今日、壁についた苔をはがし取ってきた検体から1500Bq/kg程度出ています。かなり高い数値なわけですが、だいたい3m2(平方メートル)くらいの領域の苔をはがしてきたということですから、平方メートルあたりにすると500Bq程度ということになります。 一方、そのへんの公園の土は100Bq/kgはたいていあるわけですから、65倍の計算式によれば6500Bq/m2となります。平米あたりにすると、桁違いに地面の方が高いです。ですから、その苔のある壁のそばが特別危ないというわけではないでしょう。 でも、壁にそんなものがくっついているというのは気持ちのいいものではありませんね。 返信
今日測った八王子ブルーベリー(12090706)が非常に微妙な感じの結果が出ています。残念ながら後ろに時間がなくて延長測定はできなかったようです。 これのスペクトルの一部を拡大してみてみましょう。 http://yoyaku.hachisoku.org/spectrum/show_spectrum.cgi?fdir=d2012&fnum=953,0&spoint=50&epoint=150 605あたりが少し膨らんで、その上で沈んでいるのですが、662のところでまた微妙に膨らんでいます。796はないように見えるのですが、そのわずか手前の780くらいにまた微妙な気になるふくらみがあります。 もう少し時間延長して測らないと、これでは「検出」と言うのは難しいという感じがします。しかし、はっきり「不検出」と言うには少し怪しさがありすぎる感じです。 ひょっとしたら一桁ベクレル/kgがあるのかもしれないという感じがします。どちらかはっきり言えといわれれば「不検出」を取るとは思いますが。 返信
12090401の測定(茨城産米ぬか)で合算で39Bq/kg検出されています。 http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/b_taisaku/111219.html 農林水産省のこのページの情報によると、 原料に用いた玄米の放射性セシウム濃度(調査結果)×加工係数(8)=米ぬかの放射性セシウム濃度(推計値) となっています。 この8という係数がどこまで信頼できるのか、という点については不明ですが、一応参考にはなります。 この式にたよると、この米ぬかの元の玄米は5Bq/kg程度ということで、測定室の測定では限界値以下になって不検出になる汚染度合いです。 お米の微量な汚染を調べるには米ぬかを測るという手段が使えそうです。 返信
米ぬか1kg(1000ccではありません)はどの程度の玄米が必要か,という事で調べてみました.大体ですが10%程が糠になるという事ですので10kg程(より多めになると思いますが)の玄米があれば1リットルマリネリ容器で測定出来そうです. 比重が0.4程なので実際はもっと少ない重量の玄米があれば測定出来そうな気がします.同時に玄米:糠の比が分かる測定になると良いと思います. 「米の比重と糠の比重を教えてください」 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1092630.html 返信
こちらの記事によると、汚染された米糠から漬物への移行率が9割とか。 http://news.nifty.com/cs/item/detail/wh-20120705-20120705_008524/1.htm ちょっと信じられないのですが、どうなんでしょうか? 返信
昨日のエアフィルター(12091004)は、前回のお茶会の時に私が話をした( http://goo.gl/l3iJT )85Bq/kgだったエアーフィルターと同じ装置の、さらに内側の匂いなどを吸着させるフィルターでした。 今回の測定では不検出でした。 これを考えると、セシウムは埃用のフィルターにはかなり吸着されているけど匂い用のフィルターにはそれほど吸着されていないということになります。 埃用をどの程度通り抜けたのかが不明ですから、必ずしも匂い用のフィルターには吸着しにくいということにはならないとは思います。匂い用のフィルターからもたくさん検出されると、前回のお茶会で計算してみた話も見直す必要があるところでしたが、一応それはしなくてもいいようです。 返信
昨日は3.11直後の3月の終わりか4月の始めころに採取した水道水も測定しました。12091005,12091006の測定です。 「これは出てくる可能性がかなりある」と思ったのですが、結果は不検出でした。あのころ、埼玉の方や多摩の方は使用制限が出なかったはずだと思いますから、もとも汚染が低いレベルだったのかもしれません。単に採取したタイミングがひどかった時からずれていた可能性もあります。 とにかく埼玉の方であの時期に平気で水道水を使っていた人たちには、少し安心できる結果となりました。 返信
今日の長崎県の砂や土(12091202~12091204)はかなり自然放射能が強く、全てでセシウムを誤検出してしまっています。 * カリウムが強く出ている時にCs137は不検出、Cs134は検出 この場合はほぼ100%に近く誤検出と見ていいようです。ソフトウェアがバージョンアップされてから目立つようになった誤検出です。 * ビスマス214、タリウム208などの影響でCs137を誤検出 これは、注意深くスペクトルを見ればわかります。650keVくらいまでにスペクトルの盛り上がりが下がっていて、Cs137の662keVあたりでは何もないように見えるのが特徴です。 この両方が合わさる場合などは、Cs137,Cs134ともに検出という場合でも、誤検出ということがあります。12091204がその例です。 返信
