2020年1月19日(日)第五福竜丸展示館見学会のお誘い

第五福竜丸展示館見学会を1月19日(日)に実施します。詳細は下記をご覧ください。

というのも毎年3月1日のビキニデーにハカルワカル広場は映画会を開催していますが、今年は「太陽が落ちた日」と言う映画を上映します。その映画の予習も兼ね、見学会を実施します。

実施の詳細

日時:2020年1月19日(日)午後1時(各自昼食を済ませて〉
集合場所:現地集合 【第五福竜丸展示館 館内ロビー】

東京都江東区夢の島2−1−1、夢の島公園内.
TEL:03-3521-8494

アクセス: 東京メトロ有楽町線、JR京葉線、りんかい線、『新木場駅』下車、徒歩10分   http://d5f.org/access.html

第五福竜丸は1954年3月1日にアメリカの水爆実験により大量の死の灰を浴び、乗組員が被曝しました。

しかし、実は 被害を受けたのは、第五福竜丸だけではありません。日本各地から多くの船が出漁し被害を受けました。 1000隻近くの船が被ばくしたことが明らかになっています。

高知県の高等学校教諭山下正寿さんは、アメリカが1946年 – 1958年にビキニ環礁やエニウェトク環礁で計67回行った一連の核実験で被爆したとみられる県内の船員への聞き取り調査、アメリカの公文書の分析、厚生労働省への情報公開請求に取り組み、被災の実態を明らかにしてきました。山下さんがビキニ核実験から34年後に第五福竜丸以外の漁船員204名を調べた結果、癌などの病気で3割(61人)がすでに亡くなっていました。

NHK NEWS WEB 高知
ビキニ操業 元乗組員の健康相談

広島、長崎に次いで、ビキニ環礁での水爆実験で被ばくしたことにより、原水禁運動が全国に広がりました。そして福島の原発事故。3度にわたり放射線被ばくを受けた私たちがしなければならないことは何か?

第五福竜丸展示館見学を実施し、考えたいと思います。

ふるってご参加ください!

ハカルワカル広場

2019.12.9

来年1月11日(土)のお茶会 会員交流会についてのお知らせ

来年1月11日(土)のお茶会は会員交流会を予定しております。開始時間は11時とし、一品持ち寄りで、おおいに食べ、語り、交流を深めましょう!

みなさま、ふるってご参加ください。

ハカルワカル広場

2019.12.9

冬季閉室のお知らせ

寒くなってまいりました。今年度もハカルワカル広場を支えてくださりありがとうございました!

年末年始は次の通り閉室とさせていただきます。ご了承ください。

12月22日(日)~1月8日(水)まで

皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。

ハカルワカル広場

ページデザインを変更

みなさん、昨日(12月8日)にホームページのデザインの更新を行いました。

旧ページでは、上部に横長のメニューバーがありましたがそれがなくなり、「メニューはどこ?」と戸惑われる方もあるかと思います。

新ページでは、メニューは右上の方にある「3本横棒の上にメニューとあるアイコン」からアクセスできます。このアイコンはどこのページに行っても現れます。

新ページは時代の流れに合わせて、スマホでもアクセスしやすいデザインにしてあります。
世界にある原発に関する数字と、核兵器禁止条約の調印・批准国に関する情報を表紙で示して、世界の脱原発・核廃絶に向けての情報を共有するようにしておきました。

みなさんのご意見を聞きながら今後も改良していきたいと思います。月例お茶会の時などに、是非ご意見ご感想をお聞かせください。

12月定例お茶会 「ジャビルカ」上映会のご案内

師走の12月となりました。12月7日(土)定例お茶会のご案内です。
12月の定例お茶会は、測定振り返りの後、浜岡原発見学ツアー報告&映画「ジャビルカ」上映会となっております。この映画は 2014年6月21日(土) 第6回映画会で上映された映画で、 アボリジニのウラン鉱山開発に抵抗する抵抗運動、オーストラリア環境団体も応援しての運動で、採掘が止まるすばらしい映画です。 京都精華大学の細川 弘明 さんがその映画の時来てくださり「その後」も話してくださいました。

しかしジャビルカ鉱山は止まっても、田中角栄首相のトップセールスにより北部のレンジャー鉱山、南部のオリンピックダム鉱山は開発され、日本の原発へウランを輸出し、 2011年3月11日に福島第一原発事故によりオリンピックダム採掘のウラン核燃料がメルトダウンし最悪の大規模な放射能汚染が起きてしまいました。

とき: 12月7日(土)10時~12時

ところ:ハカルワカル広場

映画会「ジャビルカ」チラシダウンロード

ハカルワカル広場だより 主要記事 巻頭寄稿文、ハカってワカった話

ハカルワカル広場だよりの主要記事 巻頭寄稿文とハカってワカった話を抜粋しました。
号番号をクリックするとハカルワカル広場だよりpdfが表示され、記事の名前をクリックすると記事が表示されます。

