた日」のご案内

広島の原爆投下から75年目。福島原発事故を経験した私たちは、過去を問い、未来に責任を持ちたいと、核について考え行動するため、この映画会を企画しました。ともに見て、考えませんか?

【あらすじ】この映画のドメーニク・アヤ監督は広島赤十字病院で原爆の被曝者を治療していたという祖父の足跡をたどろうとして、肥田舜太郎医師、また看護婦をしていた内田さんと出会います。そして、祖父の語らなかった過去を辿るうち福島原発事故が起こる、、、その原発事故に対し、内田さんがとった行動とは?

*とき:3月1日(日) 上映 13:30 ( 開場 13:00)

上映終了後、トークセッション
「広島-ビキニ-福島を考える」を行います。
スイス在住の ドメーニク・アヤ監督 のビデオメッセージも上映します。ご期待下さい 。

*ところ:北野市民センター8階ホール

*チケット:前売り800円 当日1000円
 障がいのある方、高校生以下は無料

*チケットの申し込み方法:電話、メールで
 ハカルワカル広場までお申し込みください。
 お取り置きし、当日お渡しします
  電話 042-686-0820
  メール hachisoku@gmail.com

ぜひご覧ください。皆さまのご来場をお待ちしております。

ハカルワカル広場

1月19日(日)第五福竜丸展示館へ行こう!

第五福竜丸展示館見学会を1月19日(日)に実施します。詳細は下記をご覧ください。

というのも毎年3月1日のビキニデーにハカルワカル広場は映画会を開催していますが、今年は「太陽が落ちた日」と言う映画を上映します。その映画の予習も兼ね、見学会を実施します。

実施の詳細

日時:2020年1月19日(日)午後1時(各自昼食を済ませて〉
集合場所:現地集合 【第五福竜丸展示館 館内ロビー】

東京都江東区夢の島2−1−1、夢の島公園内.
TEL:03-3521-8494

アクセス: 東京メトロ有楽町線、JR京葉線、りんかい線、『新木場駅』下車、徒歩10分   http://d5f.org/access.html

第五福竜丸は1954年3月1日にアメリカの水爆実験により大量の死の灰を浴び、乗組員が被曝しました。

しかし、実は 被害を受けたのは、第五福竜丸だけではありません。日本各地から多くの船が出漁し被害を受けました。 1000隻近くの船が被ばくしたことが明らかになっています。

高知県の高等学校教諭山下正寿さんは、アメリカが1946年 – 1958年にビキニ環礁やエニウェトク環礁で計67回行った一連の核実験で被爆したとみられる県内の船員への聞き取り調査、アメリカの公文書の分析、厚生労働省への情報公開請求に取り組み、被災の実態を明らかにしてきました。山下さんがビキニ核実験から34年後に第五福竜丸以外の漁船員204名を調べた結果、癌などの病気で3割(61人)がすでに亡くなっていました。

高知県 【ビキニ環礁水爆実験に関連した健康相談】

広島、長崎に次いで、ビキニ環礁での水爆実験で被ばくしたことにより、原水禁運動が全国に広がりました。そして福島の原発事故。3度にわたり放射線被ばくを受けた私たちがしなければならないことは何か?

第五福竜丸展示館見学を実施し、考えたいと思います。

ふるってご参加ください!

ハカルワカル広場

2019.12.9

1月11日(土)のお茶会 会員交流会についてのお知らせ

1月11日(土)のお茶会は会員交流会を予定しております。開始時間は11時とし、一品持ち寄りで、おおいに食べ、語り、交流を深めましょう!

みなさま、ふるってご参加ください。

ハカルワカル広場

2019.12.9

冬季閉室のお知らせ

寒くなってまいりました。今年度もハカルワカル広場を支えてくださりありがとうございました!

