参加していただいたみなさん、スタッフのみなさん他ご協力いただいたみなさん、お疲れさんでした。
おかげさまで、初めての取り組みとしては大成功と言える内容だったと思います。
お天気が今の時期としてはベスト、すなわち蒸し暑いのはしょうがないとして、雨には降られず厳しい日差しに晒されることもない、という状況で実施できたのはなによりでした。
2チームに分かれての測定の結果は以下のようでした。
Aチーム(結果表左側の黒字記入)が使った測定機:テクノエーピーTC200S
Bチーム(結果表右側の青字記入)が使った測定機:テクノエーピーTC300S
雨どいの下など、一度除染は済ませているのに、再度また濃縮してしまっているのがわかります。
本堂階段下は気がついきにくいホットスポットでした。雨水の流れ跡を注意深く観察すれば多少は察しがついたかもしれませんが、測ってみないとなかなか気が付きにく場所だと言えるでしょう。
0.05〜0.08uSv/h程度の範囲が一般的な場所と思われる汚染値で、一部御影石の影響と思われる高い数字もありますが、ほとんどの高い数値は福島原発事故由来セシウムの影響だと言えるでしょう。
参加した子どもたちに測定、まとめの表作り、測定結果の発表などを実際にやってもらうことができたのがとてもよかったです。
ここで興味をもってくれた子どもたちが、「これらの数字の持つ意味をもう少し深く理解したい」と思ってくれれば、今回の成果は非常に大きいでしょう。
もっとたくさんの子どもたちに参加してもらえるイベントを目指して、また第二回目を企画したいと思っていますのでみなさんよろしくお願いします。
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(鵜飼追記)
僕の方で撮った写真を追加しました。
最後に参加してくれた皆さんで、一緒に集合写真を撮っておくべきでした。:(
2回目の際には、そうしたいと思います。(鵜飼)
結果をスプレッドシートに書いて見ました。
https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0AmA6-2fM0q0vdGVFZE55RFJuMVdZSi1wcHZrdXBtZ2c&usp=sharing
地表/1mの比率が2以上を薄い赤、1.5以上を薄い黄色にしています。
逆にこの比率が1以下のところを薄い青にしています。
これを見て一つ気がつくことは、Aチームの15とBチームの14はほぼ同じところを測定しているのだと思いますが、地表の測定値がそれほど大きくないのに1mとの比率が大きいです。おそらくここの土壌の汚染は地表面の測定値が0.1程度という割には少し高い目でしょう。
地表面と1mの両方のデータをとることで、こういうことにも気がつくことができます。
お墓4段目排水口下というのは
http://hachisoku.org/blog/wp-content/uploads/2013/07/IMGA0551.jpg
この写真の様な排水口の下のことだろうと思います。
私もここは少し高いのではないかと思ったのですが、意外に高くなかったですね。
下の土が固そうでかつ少し傾斜があるようだったので、雨水が表面をあっという間に流れ去ってしまう状況だったのかもしれません。排水口下といっても下の状況によって汚染状況はかなり変化するようです。
イベントお疲れさまでした。
準備や当日の運営などスタッフ皆さんの労力の賜物と思います。
この報告内容はtwitterと市民測定所FBにアップしておきました。
本堂前階段下の砂利混じり土を測定室で測定した結果がでています。
2400Bq/kgでスペクトルは以下です。
http://yoyaku.hachisoku.org/spectrum/show_spectrum.cgi?fdir=d2012&fnum=2158
私はもう少し高く4000くらいいくのではないかと思っていたのですが、ちょっと低い目でした。
こういう場合、表面にある砂利がどう作用するのかちょっと気になるところです。
砂利にも吸着していると思いますが、表面積が土の粒子より小さい分だけ単位質量あたりの吸着量は少なくなる気はするのですが、以前砂利だけ測った時、それなりに土と同じレベルの汚染があった様な覚えがあるので、一概には言えないかもしれません。
その場でこの数値がわかると面白いので、次回はANNAを持っていくことを考えてみたいです。
写真追加しました。