ボランティア測定スタッフのYukinoさんが、測定室隣のフリースペースを使って映画の上映会を行います。この上映会でいただいた参加費は、経費を差し引いた分をハカルワカル広場にカンパしてくださるとのことです。このような「測定室応援イベント」は本当にありがたいです。
以下、映画の詳細です。是非多くの方にお越しいただければと思います♪
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「シェーナウの想い」上映会@ハカルワカル広場
3. 11以降私たちは、どう暮らすのか?子どもたちをどう守るのか?というテーマに向き合わざるをえなくなりました。
ピンチをチャンスに変え、地域でつながり助け合い越えていく、そんなビジョンを描くために、私たちに力を与えてくれる映画を上映します。
たくさんの方々とつながり、より良い未来を描きたいと私たちは願っています。どうぞご参加ください。
■シェーナウの想い
この映画は、ドイツ南西部の小さな街シェーナウ市(人口2500人)の住民グループが、
チェルノブイリ原発事故をきっかけに「自然エネルギー社会をこどもたちに」という
想いから、ドイツ史上初の「市民の市民による市民のための」電力会社を誕生させる
までの軌跡をたどるドキュメンタリーです。(62分)
http://www.youtube.com/watch?v=KD_2CAAA9gs&feature=related
●日時:2012年5月19日(土)
●場所:八王子市民測定室「ハカルワカル広場」にて
●プログラム:
9:30 受け付け開始
10:00 上映開始(上映時間1時間1分)
11:05 エネルギーに関するレクチャーbyリプトンさん
11:30 休憩10分
11:40 意見交換(ワールドカフェ)
12:40 終了
※お昼ご飯持ち込み自由。
プログラム終了後軽食を取りながら歓談できます。
●参加費(資料代+測定室へのカンパ)500円です。
●保育あります。
小さなお子様連れの方は別室で託児を受けつけています。
申し込み時にお申し込み下さい。
離れられない小さいお子さんは、会場に同伴可能です。
お昼にかかるプログラムですので、こどものおやつ、
軽食をご持参ください。
●お申し込みはこちらから
http://kokucheese.com/event/index/36284/
●主催:トランジションタウン高尾
トランジションタウンたま
●問い合せ
Mail : inawai@s6.dion.ne.jp (縄井)
「やれば、あそこまでできるのだなぁー」と思わせてくれる、元気の出る映画でした。
地域社会の中での市民運動というのは、歯車がかみ合うと私たちの想像している以上の力を発揮できるものなんですね。私たちは、きっとそれをとても過小評価してしまっていて、最初からあきらめてしまっているところがたくさんあるのだと思います。
シェーナウでは、「どうしてあのようにうまく歯車をかみ合わせることができたのか」、「歯車がはずれそうになった時にはどうしたのか」その辺の苦労話まで見えたらもっとよかったとは思うのですが、1時間の映画にそこまで期待するのは無理かもしれません。
最後に自分たちの電力会社ができた後、それまでに二分されて対立してきた住民たちが協力してプロジェクトに参加し始めたということが語られていました。住民たちでやれるレベルの共同作業、それは人々の間にできた対立の溝も埋めていくことができるのですね。人々を金の力で引き裂いて、その溝をいつまでも埋められない原発建設がいかに破壊的プロジェクトであるかということだろうと思います。
シェーナウと同じように電力会社を作ることは無理だろうと思います。でも、「地域社会が何か事業を起こして、そこから社会を変えていける」、そこへの希望と楽観主義をシェーナウの人たちと共有することはできます。
「自分たちの未来は自分たちで作ることができるんだよ」と言えるようになることも夢ではない、とそう思えてきます。
思っただけではダメで、それに向けての第一歩を行動ですね。
測定室がそういう熱い思いを語れる場所になって、第一歩の出発点になってくれればいいと思います。
地域社会を変えられる、そんな気持ちにさせてくれる元気の出る映画だったんですね。見れなくて、本当に残念でした! またの機会を待つことにします。少しでも足元の現実を変えたい、それが測定室運動の願いでもあります! ドイツ人の友達がいますが、その人は教師でありながら、風力発電の風車を売る仕事もしています。もちろん、原発反対の立場から始めたようですが。その上、小さな村の議員でもある、、、(議員はボランティアワーク)。自分の村は自分たちで作ると言うのは、シェーナウに限らず、ドイツの人たちの共通した思いなんですね。みんながそういう気持ちになったら社会は変わる、変えられる、、、のですね。二宮さんが言われるように、私たちは、諦めているところがありますよね。あまりに壁が高すぎて、、、、でお諦めないで行きたいですね。
(西田照子)