今年のハカルワカル映画会は1987年製作のドイツ(当時は西ドイツ)映画『核分裂過程』を上映いたします。毎回、一般公開されていない、隠れた名作を上映すると好評をいただいているハカルワカル映画会。今回は『再処理工場建設を止めた南ドイツの村人たちの記録――核分裂過程』を上映します。ドイツの政策を脱原発へと転換させるきっかけとなったヴァッカースドルフ村の闘いを描いたドキュメンタリー作品です。ぜひご覧ください!
【記】
上映映画タイトル:『核分裂過程』〜再処理工場を止めた人々
原題 “SPALTPROZESSE” 1987年 西ドイツ 95分
日時:11月29日(日)開場13:00
映画上映前にワークショップあり(自由参加)13:00〜13:45
ワークショップ①「放射能測定について」
ワークショップ②「電力自由化&ソーラークッカーについて」
映画上映開始 14:00〜 (終了後に意見交流会を予定 16:15頃終了予定)
場所:北野市民センターホール(きたのタウンビル8F)(京王線北野駅下車徒歩3分)
会場案内図(下のリンクをクリック)
http://www.hachiojibunka.or.jp/center/kitano/map.pdf
入場料:前売り 800円 当日 1000円(障害のある方、高校生以下無料)
託児あり:10日前までにハカルワカル広場(電話042-686-0820)まで、ご相談ください。
上映会ボランティアスタッフ募集中!
ハカルワカル広場では、現在、上映会のボランティアスタッフを募集中です。
興味のある方は、このフォームに必要事項をご記入下さい。
後ほど、こちらから詳しい内容を折り返しお伝えいたします。
チケットのお求め方法:ハカルワカル広場で販売中ですが、お電話(042-686-0820)でも前売券をお申し込みになれます。
(当日、前売り券を会場でお渡しします。そこで代金をお払いください)
(注:11月28日の午後3時をもって前売り券の申込みは締め切ります。当日券をお求めください)
11月26日(木)の東京新聞朝刊多摩版で紹介されました!!!
『核分裂過程』公式ホームページはこちら
http://www.bekkoame.ne.jp/ha/kook/sub1.html
ドイツ版予告編(ドイツ語のみ)
測定室でボランティアをされてる方の知人でドイツ語を理解できる方が、ドイツ語版予告編の一部を日本語に訳してくださいましたので、以下に紹介します。
他の部分もお知りになりたい方は、是非、11月29日のハカルワカル映画会にお越しください。この予告編で紹介されている部分は、本編に全て含まれています。
バイエルン州政府は、80年代初めに核燃料再処理工場を計画したとき、カトリック(保守的)で当局に従順な南部の住民がまさか反対に立ち上がるとは思っていなかった。(弾圧される過程で民主主義とは何かを考えるようになり、チェルノブイリを経て、いろんな人たちが反対運動に参加するようになり、1989年に中止に追い込まれた) 核分裂が村分裂を引き起こした。
バイエルン州政府当局の責任者(シュトラウス首相)「ヴァッカースドルフで起こっている衝突は、核エネルギーに賛成・反対の問題でもなければ、民主主義社会における賛成・反対のデモの自由の問題でもない。暴力的で犯罪的な共産主義的・無政府主義的集団が、その3~4倍の共謀者を隠れ蓑にして、その上、さらにその周囲に女・子どもをタテに市民戦争を仕掛けてきている。国家体制を笑いものにして、自分たちが主人になって事を起こそうとしている」
「警官の人と話したら、『あんたはまともだけど、前線にいる連中は、柵を壊す等とんでもない破壊的な連中で、平和的なデモ隊とは言えない』と言ったので、その様に判断するんだったら、私たちがまえに行こうじゃないの。あの柵に私だって何をするかわかりませんよ」
「もはや生活や健康への脅威などを越えて住民の意思を無視して自分たちの意向を通そうとする体制の問題。彼らは警察をまえに押し出して、自分たちはその背後に隠れている」
11月26日の東京新聞に、「核分裂過程」のことが紹介されました。
写真付きで大きく取り上げてくれました。うれしいです!その記事は後でこのページにアップしてもらいます。ぜひ、この映画を見に来てください!
昨日、「核分裂過程」の映画会、無事終了しました。200名近くの方にご来場いただき「とてもいい映画だった」、「今の日本の状況そっくり!」、「脱原発をするには、どうすればいいか、勇気をもらった」と口々に言っておられました。
皆様のご支援で、本当にいい映画会にできました。ハカルワカル一同、感謝いたします!