発行日 巻頭寄稿文 ハカってワカった話
31 2019.11.25 廃炉を考える まぎらわしい誤検出
30 2019.8.20 地域に根差した草の根活動・ 先駆的お二人 広島・長崎から74年
29 2019.05.20 ヒバクシャ地球一周 証言の航海に参加 3ヶ月間の測定結果、館町Eゼオライト測定値トップ
28 2019.02.20 福島の子どもの甲状腺がんについて 2018年末までの測定結果まとめから
27 2018.11.20 福島原発事故を風化させないために 鶏糞からセシウム137
26 2018.08.20 福島の今を知ろう!2018福島視察ツアー シジュウカラ巣の放射能はやはりコケから
25 2018.05.20 上村英明教授 講演会「核をさまざまに考える」 鳥の巣箱の中身、1674Bq/kg
24 2018.02.16 浜岡原発現地から 2017年データのまとめ、検出値年間トップの歴史
23 2017.11.16 おしどりマコ&ケンさん講演会講演録 木くずの汚染はどの程度?
22 2017.08.30 関東も汚染現地 不検出になってくれない原木椎茸
21 2017.05.18 森とキノコと放射能 19000Bq/kg の衝撃
20 2017.02.23 たらちね見学会で思ったこと 昨年の一ヶ月あたりの測定検体数
19 2016.11.17 福島原発事故による水産物の放射能汚染 ゼオライトの測定結果を見る
18 2016.08.10 2016年5月16日 ちくりん舎訪問記 岩手産原木椎茸、コシアブラ
17 2016.05.20 福島原発事故の実相について 5年間、原木椎茸測定記録
16 2016.02.20 映画『核分裂過程』 2015年のまとめデータから
15 2015.11.19 自然エネルギーを「選び取る」社会へ 減っているのかセシウム土壌汚染
14 2015.08.29 金八デモはいま 微量放射能漏れ監視プロジェクト
13 2015.05.20 浜岡原発見学ツアーの感想 キルティングジャケットの測定結果
12 2015.02.20 浜岡原発のある町の現状 過去3年分のデータの振り返り
11 2014.11.15 映画「シロウオ~原発立地を断念させた町」 2014年9月24日~11月7日測定結果 日野の栗
10 2014.08.28 ジャビルカの背景と現在 驚きのコシアブラ、ラドンガスについて
9 2014.05.15 放射能ってなんだろう? 編集裏ばなし 今年の筍は?、桜の花びら、定点観測の勧め
8 2014.02.15 2013年度のハカルワカル広場の活動 微量がしぶとく残る柑橘類、検出された食品
7 2013.11.14 ハカルワカル映画会を始めたきっかけ 鉛遮蔽の強化、微量測定の世界
6 2013.08.01 ハカってワカろう、親子放射能測定 驚くような測定データはもうない、室内のほこり
5 2013.05.11 測定室の活動報告(2013年2月~4月) 引き続き測定依頼減少傾向、筍、土壌汚染、新茶
4 2013.02.25 測定室の活動報告(2012年11月~2013年2月) 微量測定値が増える、柑橘類の汚染、八王子の穀類
3 2012.11.05 測定室の活動報告(2012年7月~10月) 食品汚染はかなり減少、米ぬか要注意、梅酒微量
2 2012.08.04 測定室の活動報告(2012年4月~6月) たけのこ、新茶、土、誤検出
1 2012.05.11 ハカルワカル広場測定開始(2012年1月29日) 測定限界値、測定結果、ホームページでデータ公開

ハカってワカった話 まぎらわしい誤検出

ハカってワカった話 まぎらわしい誤検出

二宮 志郎

まぎらわしい誤検出

 今回の測定結果表、八王子北野の落ち葉がCs137が382Bq/kgでびっくりするような高い数値なんですが、よくみるとCs134が347Bq/kgで、これは明らかに何か変だと気づきます。福島由来のCs134は事故後の年数を経てCs137に対する比率では1/10以下になっているはずなのに、ほぼ同じに近い値が出ています。最近に新しい事故でも起こっていない限りこういう数値はありえないので、このCs134は自然放射能の影響で大きく誤検出していることは明らかです。さらに検体重量に注目すると、なんとたったの39gです。これではまともな測定値は期待するのは無理です。

 ただ同じように、八王子北野の落ち葉で89gという少ない検体量だった2019年1月8日の測定では、はっきりとCs137が検出されています。この両者の違いをスペクトルで見てみましょう。

 下の赤線の方はピークがCs137の存在を示す662keV付近に来ていますが、青線の方はかなり左の方にずれています。青線の方がはっきり示しているのはBi(ビスマス)214の609keVとPb(鉛)214の352keV、295keVのピークです。青線の方には662keV付近のピークはほぼ見られず、Cs137の存在は確認できないと見るべきでしょう。

落ち葉は新鮮な雨水で湿っていたのか?