年末年始は次の通り閉室とさせていただきます。ご了承ください。

12月22日(日)~1月8日(水)まで

皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。

ハカルワカル広場

ページデザインを変更

みなさん、昨日(12月8日)にホームページのデザインの更新を行いました。

旧ページでは、上部に横長のメニューバーがありましたがそれがなくなり、「メニューはどこ?」と戸惑われる方もあるかと思います。

新ページでは、メニューは右上の方にある「3本横棒の上にメニューとあるアイコン」からアクセスできます。このアイコンはどこのページに行っても現れます。

新ページは時代の流れに合わせて、スマホでもアクセスしやすいデザインにしてあります。
世界にある原発に関する数字と、核兵器禁止条約の調印・批准国に関する情報を表紙で示して、世界の脱原発・核廃絶に向けての情報を共有するようにしておきました。

みなさんのご意見を聞きながら今後も改良していきたいと思います。月例お茶会の時などに、是非ご意見ご感想をお聞かせください。

12月定例お茶会 「ジャビルカ」上映会のご案内

師走の12月となりました。12月7日(土)定例お茶会のご案内です。
12月の定例お茶会は、測定振り返りの後、浜岡原発見学ツアー報告&映画「ジャビルカ」上映会となっております。この映画は 2014年6月21日(土) 第6回映画会で上映された映画で、 アボリジニのウラン鉱山開発に抵抗する抵抗運動、オーストラリア環境団体も応援しての運動で、採掘が止まるすばらしい映画です。 京都精華大学の細川 弘明 さんがその映画の時来てくださり「その後」も話してくださいました。

しかしジャビルカ鉱山は止まっても、田中角栄首相のトップセールスにより北部のレンジャー鉱山、南部のオリンピックダム鉱山は開発され、日本の原発へウランを輸出し、 2011年3月11日に福島第一原発事故によりオリンピックダム採掘のウラン核燃料がメルトダウンし最悪の大規模な放射能汚染が起きてしまいました。

とき: 12月7日(土)10時~12時

ところ:ハカルワカル広場

映画会「ジャビルカ」チラシダウンロード

ハカルワカル広場だより 主要記事 巻頭寄稿文、ハカってワカった話

ハカルワカル広場だよりの主要記事 巻頭寄稿文とハカってワカった話を抜粋しました。
号番号をクリックするとハカルワカル広場だよりpdfが表示され、記事の名前をクリックすると記事が表示されます。

発行日 巻頭寄稿文 ハカってワカった話
31 2019.11.25 廃炉を考える まぎらわしい誤検出
30 2019.8.20 地域に根差した草の根活動・ 先駆的お二人 広島・長崎から74年
29 2019.05.20 ヒバクシャ地球一周 証言の航海に参加 3ヶ月間の測定結果、館町Eゼオライト測定値トップ
28 2019.02.20 福島の子どもの甲状腺がんについて 2018年末までの測定結果まとめから
27 2018.11.20 福島原発事故を風化させないために 鶏糞からセシウム137
26 2018.08.20 福島の今を知ろう!2018福島視察ツアー シジュウカラ巣の放射能はやはりコケから
25 2018.05.20 上村英明教授 講演会「核をさまざまに考える」 鳥の巣箱の中身、1674Bq/kg
24 2018.02.16 浜岡原発現地から 2017年データのまとめ、検出値年間トップの歴史
23 2017.11.16 おしどりマコ&ケンさん講演会講演録 木くずの汚染はどの程度?
22 2017.08.30 関東も汚染現地 不検出になってくれない原木椎茸
21 2017.05.18 森とキノコと放射能 19000Bq/kg の衝撃
20 2017.02.23 たらちね見学会で思ったこと 昨年の一ヶ月あたりの測定検体数
19 2016.11.17 福島原発事故による水産物の放射能汚染 ゼオライトの測定結果を見る
18 2016.08.10 2016年5月16日 ちくりん舎訪問記 岩手産原木椎茸、コシアブラ
17 2016.05.20 福島原発事故の実相について 5年間、原木椎茸測定記録
16 2016.02.20 映画『核分裂過程』 2015年のまとめデータから
15 2015.11.19 自然エネルギーを「選び取る」社会へ 減っているのかセシウム土壌汚染
14 2015.08.29 金八デモはいま 微量放射能漏れ監視プロジェクト
13 2015.05.20 浜岡原発見学ツアーの感想 キルティングジャケットの測定結果
12 2015.02.20 浜岡原発のある町の現状 過去3年分のデータの振り返り
11 2014.11.15 映画「シロウオ~原発立地を断念させた町」 2014年9月24日~11月7日測定結果 日野の栗
10 2014.08.28 ジャビルカの背景と現在 驚きのコシアブラ、ラドンガスについて
9 2014.05.15 放射能ってなんだろう? 編集裏ばなし 今年の筍は?、桜の花びら、定点観測の勧め
8 2014.02.15 2013年度のハカルワカル広場の活動 微量がしぶとく残る柑橘類、検出された食品
7 2013.11.14 ハカルワカル映画会を始めたきっかけ 鉛遮蔽の強化、微量測定の世界
6 2013.08.01 ハカってワカろう、親子放射能測定 驚くような測定データはもうない、室内のほこり
5 2013.05.11 測定室の活動報告(2013年2月~4月) 引き続き測定依頼減少傾向、筍、土壌汚染、新茶
4 2013.02.25 測定室の活動報告(2012年11月~2013年2月) 微量測定値が増える、柑橘類の汚染、八王子の穀類
3 2012.11.05 測定室の活動報告(2012年7月~10月) 食品汚染はかなり減少、米ぬか要注意、梅酒微量
2 2012.08.04 測定室の活動報告(2012年4月~6月) たけのこ、新茶、土、誤検出
1 2012.05.11 ハカルワカル広場測定開始(2012年1月29日) 測定限界値、測定結果、ホームページでデータ公開

