賛同署名にご協力くださった皆様
まず、賛同署名の総計は1627筆でした! わずか1か月足らずの短期間にこれだけの署名が集められたこと、ひとえに皆様の温かいご協力のお陰です! 心より感謝いたします!本当にありがとうございました!(速達を含む郵送や、持参で、続々と毎日送ってくださいました!温かいコメントも添えられていました!)
そして、請願を2月19日に提出し、第一次賛同署名を3月1日に(584筆)、追加署名を3月14日に(1043筆)提出しました。
そして、昨日3月15日、八王子市議会の厚生委員会にて審議されました。「安定ヨウ素剤を全市民に配布してください」という請願でしたが、審議の結果、不採択でした。議員から、「請願の趣旨は理解できるが反対です」と理解に苦しむ意見陳述がされました。自民、公明、市民クラブの5名が反対、ネット、共産党の2名が賛成でした。
甲状腺がんの予防薬としての安定ヨウ素剤は副作用がほとんどなく、また非常に安価(1錠5円で大人〈13歳以上〉で2錠、子供〈13歳以下~3歳で〉1錠服用する)です。子どもの命を守るための請願に超党派での採択がなされなかったことは本当に残念でした。
反対理由は明確ではありませんが、「国の指針を超えることはできない」ということもあるかと思います。市の見解を求められると、市の保健課長が「国の指針では、5キロ圏内に配布し、30キロ圏内は自治体に備蓄、である。また服用は国の指示を受けて飲む」と答弁しました。
私達は、国の指示を受けるのを待つのでは間に合わなかったことを福島原発事故で学びました。それ故、個々人が携帯し(幼児以外は)、事故があったら自分の判断で飲むことをお勧めしています。当然、市にはそのように提案しています。
今回の請願で反省すべき点も多々ありました。署名を集める期間が短かったこと(せめて3か月、半年にすべきでした)、会員さんを中心に集めさせてもらいましたが、各自でダウンロード、印刷までお願いしたこと、それ故郵送までお願いしたことなど、ご負担をおかけしたことです。
また、署名を集める過程で気づいた良い点もありました。署名をしてもらうときに、「なぜヨウ素剤が必要か」の話から「原発があるからだ」となり、「命を危険にさらす原発より、自然エネルギーがよい」という話にもなる。そういう話のきっかけにもなる署名活動でした。また、生協をはじめとする多様な市民団体の方々とも連携を深めることができました。
私達が初めて取り組んだ請願でしたが、反省すべき課題と取り組むべき方向も見えてきました。そして何よりもハカルワカル広場が会員の皆さまの温かいご協力・ご支援で成り立っていると再認識できたことでした。
残念な結果でしたが、ご協力ありがとうございました!これからもハカルワカル広場は脱原発を目指し、活動を続けて参ります。今後ともご支援ご協力をよろしくお願い致します!
ご報告まで
ハカルワカル広場
共同代表・西田照子
2019.3.16