 Bi(ビスマス)214、Pb(鉛)214は天然のラドンガスが崩壊してできてくるものですが、雨水に多少含まれています。それも数日で急激に減っていくので、新鮮な雨水でないと、あまり検出されません。

 おそらく10月16日測定の落ち葉は新鮮な雨水で湿っていたのでしょう。そのせいでBi214, Pb214といった自然放射能が含まれて、それが出す放射線、特にBi214が出している609keVのピークを誤検出して、それが39gという少ない検体量だったせいで、誤り部分が拡大されて、結果的に大きな数字になってしまったようです。

Cs134は何故誤検出される?

 Cs134を示すピークは605keVと796keVに強く出てきます。605の方はBi214の609と近すぎて分離不可能ですから、Cs134の見極めは796keVの存在にかかってきます。

 再びスペクトルに注目します。赤線、青線、いずれの方を見ても796あたりにピークらしきものは見当たりません。Cs134はほとんどないということを示しています。「人間の目には明らかなのに何故測定器は誤った数値を示してしまうのか?」と疑問に思われるかもしれません。

 ハカルワカル広場にある測定器にはAIが搭載されているわけではなく、ある種の計算式から機械的にCs134の存在量を算出しているだけです。どうもその計算式のもっている癖のせいか、K(カリウム)40の1460keVが高くでて、スペクトル全体が底上げされたような形になった時にはCs134が誤検出として出てくるようです。そのせいでゼオライトを測った時にはかならずCs134が誤検出されます。

人間が見てよく考える、それが必要

 AI搭載型測定器が出てきたら状況は変わるのかもしれませんが、今はまだまだ測定結果の数値を人間がよく吟味することが必要です。ポイントは「絶対ありえないような数値が出てきたらまず疑う」ということでしょう。いくら温暖化現象が顕著だとはいえ、家の温度計がいきなり50度を表示したら、みなさん「温度計が変」と疑うでしょう。それと同じことです。

 AI搭載型になったら? 測定値に対する判断はかなり正確になるかもしれませんが、「その数値を見てどうするの」と考えるのはやっぱり人間でなければならないでしょう。

ハカルワカル広場だより31号  廃炉を考える 渡辺敦雄

廃炉を考える

元東芝原子力技術者 渡辺敦雄

1.経緯
 去る10月5日、ハカルワカル広場の茶話会で、11月10日に予定の浜岡原発見学に寄せて話題提供を依頼された。その講演内容を寄稿する。

 筆者は、1971年に東芝に入社し、浜岡原発(以下浜岡と略記)1~3号機の基本設計を担当した一人である。今回のテーマである浜岡の廃炉は、自分が設計した原発をいかに安全に終息させるかの、筆者にとって最後の仕事であり、この小論を契機として原発の安全安心な終息方法を読者の皆様と考える機会を共有できたらうれしい限りである。

2.原発の恐ろしさ
 エネルギー源の選択をする上で、地球市民の一員として、以下の観点を考慮しなければならない。
①安心できるか ②分散型で、地産地消に向いているか ③低二酸化炭素エネルギーか  ④国際的に独立しているか ⑤再生可能か ⑥高効率か
この観点から、原発は絶対に選択できないことを以下に述べる。

 原発は必ず事故を起こす。原子力は、他の、宇宙開発、海洋開発、医学などの巨大技術と比較し、以下の点で事故があった時の質と規模の次元が全く異なり、人類には制御不能な恐ろしいエネルギー源である。

(1)放射線障害は種の保存への障害(遺伝子損傷)であり、事故被害額も電力会社単独で責任が取れないほど膨大⇒実際に、放射線を使用して、人類に害をもたらす生物種の絶滅をした例もある

(2)使用済み核燃料の放射能の処理方法がない(プルトニウム239は10万年の管理が必要)

 だが、原子力発電はたかが電気をおこすための技術であり、自然エネルギーという代替法がある。 

 従って、原発終息の根拠は、放射線被害に関し、他の害(「交通事故死亡率」や「たばこの発がん率」)と比較して科学的に議論ができないため、技術論争ではなく、「後世に負の遺産を残すか、残さないか」の倫理の問題である。

3.廃炉と浜岡の廃炉工程の現状

(1)「廃炉」ではなく、「永久停止」を求める

 福島第一原発事故のような事故後の対応は別として、通常運転停止後の廃炉は、
①原子炉停止⇒ ②使用済み燃料を安全に保管⇒ ③系統除染・汚染水保管⇒
④即時解体⇒ ⑤放射性廃棄物保管⇒ ⑥土地の再利用・復旧、という工程を踏む。