ハカってワカった話 まぎらわしい誤検出

ハカってワカった話 まぎらわしい誤検出

二宮 志郎

まぎらわしい誤検出

 今回の測定結果表、八王子北野の落ち葉がCs137が382Bq/kgでびっくりするような高い数値なんですが、よくみるとCs134が347Bq/kgで、これは明らかに何か変だと気づきます。福島由来のCs134は事故後の年数を経てCs137に対する比率では1/10以下になっているはずなのに、ほぼ同じに近い値が出ています。最近に新しい事故でも起こっていない限りこういう数値はありえないので、このCs134は自然放射能の影響で大きく誤検出していることは明らかです。さらに検体重量に注目すると、なんとたったの39gです。これではまともな測定値は期待するのは無理です。

 ただ同じように、八王子北野の落ち葉で89gという少ない検体量だった2019年1月8日の測定では、はっきりとCs137が検出されています。この両者の違いをスペクトルで見てみましょう。

 下の赤線の方はピークがCs137の存在を示す662keV付近に来ていますが、青線の方はかなり左の方にずれています。青線の方がはっきり示しているのはBi(ビスマス)214の609keVとPb(鉛)214の352keV、295keVのピークです。青線の方には662keV付近のピークはほぼ見られず、Cs137の存在は確認できないと見るべきでしょう。

落ち葉は新鮮な雨水で湿っていたのか?

 Bi(ビスマス)214、Pb(鉛)214は天然のラドンガスが崩壊してできてくるものですが、雨水に多少含まれています。それも数日で急激に減っていくので、新鮮な雨水でないと、あまり検出されません。

 おそらく10月16日測定の落ち葉は新鮮な雨水で湿っていたのでしょう。そのせいでBi214, Pb214といった自然放射能が含まれて、それが出す放射線、特にBi214が出している609keVのピークを誤検出して、それが39gという少ない検体量だったせいで、誤り部分が拡大されて、結果的に大きな数字になってしまったようです。

Cs134は何故誤検出される?

 Cs134を示すピークは605keVと796keVに強く出てきます。605の方はBi214の609と近すぎて分離不可能ですから、Cs134の見極めは796keVの存在にかかってきます。

 再びスペクトルに注目します。赤線、青線、いずれの方を見ても796あたりにピークらしきものは見当たりません。Cs134はほとんどないということを示しています。「人間の目には明らかなのに何故測定器は誤った数値を示してしまうのか?」と疑問に思われるかもしれません。

 ハカルワカル広場にある測定器にはAIが搭載されているわけではなく、ある種の計算式から機械的にCs134の存在量を算出しているだけです。どうもその計算式のもっている癖のせいか、K(カリウム)40の1460keVが高くでて、スペクトル全体が底上げされたような形になった時にはCs134が誤検出として出てくるようです。そのせいでゼオライトを測った時にはかならずCs134が誤検出されます。

人間が見てよく考える、それが必要

 AI搭載型測定器が出てきたら状況は変わるのかもしれませんが、今はまだまだ測定結果の数値を人間がよく吟味することが必要です。ポイントは「絶対ありえないような数値が出てきたらまず疑う」ということでしょう。いくら温暖化現象が顕著だとはいえ、家の温度計がいきなり50度を表示したら、みなさん「温度計が変」と疑うでしょう。それと同じことです。

 AI搭載型になったら? 測定値に対する判断はかなり正確になるかもしれませんが、「その数値を見てどうするの」と考えるのはやっぱり人間でなければならないでしょう。