本日測定した柚子(12092403)は、昨年測定した時は45Bq/kgあったそうです。今回の測定では不検出でした。一桁ベクレルで検出できない分がまだあるかもしれませんが昨年に比べるとかなり減ったということのようです。 柚子をたくさん栽培しておられる農家の方でしたから、セシウムが減るように剪定したりいろいろ努力をしたということもあるでしょうが、2年目で大きく汚染値が減るということは多くのみなさんにとってグッドニュースでしょう。 引き続き柑橘類には注目していきたいです。 返信
去年の柚子を測られたのと同じ方なんですね。がっかりされていたのを覚えているので、1年後のものがこんなにもセシウムが減って、不検出とは! 農家の方に勇気きを与えるグッドニューズですね! 継続して測定して行くことが重要ですねl 返信
12092504、小田原産みかんが不検出で、スペクトルを見てもセシウムの気配はないです。神奈川の去年産の冷凍みかんが問題になった時10Bq/kg前後でしたから、今年産では見えなくなるレベルになっているというのは不思議ではないです。 12092502で再びタンポポ酒です。今度は青梅産タンポポのみで作ったタンポポ酒ということです。 12081707(宮ヶ瀬産を含む)の時のスペクトルと重ねてみます。 http://yoyaku.hachisoku.org/spectrum/show_spectrum.cgi?fdir=d2012&fnum=1019,853 赤線の12081707(宮ヶ瀬産を含む)のスペクトルの方が600台で少し上にあります。その微妙な違いで前回は検出、今回は不検出となったようです。 この程度の違いで前回のタンポポ酒の方が汚染が大きかったと断定するのは難しいところです。もっと長時間測定にかけてみないとなんとも言えません。 今回の12092502の測定では不検出ではあるのですが、これもスペクトルを見ると微妙にあるような気配はあります。 おちょこで数杯飲む程度で薬用効果が得られるというのであれば、その薬用効果を選択する方を、私ならとります。もちろん、せっかくのタンポポ酒をセシウムで汚してくれた原発、東京電力、原子力ムラ、等々に対する怒りを一緒に飲み込むことになるでしょうが。 返信
今日、壁についた苔をはがし取ってきた検体から1500Bq/kg程度出ています。かなり高い数値なわけですが、だいたい3m2(平方メートル)くらいの領域の苔をはがしてきたということですから、平方メートルあたりにすると500Bq程度ということになります。
一方、そのへんの公園の土は100Bq/kgはたいていあるわけですから、65倍の計算式によれば6500Bq/m2となります。平米あたりにすると、桁違いに地面の方が高いです。ですから、その苔のある壁のそばが特別危ないというわけではないでしょう。
でも、壁にそんなものがくっついているというのは気持ちのいいものではありませんね。
今日測った八王子ブルーベリー(12090706)が非常に微妙な感じの結果が出ています。残念ながら後ろに時間がなくて延長測定はできなかったようです。
これのスペクトルの一部を拡大してみてみましょう。
http://yoyaku.hachisoku.org/spectrum/show_spectrum.cgi?fdir=d2012&fnum=953,0&spoint=50&epoint=150
605あたりが少し膨らんで、その上で沈んでいるのですが、662のところでまた微妙に膨らんでいます。796はないように見えるのですが、そのわずか手前の780くらいにまた微妙な気になるふくらみがあります。
もう少し時間延長して測らないと、これでは「検出」と言うのは難しいという感じがします。しかし、はっきり「不検出」と言うには少し怪しさがありすぎる感じです。
ひょっとしたら一桁ベクレル/kgがあるのかもしれないという感じがします。どちらかはっきり言えといわれれば「不検出」を取るとは思いますが。
12090401の測定(茨城産米ぬか)で合算で39Bq/kg検出されています。
http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/b_taisaku/111219.html
農林水産省のこのページの情報によると、
原料に用いた玄米の放射性セシウム濃度(調査結果)×加工係数(8)=米ぬかの放射性セシウム濃度(推計値)
となっています。
この8という係数がどこまで信頼できるのか、という点については不明ですが、一応参考にはなります。
この式にたよると、この米ぬかの元の玄米は5Bq/kg程度ということで、測定室の測定では限界値以下になって不検出になる汚染度合いです。
お米の微量な汚染を調べるには米ぬかを測るという手段が使えそうです。
米ぬか1kg(1000ccではありません)はどの程度の玄米が必要か,という事で調べてみました.大体ですが10%程が糠になるという事ですので10kg程(より多めになると思いますが)の玄米があれば1リットルマリネリ容器で測定出来そうです.