 しかし、廃炉とは異なる、「永久停止」という方法がある。永久停止とは、原則的に施設は解体(上記④以降)せず、そのまま安全保管(例えばコンクリートで覆う)する手法である。この手法は、廃炉措置と比較して、以下の点で優れている。

① 放射性廃棄物の総量は、廃炉よりはるかに少なく、経済的

② 作業員や近傍住民への被ばく影響が少ない

(2)浜岡の廃炉工程の現状

 そもそも英国などでは、放射能の低減を待ち、100年停止して廃炉に入る工程が採用されている。100年待機の工程が望まれる中、日本では、停止した原発は直ちに廃炉措置を開始し40年ぐらいで終了と、なぜか廃炉を急いでいる。

 浜岡1~2号機の廃炉措置は2009年に開始し、2036年に終了予定である。各段階10年程度で、全4段階ある。現在施設のすべての放射能濃度の検査(第1段階)を終了し、第2段階に入った。

 現時点では、汚染度の低い、建物の外側の電気設備や空調設備の解体を終了し、いよいよ排気塔の撤去に取り掛かる予定である。

 ただ、排気塔の解体・撤去は、放射性塵埃が多量に環境に放出される恐れがあり、作業員にも近隣住民にとっても、注意を要する。

(3)廃炉費用

 電力会社の発表では1基の廃炉費用は数百億円といわれている。東海原発の実績では、1000億円である。しかし、この費用見積りには、① 汚染物の廃棄場所 ② 地元への補償 ③原状回復、などの費用が含まれていないので、これを含入すると、6000億円にもなる、とのスイスの予測評価も報道されている。経費削減(すなわち電気料金の削減)の観点でも、廃炉より永久停止が望まれる。

4.浜岡の今後

 浜岡は、以下の理由で、世界の約400基の原発の中でも著しく危険性の高い原発である。よって、早急に永久停止をしなければならない。

① 30年以内に必ず発生する南海トラフ巨大地震の発生予測場所近傍にある

② 発電所の地下に複数の活断層がある(このため、原子炉が海側に配置)

③ 遠浅で、海水取水管が600ⅿもあり、地震に弱い

④ 立地場所が日本の中心地にあり、事故時に、日本の基幹道路・鉄道・空路などの経済動脈の使用禁止による影響が計り知れない

⑤ 被害想定額は、日本の国家予算と等しい100兆円超、と予測できる

5.おわりに

 福島第一原発事故は人類史上最悪の原発事故であった。ドイツは、2011年6月の段階で、2022年までに原発の全廃を決定した。その後スイス、イタリアなどが追随した。日本は当事者であるが、いまだ原発推進国である。日本の義務は「事故を2度と起こさない」こと。

「危機こそチャンス」である。自然エネルギー開発への先導者となって、結果的に世界の核兵器の廃絶につながるエネルギー大変換を遂げ、21世紀の世界モデルを創り、「原発永久停止」を50年後の孫たちへ誇れる最大の贈り物としよう。

11月10日(日)第4回浜岡原発見学ツアー「廃炉と産廃施設を考える」

第4回浜岡原発見学ツアー

~廃炉と産廃施設を考える~

実施日時  :11月10日(日) 午前7時半集合
集合場所  : JR八王子駅南口みずほ銀行前(地図参照クリック
       午前8時八王子出発 午後7時ごろ八王子帰着予定
参加費   : 7000円、学生割引3000円、就学前児童無料
見学予定場所: 浜岡原発PR館・防潮堤・研修センター
現地案内人 : 伊藤実さん・伊藤眞砂子さん他

皆様、申込をたくさんいただき定員に達しました。ありがとうございました。

 八王子からわずか160km、世界一危険と言われる中部電力浜岡原子力発電所は、東南海地震の危険性が叫ばれる遠州灘を背に、岩層の上に、まさに上の楼閣のように建っています。その敷地内には縦横に活断層が走り、6564体にも及ぶ使用済み核燃料棒も保管されています。
 ハカルワカル広場での浜岡原発見学も今回で4回目となります。廃炉に向かう 1,2 号機の問題と共に、今町をゆるがしているのは大型産廃施設の建設計画です。切っても切り離せない 2 つの問題を、現地の方々と情報交換して共有したいと思っています。原発廃炉後の町の姿を共に考えていきたいと思います。

主  催  : 八王子市民放射能測定室 ハカルワカル広場
問い合わせ : 電話 042-686-0820  メール hachisoku@gmail.com
ホームページ: http://hachisoku.org/

第4回浜岡原発見学ツアー チラシダウンロード