比重が0.4程なので実際はもっと少ない重量の玄米があれば測定出来そうな気がします.同時に玄米:糠の比が分かる測定になると良いと思います.
「米の比重と糠の比重を教えてください」
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1092630.html
こちらの記事によると、汚染された米糠から漬物への移行率が9割とか。
http://news.nifty.com/cs/item/detail/wh-20120705-20120705_008524/1.htm
ちょっと信じられないのですが、どうなんでしょうか?
昨日のエアフィルター(12091004)は、前回のお茶会の時に私が話をした( http://goo.gl/l3iJT )85Bq/kgだったエアーフィルターと同じ装置の、さらに内側の匂いなどを吸着させるフィルターでした。
今回の測定では不検出でした。
これを考えると、セシウムは埃用のフィルターにはかなり吸着されているけど匂い用のフィルターにはそれほど吸着されていないということになります。
埃用をどの程度通り抜けたのかが不明ですから、必ずしも匂い用のフィルターには吸着しにくいということにはならないとは思います。匂い用のフィルターからもたくさん検出されると、前回のお茶会で計算してみた話も見直す必要があるところでしたが、一応それはしなくてもいいようです。
昨日は3.11直後の3月の終わりか4月の始めころに採取した水道水も測定しました。12091005,12091006の測定です。
「これは出てくる可能性がかなりある」と思ったのですが、結果は不検出でした。あのころ、埼玉の方や多摩の方は使用制限が出なかったはずだと思いますから、もとも汚染が低いレベルだったのかもしれません。単に採取したタイミングがひどかった時からずれていた可能性もあります。
とにかく埼玉の方であの時期に平気で水道水を使っていた人たちには、少し安心できる結果となりました。
今日の長崎県の砂や土(12091202~12091204)はかなり自然放射能が強く、全てでセシウムを誤検出してしまっています。
* カリウムが強く出ている時にCs137は不検出、Cs134は検出
この場合はほぼ100%に近く誤検出と見ていいようです。ソフトウェアがバージョンアップされてから目立つようになった誤検出です。
* ビスマス214、タリウム208などの影響でCs137を誤検出
これは、注意深くスペクトルを見ればわかります。650keVくらいまでにスペクトルの盛り上がりが下がっていて、Cs137の662keVあたりでは何もないように見えるのが特徴です。
この両方が合わさる場合などは、Cs137,Cs134ともに検出という場合でも、誤検出ということがあります。12091204がその例です。
本日測定した柚子(12092403)は、昨年測定した時は45Bq/kgあったそうです。今回の測定では不検出でした。一桁ベクレルで検出できない分がまだあるかもしれませんが昨年に比べるとかなり減ったということのようです。
柚子をたくさん栽培しておられる農家の方でしたから、セシウムが減るように剪定したりいろいろ努力をしたということもあるでしょうが、2年目で大きく汚染値が減るということは多くのみなさんにとってグッドニュースでしょう。
引き続き柑橘類には注目していきたいです。
去年の柚子を測られたのと同じ方なんですね。がっかりされていたのを覚えているので、1年後のものがこんなにもセシウムが減って、不検出とは! 農家の方に勇気きを与えるグッドニューズですね! 継続して測定して行くことが重要ですねl
12092504、小田原産みかんが不検出で、スペクトルを見てもセシウムの気配はないです。神奈川の去年産の冷凍みかんが問題になった時10Bq/kg前後でしたから、今年産では見えなくなるレベルになっているというのは不思議ではないです。
12092502で再びタンポポ酒です。今度は青梅産タンポポのみで作ったタンポポ酒ということです。
12081707(宮ヶ瀬産を含む)の時のスペクトルと重ねてみます。
http://yoyaku.hachisoku.org/spectrum/show_spectrum.cgi?fdir=d2012&fnum=1019,853
赤線の12081707(宮ヶ瀬産を含む)のスペクトルの方が600台で少し上にあります。その微妙な違いで前回は検出、今回は不検出となったようです。
この程度の違いで前回のタンポポ酒の方が汚染が大きかったと断定するのは難しいところです。もっと長時間測定にかけてみないとなんとも言えません。
今回の12092502の測定では不検出ではあるのですが、これもスペクトルを見ると微妙にあるような気配はあります。
おちょこで数杯飲む程度で薬用効果が得られるというのであれば、その薬用効果を選択する方を、私ならとります。もちろん、せっかくのタンポポ酒をセシウムで汚してくれた原発、東京電力、原子力ムラ、等々に対する怒りを一緒に飲み込むことになるでしょうが。